超普通人!   作:読み手のコットン

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超かぐや姫良すぎて初めて小説書いてます
ぼくのかんがえたさいきょうのオリ主をひとつまみ
タグ付けミスりました…ンゴゴゴゴゴ…


少し未来の世界の少し前

「…ここ、どこだ…?」

 

何をしていたんだっけ。

そうだ、俺はバイトの帰りでいつもの電車に乗って、ソシャゲの夜デイリーを消化し、それを数分で終わらせ、次はSNSをスワイプしてニュースやアニメ、ゲームの更新情報を見たりしたはず。

それからは今日も1日頑張ったから少し眠くなって…

うつらうつらと…

 

そこからの記憶がない。いつの間に電車から降りたんだ。

ついでにカバン等の所持品もない…。さっきまで手に持っていたはずのスマホもない。少し泣く。

服はさっきまでの着ていた服をちゃんと着ている。異世界転移だと素っ裸になるパターンもあるからそこだけは助かった。

 

異世界転移なのかはまだわからないが、ファンタジーな異世界ではないこと、転生ではないことは目の前のそびえ立つビル群や人や車の往来から聞こえてくる会話が教えてくれる。ガラス窓に映る顔はいつもの自分の顔だ。

 

日本語が聞こえてくることの安心感すげぇ〜。

 

オレンジ色の空は暗くなる街並みを照らす街灯やネオンライトの明かりを際立たせ、異なる世界に迷い込んだわけではないことを再び理解させてくれる。

それでも記憶にない場所だ。

 

「夕方に転移とはまたベタな…」

「まじでどうすっべこれ」

 

この男、常日頃から異世界モノの小説やアニメ、その二次創作を好んで見ており、異世界転移した時の脳内シミュレーションは完璧であった。

が、しかし現代転移だとするとそのシミュレーションもほとんど意味をなさない。

 

いや現代ファンタジーのダンジョン配信系の可能性もあるか。

「とりあえず!お決まりのアレやるか」

「ステータス・オープンッ!」

 

……はい、何も起きませんと。はっず。

おい、こっち見んな。通行人ども。小声だと認識されないシステムかも知れないだろ。

逃げるように走ってその場をあとにする。

身体能力、普通だ。チートもないか。

 

はあはあ…気を取り直して、次は現在地の確認か。

えーっと、人に聞くのもいいけど常識が違う現代転移だと会話の齟齬で違和感を持たれるのもまずいし。

 

そうだ!道路の青看板!青看板を見れ…ば…

八王子、立川、新宿、東京…

と、東京かぁ…ここ。

俺大阪の人なんやけど。

拉致の可能性も出てきたな。俺なんかを拉致して何になるかはわからないが。

 

所持品なし、スマホなし、チートなし、お金もなし…

俺23歳生きていけねぇよ…

 

──今は昔…。

──では、なくて。

──超未来だったり。

──いやいや、大昔でも超未来でもなくて。

──今とあんまり変わらない、少しだけ未来の世界。

──その世界に異世界から迷い込んだ青年ありけり。

──名をば、音本優希となむいいける。

──「優希」って呼ぶべし♪

 

──優希が途方にくれ歩いていると、なんと、もと三原色にてフルカラーに光る街頭ビジョンなむ一筋ありける。

 

「はあっ!?」

 

行くあてもなくぶらぶらと人の流れに沿って歩いていると、俺の目に驚くべきものが飛び込んできた。

 

──あやしがりて寄りて見るに、街頭ビジョン光りたり。

 

街頭ビジョンにあの『月見ヤチヨ』の配信が流れていた。

 

超かぐや姫の世界かよ!ここ!

そりゃステータスなんてないわ!ダンジョンもねぇよ!あはははははは!

 

いやあーーー!本当に別世界じゃないですかヤダーーーーー!!!

もうホームシックになったよ俺…帰りてぇ…帰りてぇよぉ…

てか戸籍もないし身分証明もできないじゃん。

現代社会でこれは詰んだわ。なにこのクソゲー。

 

でも超かぐや姫の映画も小説も見たし何回も泣いたしなぁ。

せっかくならリアルでもかぐや達見てぇなぁ。

 

「って、そうだ!今何年!?」

 

他のビルにある街頭ビジョンを探す。

そこで流れているニュースを見れば現在の年数がわかると考え歩き出す。

 

一応原作開始が2030年の夏…とかだったはず。細かい月日を覚えてないのは致命的だが。花火大会とかぐやが月に強制送還される日は覚えてるからそこだけは確実に関われる…はず。(スマコンをどうするのかは考えていない)

でもスパダリ彩葉ママの子育てとクソガキかぐやも見てぇなぁ。

 

と、邪な思考をしながら街を歩くと、ついに明日の天気を放送してる街頭ビジョンを見つけた。そこには2029年7月15日、と。

 

おおう…原作開始の1年前ってこれまたベタな。

え!?あと1年も待機なんですか!?

イヤーーーーー!!!

 

ぐぅぅぅ

 

さっきまで見知らぬ土地、アニメの世界ということに興奮していて忘れていたが、バイト帰りで家では晩御飯が待っていたはずだったんだ。

 

──それで優希はこう言ったの。

 

「腹減ったなぁ…」

「助けてヤチヨ…」

 

「呼んだ?」

 

お腹空きすぎて幻聴まで聞こえてきたよ。ヤチヨの声良すぎるだろ。

 

ヤチヨの声…?

 

「カヒュッ…!?」

 

心臓止まるかと思った…

ふぅ…なんだ幻聴か…

 

「なに、幻聴か…みたいなふいんきだしてんのさ」

 

何がふいんきだよ。雰囲気(ふんいき)だろうが。てかシンプルに思考読むのやめれ。

この幻聴会話も出来るのか。まあ超かぐや姫ってSF世界だし何でも出来るんですわな。

 

「って、こっちを見ろっての!」

 

顔を両手で掴まれる。柔らかい感触…え?掴まれる?

え?実体がある?え?え?

無理やり目を合わさせられる。

あっ、顔が良い、顔が近い、顔が良い、まつ毛バシバシで美人すぎる、あっあっあっあっ…

 

そこで俺の意識は途絶えた。

 

 

「…ふふっ、やっと会えたね優希」




続きません
設定とかは色々思いつくけど文章に書き起こすの難しすぎる
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