超普通人!   作:読み手のコットン

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続きました短めです
昨日アニメイトで超かぐや姫の小説買ったら
クソデカビジュアルボードの特典があってビックリしました
袋を何も持っていなかったので特典を片手に徘徊する不審者になりました


七転八起、初志貫徹

 

ふわああああ。ねむ。

何時から寝始めても大体『6:30』に起きるから睡眠時間が増えないよ〜…。

 

あのあともひとしきり暴れた少女は、ついさっきまでお腹いっぱい食べていたことを思い出したのか、突如眠気が襲ってきて電池が切れたかのように眠ってしまった。

 

その時に彩葉の腕をガッチリとホールドしたまま眠ってしまったため、彩葉は自分の部屋に戻れなくなってしまい、結局昨晩もお泊まり会が決行された。

 

はい、俺はタワマンで1人寂しく夜を明かしました。

で、今はヤチヨルーラで部屋に戻ってきています。

 

 

少女は既に起床していて、起きていないのは彩葉だけ。少女よ、また少しデカくなったな、おはよう。

彩葉は学校までまだ時間があるだろうし、ギリギリまで寝かせておいてあげるべきか?

 

いや、女性は朝から色々準備が多いし起こしておいた方がいいか。自分の部屋に荷物も取りに行かないとだしな。

 

ということで、少女よ!君に決めた!

いやしのすず!…の音のようなハイパーボイスだ!

 

「おっはー!おっはーー!!おっはーーー!!!」

うるせぇ!加減しろバカ!!やらせたのは俺だけど!!!

 

 

「…んなにぃ、うるさいなぁ…」

「──っは!」

と、布団を押しのけて彩葉が飛び起きた。

 

「おはよう酒寄さん」

「おっはー彩葉!」

「おはよう彩葉ちゃん、もう朝ご飯もお昼ご飯も用意しちゃったからね〜持って行ってもらうよ〜」

 

「…そうだ、私また…すみません、お世話になっちゃいました…」

「いいの、いいの。気にしない、気にしなーい!」

「そうそう、ユキの言う通り気にしたら負けだよ、俺を見習いたまえ!」ふんす。

 

…実際、もうちょっと気にした方がいい所はヤチヨにもあるとは思うんだけど、タイムパラドックスが怖くて聞けないんだよな。

 

最後の告白のお楽しみ要素だな。

既にヤチヨが実体化しているから、そこら辺がどうなるのか全然わからないけど。

 

「音本さん…そこは威張るところじゃないと思うんですけど…」

 

 

「そんなことより、お腹空いたー!」

「彩葉も起きたしはやく食べようよー!」

 

マジかお前…の顔を俺と彩葉がする。

 

「夜にあれだけ食べたのにもうお腹空いているのか…燃費終わってんな」

「ほんと、この宇宙人はどうなっているのやら…胃袋まで宇宙なのか?宇宙すげー」

 

「ちょっと2人とも!女の子に失礼だよ!いっぱい食べる子が好きな人だっているから気にしないでね?」

おお、自己弁護だ。不思議な感じがするな。

 

まあ当の本人は、

「どゆこと?」

この通り何も分かっちゃあいないが。

 

 

 

「「「ごちそうさまでした」」」

「お粗末さまでした」

 

じゃ洗い物するね、とユキは食器を片付け始める。

ふぅー食った食った。今日も嫁の作るご飯が美味い!

 

さて、今日はご査収パンケーキの日か。

どうやって動こうかな〜というか芦花真実と初顔合わせだわ。楽しみだな。

 

「今日も厄介になってしまってすみません!明日からは大丈夫ですので!」

 

こいつまだそんなこと言っているのか。もうこの濃密な3日間を一緒にいるんだからウチらは一蓮托生っしょ?

難しいことを考えず、ズブズブとこのユキ沼にハマっておけば気が楽なのに。

 

「いやいやいやいや、もうこれからもウチでご飯食べていけばいいじゃん?ね、ユキ?」

「そうだよ!優希の言う通り朝昼晩用意しちゃうよ〜!」

「経済状況は気にしなくてもいいよ?こう見えてもそこそこ稼いでるんだからね?俺もユキも」

 

「音本さんはともかく、ユキさんには迷惑かけっぱなしになるので…」

なんだこいつ。

 

それよりも、俺には迷惑かけていい認定されてるやん!これはもろたで工藤!

懐に一度入れたやつには甘くなる女だからな。ここから一気に牙城を崩してやるぜ。

 

そんな俺たちのやり取りも意に介さず、ひたすらタブレットを弄り続けていた少女は、

「ねーねー、彩葉たちがいつも見てるこの人は誰?好きなの?」

と、その場にいる全員に尋ねる。

 

「月見ヤチヨ。AIライバー。推し。分身もできて歌って踊れて8000歳──って設定」

「俺も好きだよ〜そこに神棚アクスタ飾ってあるぐらいだからね。ちなみに酒寄さんも同じやつを持ってるよ」

 

で、当の本人はというと…イヤンイヤンと体をくねくねさせている。なんだこいつ。

まさか彩葉も本人の前で推しの開示をしているとは夢にも思わないだろうな。

 

「えー、AI?ロボットってこと?ヴェー、おもろー?」

あーあー!お客様困ります!机の角に体重を掛けながらジャンプされては困ります!

 

「じゃあ、私は支度してきます」

「お、いってら〜」

やはり起こしておいて正解だったな。

 

だが少女は、

「えー!やだやだやだー!どこいくの!?」

と彩葉に向かって突撃しグズり始めた。

 

こうやって並ぶともう2人の身長差はほとんどないな。

 

「一緒いて!」

かわいい。

「無理。学校休めない。家から出ないで2人の言うことをよく聞いて。すみませんがこいつのご飯は頼みます。あとユキさんお弁当ありがとうございました」

しゃーない、高校生はそんな簡単に学校を休めないのだ。

 

「じゃあ、行ってきます」

「行ってらっしゃ〜い、気をつけて帰ってくるんだよ〜?」

もうすっかり気分は彩葉のお母さんじゃん。

 

「待って、やだやだ!」

が、まだ粘る!

 

「おかしいよ。宇宙人だよ?こんな不審者部屋に置いて出かける。普通?そんなに学校って大事なわけ?」

自覚あるんかーい!

 

「命より大事!」

が、ダメ!取り付く島もなし!

 

ここも歪みだなあ。教育ママとは恐ろしいものだよ。

 

「あんたと関わったのは私のせいだけど、もう全部元に戻すから」

「だから、あんたも月に帰って」

 

「…でも、帰り方わかんないし。なんかここおもしろそーだし」

「とにかく早く思い出して!今日1日で。わかった?」

 

あっ、動画撮るの忘れてたああああ。ここも弄るネタにしようと思ってたのにいいいい。

 

少女は説得出来なかったショックからか口を噤んで彩葉から後ずさる。

「…」

「行ってきます」

 

「いってらー」

「ぶー」

「行っちゃったね〜」

 

 

さてさてさて、この後も予定はギッシリだぞ。まずは、色んなオシャレとかネット通販をやらせて気を紛らわせてあげよう!

スマコン購入もこのタイミングだな。グッバイ10万円。




続きません
次回はかぐやのツクヨミログインまで
書けたらいいなぁ…
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