死にたくないので炎上上等! 地球への手がかりを探すSFオタクが、銀河最底辺ダンジョン配信でミームから神話になるまで 作:生駒伊織
あとがき
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
色々あったこの話ですが、これにて終了でございます。
続編は……正直自分でもわかりません。
レオパルドンの名前はこれ以降改訂していきます。
……やっぱりテンプレートから外れたのと、この話自体広いようでいて器が狭くなったのと、なによりレオパルドンが良くなかったなぁ。
後、ミナカはん……正直いいヒロインでは無かったですよね(笑)
ここら辺、連載という事を意識できなかったストーリー構成になったのが良くなかったですよね。
以降はこの作品について、何を思って作成したかとかキャラクターのまとめです。
興味なかったらバックで。
構想
・ここらでいっちょ真面目にエンタメしますか、と思って書いたのが本作。
影の実力者になりたくてとか、最強宇宙船を読んで流行をおさえた……つもりになっていた。
ぜんぜん、全然おさえていないぞ過去の俺よ。
ヒロインがクズなのは、平成敗残兵☆すみれちゃんとかヤバ女が流行だと思ったから。
書いてて楽しかったけど、流行では無かったなと今は思っている。
結構ネックな部分を抱えた作品だった。
ただ一番の敗因は、この話自体がダブル主人公にした為に視点がブレ。娯楽にいたるストーリーラインが散逸してしまった事となり、それが結果的に初動を取り込めずに失敗したのではないかと考えている。
キャラクター
・ミナカ・アラギ
……クズ女である。ヤバ女にすれば面白い絵が撮れると考えたが、どうやら俺の考える面白いは他人が考える面白いと違うらしい。
全体的に意識したのはインフラヒロインである事。
こいつが話のストーリーラインを引っ張っていき、レオパルドンが見せ場を担当するという事を念頭に置いて作ったキャラ。
ただ、こいつの良い所をアピールするのが遅かったなぁと今は考えている。
モチーフの一人は、全裸監督の山田トシ。
22話の雨の別れは、8話で村西とおるに「あんたの為にやったんだぞ、許してくれよおっさん!」と涙ながらに縋るシーンを意識していた。
こいつは最初ヒロインだと思って書いていたが、「ラブコメいらなくないですか?」と校正に言われ、相棒へと関係性のニュアンスが変わった。
・キャストリル
最初は無能な金持ちのお姫様だった。いや、今でもそうかもしれない……ただ一応報連相はちゃんとしてる。
ミナカの対になるキャラとして作り、レオパルドンを巡って相争わせる予定だった。最初は。
振り返ればこのキャラクターの失敗だった点は、キャラクター自体の好奇心がレオパルドンじゃなくてミナカに移った事にある。
最初はざまぁ枠で、痛い目を見るだけのかませ犬だったのに機能不全を起こした女。それがキャストリルである。
22話の雨のシーンで、何故傘をささなかったのかはミナカと同じ視線に立ち、こいつだけがミナカの内心を知ったという意図だったのだが、はたから見れば奇行にしか映らなかった。
人に何かを伝えるってのは難しい。
・ヴァレン
世界観の負の部分。
なんで基礎基礎言ってるかと言うと、「ウィザードって何なのよ?」って聞かれた時にオーソドックスな物を提示する必要があったから。
悪役としては上手く行ったのかな……これ。
こいつにシーンを裂き過ぎたのは今考えると失敗だったかもしれない。
……今だから言うが、こいつとミナカは最初親子でも何でもなかった。後付けである。
・パイセン
考えた当初は使い捨てキャラだった。フィアナはフィアナで別にもう一人いた。
ただ彼女の運の尽きは、登場人物の過積載を意識したからである。
最初はミナカが伝手を通じて、仲間やら宇宙船やらを手に入れて世界観を紹介する流れだったが、そんな事すればストーリーが間延びする。
だから生まれた問題の集約化の為、様々な都合を押し付けられたのがこの女である。
そしてこの問題はフィールド・モジュレーターがアクションの都合で次々機能を追加されハイスペック化、かつアナライズガンの発生によりインフレを起こす。
結果、たかが地方惑星のメカニックが超ハイスペックになった。
そして後述のキナイが誕生し、このままじゃ止められないと思った結果。魔改造されたのが今のパイセン。
作者の都合でレズにされ、ハイスペックにされ、最終的にフィアナにされた女。
・キナイ
最初はミナカに絡む元仲間のチンピラAで、ヴァレンに殺される役だった。エルフでー、短髪でー、長身の俺女ー、……とここまで考えたは良かったが問題が一つ発生する。
可愛くない。
致命的に可愛くない。
可愛くないのを書きたくない。
結果、魔改造された結果が今のこいつである。
虚爆掌は鬼哭街やら銃夢やらで、●●掌って技持ちが多かったから。
こいつが出ちゃった為に、ヴァレンのストーリーが更に肥大化してしまう羽目になった。こいつの被害は作者的にも凄まじく、「……どうやって収拾付けるんだよ」と悩んだ挙句、これを止める為にテコ入れでフィアナがパイセンに統合された。
本当なら、パイセンはミナカをさらわれる巻き添えで死亡。エピローグでフィアナが登場し、綺麗なパワハラ企業の教育部の人みたいな事になる筈だった。
・胴体が蛇の女アンドロイド
キナイに役割の大半を食われた人。本当はこいつがストーリーに出まくる予定だった。
ヴァレンのストーリー肥大化の為、削った結果影が薄く。後、こいつ量子フェージング使うから戦闘シーン書くのに非常に苦労した。
本当はレオパルドンはヴァレン戦で構えの伏線を回収するつもりだったのだが、もうあの時点で戦闘描写が過積載となったので、こいつで回収する羽目に。
29話で中身を書いたが、その時まで中のデザインを考えておらず、結果生まれたのがアレ。
ファンタジーすぎるだろ。
・レオパルドン
主人公の片割れ。
これから名前の変わる人。
前作が一つの武器を頂点に戦うのを書ききったから、今回は複数の武器を使い捨てにする極地を書こうと思った。
個人的にエネルギー付与というのは色んな絵が書けるから気に入ってる。
突き詰めていけば、異世界転生に酔えなかった人。
それまでの生活を本当に捨てられ、第二の人生を楽しめられるのか?
今まで現代日本で生きていたのに、正義や大義の為に殺人を犯せるのか。
俺はノーだと思っている。
しかし、自分ならこうしたいという夢を見せるのが異世界転生系の醍醐味だと思うので、このキャラクター像は失敗だったなぁ。
次作の主人公は、もっと快楽的な人にしようと思う。
こいつが実際の作品名を口にするのは、チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』の手法から。ありえない状況で現実の物を出しリアリティを与える技術。
総括
正直に言えば、やってみたけどダメだった作品だったと思っている。
製作者としては今できる技術の全てをつぎ込んだ作品であり、この作品には未練はあるが、商業を狙う上では失敗だった。
しかし、この経験を活かして次はもっとエンタメに特化した作品を作ろうと思う。
改めて、ここまで読んでいただきありがとうございました。
次はR18指定になりますので、もしご興味があればめくってやってください。