今回、前々から書いてみたかった東方の二次創作に挑戦してみました。
まだまだ文章がつたないのと、なかなか投稿できないと思いますが、どうかよろしくお願いします。
その日、幻想郷が消えた。いつもの異変とは明らかに違っていた。幻想郷の存在自体が完全に消えたのである。
Case1:博麗霊夢
その日の朝、いつものように霊夢は博麗神社の境内を掃き掃除をしていた。
「はぁ~、やっぱり朝は涼しくていいわね~」
のほほんとした表情で掃き続ける霊夢には、早朝にもかかわらず、近くの林から聞こえてくる蝉の大合唱も届いていないようだった。
「さてと、掃除は終わりっと。あとはお茶でも飲みながらのんびりしようかしら。」
そろそろ里の人間達が昼食の準備を始めるという時間になってようやく掃除を終えた霊夢は、額に薄らと滲んだ汗をぬぐうと神社の居住区へと戻って行った。ちなみに、今日の霊夢の昼食は、紅魔館のメイドから貰った、特上のビスケットである。
「げ、減ってる・・・・・・」
ビスケットを戸棚から取り出した霊夢は真っ先に落胆の声を上げた。明らかに貰った時よりも数が減っているのである。もちろん霊夢が食べて減ったわけではない。そもそも封が空いているという時点でおかしいのだ。掃除の前に確認したときは、確かに封がされていたのだから。
こんなことをするのは霊夢の知る中では一人しかいない。
「紫ぃぃぃぃぃぃぃぃ」
幻想郷最強クラスの妖怪の名前を悔しそうに叫びながら、霊夢は残ったビスケットの一枚を口に放り込むと、バリバリと、いつも煎餅を食べるようにしてほうばった。
紅魔館の吸血鬼にでも見られたら、
「あらあら霊夢、マナーがなってないわね」
とかなんとか、カリスマ全開で言われそうな勢いである。
「今度会ったらタダじゃおかないんだから」
そう呟いて、もう一枚、ビスケットを取ろうと手を伸ばした時だった。
「ズゥゥゥゥン」
何かが崩れるような音が聞こえたかと思うと、次の瞬間、霊夢の視界が真っ白に染まった。
「え?え!?」
こう見えて数多の異変を解決してきた霊夢にとっても、たった今起こった出来事はさっぱり理解できなかった。
「もしかして新手の妖か・・・・・・」
最後まで言い切る前に、霊夢の意識も白く染まっていった。手にはビスケットをしっかり掴んだまま。
「っ痛~、ったく紫のやつぅ~」
目が覚めると霊夢は竹林の中にいた。服についた土を払いながら立ち上がると、霊夢はとりあえず手に持っていたビスケットをかじりつつ、あたりを見渡してみた。
「・・・・・・どこよここ」
ビスケットを食べる手を止めて、霊夢は一つの方向をまじまじと見つめた。てっきり紫のいたずらで迷いの竹林にでも飛ばされたのかと思っていた霊夢の考えはその一瞬で消し飛んでいた。
竹林の向こうに見えた空間には直方体の建造物、要するに高層ビルが、その身を太陽の光にてらされながら、いくつも競うように立ち並んでいた。
いかがだったでしょうか。まぁ、まだ序章も序章ですけれども。まだまだ魔理沙やチルノなどの視点でも書いていくつもりです。
次回は・・・・・・あー、未定です、忙しいもので(笑)
そんなこんなで、不定期の投稿にはなりますが、どうか気長によろしくお願いします。