超かぐや姫!にくっそくっそ超超超脳が焼かれたため執筆したくなりなんとか自分の中の語彙力をフル活用しました。
「ウルフ! ナイス~~」
「ヤチヨちゃんこそ」
「どうしたらそんなエイムよく打てるの~~」
「練習しまくっただけですよ」
眼の下に円底フラスコのような涙を揺らしているのは一億人、日本人口のほとんどが利用しているツクヨミの管理者兼AIライバーの月見ヤチヨである。歌って踊れて分身もできる8000歳という設定が一応ある。そしてこのヤチヨの話しているのがヤチヨ公認のライバーであり、プロゲーマー羽衣ウルフである。
一年前に突如として登場し、高いゲーム力でツクヨミ内でも人気が高いライバー。
圧倒的なエイム精度と判断速度で瞬く間に上位ランクへ駆け上がり、今では神のような存在となっている。動画配信は他ライバーと比べると少なく、ツクヨミ内で出会うことがあまりできない。だからこそ、その実力と希少性は都市伝説のように語られ、さらに価値を上げている。
そんな彼女たちが何をしているのかというとツクヨミ内で出来るKASSENなどのマップにバグや修正点がないのか。プレイしていて不便に思うところがないのか。不具合がないか。というのを確認する仕事をしていた。所謂、ゲームデバッカーというやつである。
「ヤチヨちゃん、このステージはバグはなさそうですね。次行きますよ」
「りょー」
短いやり取りのあと、ヤチヨの操作でKASSEN用のマッチングが切り替わる。今回は広い草原をメインとしたステージらしい。
「ってかヤチヨちゃん、最近気づいたんですけど」
「なに~~?」
「ヤチヨちゃん、分身できるならそれで全部やればいいんじゃないすか?ってかそもそもAIだし私いなくてもよくないですか?」
画面の向こうで、ヤチヨが一瞬だけ固まるのを私は見逃さなかった。ゲーマーは少しの違和感すら見逃してはいけない存在なのだ。そう強いまなざしをヤチヨに向けると、ヤチヨは少し笑いながら答えていた。
「やっちょも最初はそうやってたけどね~」
「今はね、他の人の意見も見たいなって思ってるの。ウルフが嫌ならやめてもいいんだよ~~?」
「いや、全然私はいいんですけど。 単純作業って好きだし…」
私は淡々と答えた。バクがないか手に染みている作業をこなしながら、ヤチヨもヤチヨで広いマップ内にバグがないか細かく確認していた。呼吸をするようにこれも彼女の日常の一部となっている。そんな彼方を見るような眼はマップ内を四方八方、画面の恥から端まで見ていた。
「いや、まあお金とか、いいのかなって思って」
その言葉に、ヤチヨは少しだけ声のトーンを落とした。ツクヨミは多くの人の心を動かせば運営から『ふじゅ〜』と呼ばれる仮想通貨を貰え、更には現実生活でも通貨として使用できる。ウルフはヤチヨから結構多くのふじゅ~をもらっており毎回銀行口座のアプリを開くのが怖いほどでもある。
「まあさバイトだと思って気軽にやってよ~ヤチヨはこの仕事好きだよ?ウルフと話せるのも好きだし……」
一拍置いて、続ける。
「ヤチヨの知らないこと、教えてくれるから」
「ヤチヨさんの知らないことってなくないですか? AIだし。ライバーだし」
「そりゃあるよ」
「そうなんですね。あ、ヤチヨちゃんこっち168秒間ぶつかると空に飛びます。」
「……おっけ、こっちで修正しとくね。ありがと~~」
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今は昔...あれれ?では、なくて? 超未来だったり?いやいや大昔でも 超未来でもなくて~ 今とあんまり変わらない 少しだけ未来の世界
_____ 破天荒のお姫様とそれに巻き込まれる才女、そしてまたそれに巻き込まれる女の子のお話
「お姉ちゃん、」
どんどん、どん、どん、どん、とリズムよくたたく少女の名は酒寄潤葉。プロゲーマーであり、ツクヨミの人気ライバー羽衣ウルフの中の人でもある。
「どちら様で、、え?は?潤葉?なんでこんなとこいるのよ」
どして家の中から出てきたのは私の姉の彩葉である。成績優秀、文武両道。すべての科目でオール10をたたき出し、自力で学費と生活費を稼ぎだすまさに超人JKである。
「お母さんと進路で喧嘩した。もうあの家で過ごすの無理。家出計画。貯めてた貯金で東京にGO!今ここ」
「はい、簡潔に教えてくれてどうも、とりあえず入りな」
「ん、お邪魔します」
「私勉強してるから、」
そういうと私は畳まれていた布団の上に転がると窓から煌めく太陽に目を窄めていた。ほぼ学校に行かず、部屋に閉じこもっていた私にとっては光というものはそれ以上にまぶしいも度などないものだと思っている。そんな私は勉強しているお姉ちゃんを横目に話しかけた。
「お姉ちゃんはさ、今楽しい?幸せ?」
「そりゃヤチヨがいるのだもの!幸せじゃなきゃ!!」
勉強をしながらつぶやくお姉ちゃんをみて、私は頭の中でヤチヨのことを思い出していた。ライバーとして、ゲーマーとしてそれなりに充実してたとある日、たまたま募集していたゲームデバッカーの求人になんとなく応募したら当たってしまい、それからの中ではあるが随分と仲良くしてくれたと思う。
「ヤチヨかぁ~」
ぽつりと呟いたあと、もう一度部屋の中をぐるりと見回した。生活感の薄い部屋。最低限の家具。机の上にはノートと参考書に大量のエナジードリンク。そして開きっぱなしのタブレット。そこに写るのはお姉ちゃんの最推しである月見ヤチヨ。私が先日仕事を共にしたAIである。
「ほんと、相変わらず好きだね」
「もちろん!ヤチヨは最&高」
「古っ、」
「古くて結構」
軽い笑いのあと、私のスマホが震えた。電話のようで立ち上がると「はい、酒寄です」と外行の声に変っていた。なんだかお母さんみたいだなーとか思いながら、ポッケに入っていたスマホを取り出すと、いつもの癖で旧ツクッターに入ってしまっていた。その時、ツクヨミからの定期アップデートとヤチヨと一緒に調べたKASSENの新ステージのツイートをみて、お母さんと喧嘩してから数日間放っておいていたツクヨミの存在を思い出した。
「ツクヨミさすがに入らないとなぁ」
ぼそっとつぶやきスマホの画面から目を離すと、電話を終えたのか布団に転がっていた私を睨む形で見下ろしていた。
「ツクヨミって、あんた学校は?」
「そもそも二年は行ってない、不登校ってやつ、お母さんもあきらめてる。ってか高校は何れ東京に行こうと思ってたから」
「はぁ、私がこっちに来た時から?なんでなん…って何言っても無駄そうね。とりあえず私バイト行ってくるから」
「なんで」
「今日入ってた人体調不良で代打。人足りない。ってか私が行かないとバイト先回らないから。」
「お姉ちゃん、昔っからそんな感じじゃん。私がおらんと~とか、ちょっと自分を犠牲にしすぎやで。お兄ちゃんが言うてた、お姉ちゃんが譲れへんもんがあるんもわかるけど、せやけど、もうちょっと自分を大事にしてや。」
「しょうがないでしょ?私が決めたもんあんたには関係ないから。私の考え、勝手に押し付けんといて。じゃいってくるから」
「…いってらっしゃい」
少し怒っているようで悲しいような声で別れた瞬間を私は、頭の中で何度も、何度もループしてその場でぼーっとしていた。目をつぶると久しぶりにお姉ちゃんにあったからのか少し昔の記憶が舞い降りてきた。
姉の彩葉は、なんでもため込んでしまうことが多い、と私は思っている。二つしか変わらない年の姉なため、八つ離れている兄より身近な存在だった。登下校も同じで、昼休みも共にいたため、学校では「酒寄姉妹」と一つに括られていたことは少なくなかった。そうすると、学校での姉も意図せず知ってしまうことがあった。なわとびがブームになった際、お姉ちゃんがなんとか手に入れた縄跳びをクラスメイトに貸してと言われたらお姉ちゃんはなにも躊躇もなく渡してしまっていた。その時も「私じゃなくてあの子のほうが楽しそうに遊ぶし、」と自分が劣っているように私に説明してきた。その一言で渡してしまうほどお姉ちゃんの努力はうすいものだったのか、と絶望したような気持ちを今でも私は覚えている。お遊戯会で主役を勝ち取ったが、クラスメイトに譲ったことを母親に怒られ、兄が仲介にはいったことは昨日のことのように覚えていている。
しかし、劣っているような言い方をしているが、この時からお姉ちゃんは勉学でも、運動面でも優れており、もちろん顔もかわいく、男子からモテていた。
正に才色兼備、文武両道。学校からの評判とてもよく、ご近所さんからは毎回合うと褒められるほどだった。
妹の私はいたって平凡。顔は親譲りで美人に育った、すこし理数が苦手な普通の女の子だった。
が、姉がすごすぎるあまりに比べられることも少なくなかった。そりゃそうだ。お姉ちゃんは幼いころから血の滲む努力をしていて、、と思うしか私は心を保つことができなかった。
兄が急に東京に入き、姉が東京の高校に合格し、家出半分で実家を出ると狭いように感じていた家が、どっと広く感じてしまっていた。そして、母の怒りを止めてくれる人(?)も誰もいなくなってしまっていた。私は毎回叱られるときに、姉や兄と毎回比べられていた。そんな説教を何度もされ、学校に行けば酒寄彩葉の妹という肩書きが重荷に感じ、とうとう私の心は壊れてしまった。甘ちゃんとなんども母に呼ばれたことか。
昼夜逆転生活。ずっと部屋に閉じこもり、ツクヨミでライバーとなり、それなりにふじゅ~を稼ぐ日々。母も母で仕事が忙しくあまり構ってくれたりなどもしない。食事は冷蔵庫にある適当に作り、寝て、ツクヨミに潜ってゲーマーの仕事をこなし、たまに配信して、ヤチヨの手伝いをし、時間が余ればネットで勉強するそんな日常だった。
しかし私も中学三年生。進路を考えないといけない状況となり、自分が心の端で考えていた人生計画をそのまま母に伝えた。姉のように東京の高校行って、そのあとは普通に働く。そう伝えると母が激怒した。あんたにはできない、あんたは朝日と彩葉とはちゃう。そんなの許さない。で終わってしまったのだ。そんなのわかっていた。成績優秀の姉や家族の中や長男として妹の世話などをしていた兄とは違い私にはそんな才能を持っていない。そのまま話し合いをしていると取っ組み合いの大喧嘩。
しかし、弁護士という仕事をしている母に、言い分は正論で言い返せるような隙もなかった。
仕事があるからと、眠りにつこうとした母の後ろで中指を立てるという少しばかりの犯行をした後、ツクヨミに潜りプライベート用のKASSENステージを作り、今日も今日とで、大会に向けた新技を考えている最中何かがプチン、と切れてそのままツクヨミをログアウト。
最低限の荷物をできる限りの鞄に詰め、仕事道具でもあるスマコンとノートパソコン、スマホにイヤホン、といろいろ詰めまくった。
そして、母親が出勤したことを確認した後、机に上に「お母さんへ ちょっとだけ東京に家出します。頭冷やすから。潤葉より」という置き手紙を残した後、家を出た。
私はヤチヨからのお給料としていただいたふじゅ~を今こそといわんばかりに使い、新幹線に乗って数時間。在来線にのって数時間。そうして、お姉ちゃんが住んでいるアパートについた際は安堵のあまり、少しだけ涙が出たのは私だけが知っている秘密である。
そんなことを考えていたらいつの間にか寝ていたようで、鍵を開ける音で起きた。
ぼやけた視界で玄関のほうをみると、疲れた顔のお姉ちゃんがいた。おどろいて窓を見るとすでに暗くなっていて、何時間も寝ていたことを表していた。基本的に昼夜逆転生活なので、寝ている時間に動いたことがよくないのか。と真剣に悩んでも別にに命にかかわらないや、と思い私はその思考をものの3秒で放棄した。
「おねえちゃんおかえり~」
「まだいたの、」
「半年は住む予定だよ。お金は任せて、」
まだ寝ぼけた顔で布団から離れられない様子だが、なんとか上げた手で親指を立てていた
「お金って、どうやって稼ぐのよ」
「まぁまぁ、とりあえずさエアコンつけて~しぬって」
「うちはエアコン禁止です。扇風機で我慢しなさい。」
「え、うそでしょ。7月にエアコン禁止?え、お姉ちゃんいつか死ぬよ」
「五体満足で生きてまして」
「はははは、」
そうやって汗で張り付く前髪をかき上げると、扇風機を一瞬で回し始めた。扇風機が首を降り出すと私は扇風機の前に陣を取り、「あ゛ぁーー」と声を出すとロボットのような声になる現象をひたすらしていた。その様子をお姉ちゃんに変な目に見られていたその時、私のスマホが震え、持ち上げると「佐藤さん」という人から着信が来ていた。すぐに着信拒否をするとスマホはホーム画面に戻った。そこに映し出されたのは何件もの不在着信たった。私が寝ているときにも、通話をかけていたようだ。
「えぇ、佐゛藤゛ざん、、」
「だれなの、それ?」
「知り合い~」
というのは嘘である。私は仕事を放棄してまで東京にやってきたのだ。タスクがたまりまくっており、専属のマネージャーの佐藤はすごく頭を抱えていた。東京に来ていると分かればすぐに彼女のもとに駆け付けたいほど頭を抱えているのだ。しかし、そんなことをしったちゃない私はのんきに扇風機の前で遊んでいた。
「お姉ちゃん、おなかすいた」
「ええ、自分で買ってきなさいよ」
「え」
「え?じゃないの」
「え、お姉ちゃん何見てるのー」
「ヤチヨのライブ」
そうやってのその立ち上がり、体を伸ばすとぽきぽきと骨が鳴るとスマホが落ちた音がした。拾い上げ、お姉ちゃんのほうをみると目の下に隈が見えていた。昼はメイクで隠していたのか、それとも私が気づかなかっただけなのか、私は記憶をさかのぼっても姉の顔に隈などなかったとおもい、バイトですこしつかれてしまったのだろうかと結論付けそれ以上を考えるのをやめた。私は、数歩先の玄関に行きスニーカーに足を入れるとヤチヨの配信を見ていたお姉ちゃんに声をかけた。
「お姉ちゃんの分のご飯も買ってくるね。ヤチヨちゃんみてないで、早くお風呂行きなよ」
「え、いいよ。私の分はあるし、」
「居候一日目のお祝い」
「はぁ?ちょ、待って」
そういってお姉ちゃんがなにかを言い切る前に玄関をでると、私はズボンにいれていたイヤホンをとりだすと適当に音楽を流した。口ずさみながら、地図アプリを開き近くにスーパーがないか調べると、すぐ近くにコンビニがあったのでそちらに足を向けることにした。そうすると、音楽が中断さまた佐藤さんから電話が来た。さすがに出ることにしたので応答ボタンを押した。
「あ、佐藤さん。」
「羽衣さん!!!何やってるんですか!!メール見てますか??ってかなんで連絡よこさなかったんですか??」
「佐藤さん、親と喧嘩して家出しました。メールは見ていません。今は東京の姉の家に居候してます。明日にでもそちらに向かうのでそうゆうことでお願い、、」
「は?なにいっているんですか?」
「羽衣さん、なんで家出?っていうか東京にいるんですか?今すぐ駆け付けたいですがお姉さんのお宅にいるのば我慢します?ならば、明日はこちらのほうに来てください!どうせ遅刻したり話を聞いていないと思うのでここで一応言っておきますね。来週行われるヤチヨのミニライブについてです。今すぐに対応していただきたいのと、先週分のお仕事がまだ終わっていないので明日は必ず10時にはこちらに来てください。」
「佐藤さん、さすがに明日はいくから。あと姉には配信者とバレたくないのであまり連絡はメールのほうでお願いします。明日から案件と会議は詰めるだけ詰めていいですこれからもこれまでよりも少なくと、私のほうでツイートしておきます。私の責任ですし、母と喧嘩してちょっとへこんでただけなので、、」
「ツイートは羽衣さんに任せます。僕のほうでスケジュール調整しておきます。」
「わかりました、では明日の予定わかり次第すぐに送ってください。それじゃあおやすみなさい」
「絶対明日は時間ぴったりにきてくださいね!!それでは失礼します」
数分の会話だったが、明日はものすごく忙しくなると分かり絶望の眼差しで暗い夜でも光り輝くコンピには京都にいても東京にいてもなんだか実家のような安心感が軽い脚のりで店内に入ると地元と何も変わらない様子に安心した。耳につけていたイヤホンを外し、かごを持ち、適当に弁当とお菓子、ジュースとアイスと現地で買えば用と思っていた歯ブラシと下着を手に取るとすぐにレジに向かった。支払い品額は5000円越え。私は久しぶりにこんなにお金を使った。ふじゅ~ぺいで支払いすると駆け足で家に帰った。この暑さではすぐにアイスが溶けてしまうと思い急いで走るとすぐに家につき、階段をかけ上がるとドアを開けた。そこには、風呂に入ったのか、パジャマ姿のお姉ちゃんがいた。
「お姉ちゃん買ってきたよ、パーティー、しよ?」
袋を掲げ上げ私はまだ知らない。この家出から始まるとんでもワンダーストーリーがあることを。
ほんとうに拙い文章ですが最後まで見てくださりありがとうございます!!
更新は不定期ですがちびちびと投稿していけたらいいと思っています。