超普通人!   作:読み手のコットン

7 / 27
続きました
今日はもう寝ます
おやすみなさい


Welcome to Tsukuyomi

 

ぐえええええ、ぎぼじわるい…。

現世と地獄を行き来するあのゲートのうにょんうにょんをずっと見せられてる感覚だぁ…あれサーバーが重い時なかなか渡れないんだよね。

 

 

ふぅ…落ち着いた。

あんにゃろめ、少しは心の準備をさせてくれよ。でも独り言のつもりだったとはいえヤチヨに頼んだのは俺か。俺が悪いな!よし、反省終わり!

 

さて、ここは…と辺りを見回す。

水面には巨大な鳥居と灯籠が浮かぶ幻想的な光景。

 

おお。これはおおだろ。

感動〜!ツクヨミってこんなに綺麗なのね!

映画で見たまんまだ。すげぇ。

てか足元冷てえ…え、触覚あるのか。

 

シュンッ…っとヤチヨが現れた。

「太陽が沈んで、夜がやってきます」

チュートリアル始まったよ。

おお〜星空綺麗〜!

 

っていらんいらん、スキップボタンどこだ。スキップスキップ。

「って、優希は知ってるか」

お、AIの自動処理じゃないな。

おっすおっす。

 

ヤチヨが右に左に弾みながらこちらに駆けてくる。手を握られる。あったけぇ。

「仮想空間ツクヨミへようこそ!」

「管理人の月見ヤチヨで〜す」

人差し指を頬に当てるあざといポーズ…可愛い。

 

「このモフモフはFUSHI」うん、知ってる。

「ヤチヨがツクヨミと僕を作ったんだ」うん、知ってる。

あれ?チュートリアルまだ続いてるなこれ。

 

あっ、そうか。衣装替えはしないといけないからか。

「さあ!出かける前に…その格好じゃあ…」

俺に服装選びのセンスはないからな〜ヤチヨ8000年の歴史を喰らえ!って感じ。

「と、思ったけど、ヤッチョが選んだ服だし、もういっか!」

腕を引っ張られる。

ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!待って!

「え?キャラクリ楽しみにしてたんだ

 

「さあ!いってらっしゃ〜い!」けど」

何だよぉおもおおお、またかよぉおぉぉおおおお!!!

 

 

ってそうだ、この後は

「あっぶぇ!」

ここから出る時に必ずコケるの改善しろアホ運営!

いてぇ…痛覚もあり、と。でも擦り傷とかはないな。精神的なダメージか。これツクヨミ内でショック死したら現実でも死ぬんじゃねぇか?

 

いきなりデスゲーム始まったよ。参加人数1人でクリア人数も1人の孤独の戦いだよ。クリア報酬はなし。

まあ戦闘系ゲームはやるつもりないし、そんなにデメリットでもないか。それよりも味覚よ味覚。俺にだけ先行実装されてるんじゃあないのかこの感じ!?

 

3ふじゅ〜のツクヨミパフェ!味覚と嗅覚は機能するけどお腹が満たされないとかだったら3ふじゅ〜はコスパ良すぎるだろ!

 

ツクヨミ内の全てのグルメを食べ尽くすグルメ王に俺はなる!

 

「やあ〜やあ〜」

っと、この声は!

「ヤチ…誰!?」

 

「ブレイズだよ〜」

いや誰だよ。知らねぇよ。黒髪似合ってるな。

服装も乙姫様みたいな美しい感じじゃなくて無課金プレイヤーの初期スキンみたいな感じだし。

 

「ブレイズさんよぉ…まだ来たばっかりだけどツクヨミ最高すぎるだろ!」

「ふふん、そう言って貰えると作った甲斐もあったってもんよ〜」

 

俺のユーザーネームはどうなってんだ?

『ブレイズ』

…え?同名登録ありなの?2人でぷいきゅあみたいな感じ?

まっいっか。

 

「で、何するよ?」

「っと、その前にブレイズくんには管理者権限をおすそ分け〜」

 

は?

「は?」

そんなポンって渡すようなもんじゃないだろうが。

「受け取り拒否は出来ないからね、強制インストールなのだ」

ジト目でヤチヨを見続ける。

 

「いやいやいや。これにはふか〜い、ネットの海よりもふか〜いわけがあるのですよ」

浅そうな海だな。ふわっとしすぎだろ。

 

「ブレイズくんも既に気づいたと思うけど、私たちに現在ツクヨミには未実装のはずの五感が適用されているのです」

うんうん、それは理解してる。首を縦に振る。

ってか、ヤチヨもなのか。

やっぱりこれは実体化と電子化の関係でバグったのか?

 

「あっでもでも、他の人に触れても暖かいとか感じないし、相手もこっちの手が暖かいって感じないから安心してね」

 

それってつまり…2人だけの秘密…的な!?

「そう!私たちだけの特性なんだよ!」

あっそういう感じなんだ。

 

「でも、そんな特性も管理者権限で無効化出来るのです!」

おお。

なら、管理コンソールを開いて…

あったあった、痛覚は切っておくか。

お、ログアウトボタン発見。ログアウトの仕方も分からなかったから、これで心配事はなくなったな。

 

さーて遊ぶぞっ!

行くぞブレイズ!

 

「あっそうだ忘れるところだった」

なに?

「初ログインおめでとう!」

「ツクヨミではみんなが表現者」

あーこれか。

「君も何かをして人の心を動かしたら運営からふじゅ〜がもらえるんだ」

 

改めて考えるとこのサービスヤバすぎるだろ。ゲーム内で稼いだ仮想通貨を現金に変えられるの近未来極めすぎだよ。

「まずは〜?初ログインボーナスをプレゼント!」

「うい、あざます」

「ふじゅ〜を使って君の好きなクリエイターを応援しにいこう!」

 

じゃあ気を取り直して、行くぞっブレイズ!

 

 

 

ふぅ〜見るところありすぎて時間溶けまくりだ。でも俺だけ楽しんでてヤチヨが楽しかったのかわからんな。

ヤチヨは開発側として見た事のある場所ばかりだったと思うけど、ずっとニコニコしていた。

ユーザーが作った施設なんかは楽しんで見ていた気がするな。

 

さーて、一通り見回ってツクヨミでやれそうな商機は分かった。

DCGをやるしかねぇ!ツクヨミ全ユーザーデュエリスト計画じゃあ!がははははは!

カード能力は元の世界のやつ全部パクって絵はヤチヨに出力してもらおう!

 

困った時のヤチエモン!

 

高レアにはヤチヨのサイン入りカードとかもいいな!当たった時にヤチヨの分身がその場に現れてサインしてくれるとか最高の演出じゃね!?

この方法ならヤチヨが彩葉に会いに行ける理由にもなるかもしれないしな!

なんなら彩葉が開封するパックの中身を操作してやればいいし。

 

あとはパックにヤチヨのライブチケットも稀に混入させれば…むふふふふ今から笑いが止まりませんなぁ!

 

 

俺が邪な企みをしている間もヤチヨはずっとニコニコしていた。




続きません
実際ツクヨミの中って何でも出来るの無法すぎると思います
とりあえずシャドバモドキを広めます
対戦描写はしません
対戦ゲーというよりもポケカみたいなコレクション要素の方が強めです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。