超普通人!   作:読み手のコットン

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続きました
なんと続きました
そしてなんと
遂になんと
原作開始です


ゲーミング電柱

 

おっ、N:バイト帰り酒寄彩葉だ。

 

「へへへ……3連休がついにやってまいりやした。超久しぶりに1日6時間は寝れる」

 

おっと、SR:超無理限界ギリ酒寄彩葉だったか。

 

…唖然とする。これが本当に花の女子高生か?

俺にも今、シワシワのおじいさんの姿が幻視出来たぞ…

 

あっ、どうも皆さんおはこんばんちわ。

バイト終わりの酒寄彩葉を追跡中の音本優希です。今日は記念すべき原作開始日なのでね。

ちょっとだけ地域見守り隊をやらさせていただいております。

 

え?ストーカーだって?…ちゃうねん。

もし、彩葉が道中で倒れたらゲーミング電柱にたどり着けなくなるかもしれんやん?

って、誰に言い訳してるんだ俺。

 

まあ今の俺は彩葉からしても知らない人ってわけじゃないし声かけるか。

 

「こんばんわ、酒寄さん。バイト帰り?」

彩葉ちゃん可愛い大好き、えらいねすごいね天才!

 

ん?今ちょっと肩が上がったな。いきなり声掛けられてビックリするって警戒しすぎだろ。

「…音本さんか、どうも…こんばんわ…」

声ちっさ。疲れてんなぁ。

 

1日6時間睡眠が超久しぶりって…あなた疲れてるのよ(疲労のせいでおかしくなってしまったとしか思えないの意)。

これからは貧乏神にも憑かれるんだけどな。

わはは。

でも、その貧乏神は愛情込めて育てると座敷わらしに進化するよ、大切にしてね。

 

あと、引っ越してから1ヶ月しか経ってないのもあるけどいまだに警戒されてるんだよな…。

そりゃバイト中にナンパしたせいなんだが。

 

 

〜プチ回想〜

優希たちがボロアパートに引っ越してくる前の『BAMBOOcafe』にて

 

「大学生ぐらいかな?お姉さん綺麗だね!後でお話とか出来ない?」←なんと知らない間に嫁持ちの俺、しかも初顔合わせ

「えーっと…」←俺と視線を合わさず、仲の良い常連の嫁にニコニコしてないでお前の旦那を何とかしろと見ている図

 

「何コレ?」

『!!』

「君の脳内からふざけた情報が届いてね、まだヤチヨには言ってないけど、俺の醜態についてずいぶん詳しいんだよね。何コレ。」

『あ…え…』

「ナニ、コレ?」

それは私の恥だ。

恥。-私の恥について-

 

〜閑話休題〜

 

 

「もう遅いし一緒に帰ろうよ、俺も散歩から帰る途中なんだ」

「…はい」

 

「そうだ、たまにはウチに来て酒寄さんも一緒にご飯食べようよ。ユキが『彩葉ちゃんがいないとヤッ…ユキ!寂しいよー!』って寂しそうにしててちょっとウザイんだよね」

「あはは…そうなんですね…」

 

空返事だなぁ。まあいいけど。

あと、ヤチヨはさっさと一人称を矯正しろ。

ヤッチョヤッチョ言いすぎなんだわ。

 

「聞いてよ酒寄さん。この前なんてユキが酒寄さんのためにご飯作ったとか言って、晩御飯に俺の好物がなかった時もあったんだぜ?そりゃ、ユキが作る物で苦手なもんなんてないけどさあ…」

「あはは…そうなんですね…」

 

「あれ?惚気けちゃったかな?酒寄さんの前だといつもこうなっちゃうんだよね!軟派なイメージの払拭のため?的な?」

「あはは…そうなんですね…」

 

BOTかな?ぴえん。

 

と言いつつ、今この子しれっと片耳にイヤホン付けたな。

失礼しちゃうわね!プンプン!

…先に失礼なことしたのは俺でした。

 

ところで彩葉のこの行為はあれか、小説で見たな…

あのさぁ…脳内で常に自分のことを責める語録が聞こえる生活苦しい…苦しくない?

でも語録をちゃんと記憶してることからも分かるけど、お母さんのこと尊敬してるもんなあ。歪んでるぜ。

 

で、聞いてる曲は『Remember』…か。

映画で見た時は確かこの時は2番から流れるんだよなこれ…1番の歌詞改めて見た時に涙が止まらなかったよ…

 

あ…彩葉、泣いてる。泣かないで…。

これからもっと、もーっと!楽しくなる非日常が待ってるんだからさ!

なんて、無責任なことは言えないよなぁ。

 

 

さて、そろそろ…か。

「──っ」

「流れ星!」

「流れ星だ」

…始まったな。これから怒涛の数ヶ月が幕を開けるぞ。

 

「か、金…」

ぶっふぉwか、金てw

才色兼備文武両道の名前が泣いてるよ。

あと資産自体はいっぱいあるでしょ?

 

「流れ星綺麗だったね」

「あはは…そうなんですね…」

おいそれやめろ。

 

俺が話しかけ、彩葉は空返事する。

これを繰り返しながら帰路につくと…

 

 

「…は?」

あらら、彩葉思考停止しちゃった。

 

でも俺も実際に見たら初見じゃなくても固まるわ。

なんだこれ?

コンクリの塊がどうやれば光るんだよ。

 

でもまあ、なんにせよ無事にここにたどり着けてよかった。

地球にようこそかぐやちゃん。

 

「ゲーミング…電柱…?」

うん、七色にキラキラ光り輝いてるね。

 

「ふっ、なんだ、幻覚か」

彩葉さん?

「じゃあ先に帰りますね音本さん、ユキさんにはまたよろしくって言っておいてください」

彩葉さん!?待て待て待て待て

 

ぷしゅ〜〜〜もわもわ〜〜〜

 

「なんで、ここなの?」

 

「酒寄さん?呼ばれてるみたいだよ?」

「いや、ほんと、無理なんで」

 

はぁ…

「じゃあ何もしなくていいからそこで見ててよ」

仕方ない俺が開けるか…。開くのかな?

 

取っ手を持とうとし…フッ…

き、消えた…

 

こ、この振り上げた手はどこにやれば…

 

「酒寄さん、俺じゃ無理みたい…力になれなくてごみん…」

「でも、何が起きても俺とユキでサポートするから!女は度胸!」

「…」

 

お、覚悟を決めたな。

ゆっくり、しっかりと力強く地面を踏み、電柱に向かって進んでおられるご様子。

がんばえー!彩葉ー!

 

おっ、取っ手がシュンッ…と現れた。

彩葉がそれに手をかけようと…って勝手に開き出したな。

 

「いや、開くな!」

扉を閉じた。

は?なんでやねん。

 

こうなったら、がんばえー!かぐやちゃーん!

「ぐおっ、うっ、力づくかい」

おっ、開いた開いた。

 

ばいーんと開かれた扉の中には…ベビーベッド。

ふりふりのクッションとピンクのガラガラ、クルクルと回る小さなメリーゴーランドの玩具、そして、それらベビー用品の主たる、

「ふぇ…ふぇ…」

「あ、赤ちゃん?」

「かわいすぎるだろ!」

 

かわいいいいいいいいいいい!

ありがとうございます!ありがとうございます!

天使がこの世界にやって来た!

 

 

──今は昔……ではなくて。

──今とあんまり変わらない、少しだけ未来の世界。

 

──彩葉と優希が家につくと、なんと、もと七色に光るゲーミング電柱なむ一筋ありける。

──あやしがりて寄りて見るに、電柱の中光りたり。

──それで彩葉はこう言ったの。

 

 

「ん?????」




続きません
原作を横目に書き込むだけだからめちゃくちゃ描写が楽
原作開始前パート辛すぎた…
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