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➖百鬼夜行連合学院 陰陽部の屋敷➖
「なるほど。報告の内容は理解しました。」
「しかし、信じられません…まさか百鬼夜行連合学院でそのような事態が起こるとは…。」
「…信じられないのも無理はない。私達も今だに信じられないから…。」
謎の襲撃者との戦闘後、百花繚乱のメンバーは陰陽部の屋敷に向かい事態についての報告を行っていた。
「…申し訳ありません。私の力不足で…」
「ナグサ先輩だけの責任じゃないよ…私達も責任を果たせなかった。」
部屋の中には重苦し空気が漂っていた。ヤンチャな生徒による暴動なら、キヴォトスではよくある事なので対応に困る事は殆ど無い。しかし、今回は素性の知らない人物による襲撃。さらには死者も出てしまった。このレベルの事件はキヴォトスでも起こる事は稀であり、委員会も対応した事はないのである。
「…しかし、いつまでも悲観し続けるだけでは事態は解決しませんね…」
「今回の件は最重要案件として扱い、陰陽部は全力を持って事件の解決に協力しましょう。」
「…ありがとう。カホ副部長。」
「ところで…ナグサさん。犯人についてなのですが?何か情報はありませんか?」
「…恐らく、
「…そう…ですか…。」
カホ副部長の表情が一気に暗くなっていった。自学院の生徒が襲撃犯として殺害をしてしまうなど、ショック計り知れない。
「それにしても…アイツ、凄い強さだった。アタシの蹴りを食らってもピンピンしてやがったし、逆にいつの間にか斬られていたからさ。」
「相手がレンゲ以上の力を持っているとなると、無策で戦うのは余りも危険ね…。レンゲ、他にも気づいた事はない?」
「え?うーん…そうだなぁ。蹴った際あまり手ごたえは感じなかったことかなぁ?硬い金属を蹴ったみたいな感触だった。」
「…硬い金属か…。情報が少ないからこれ以上はなんとも言えないわね。」
なんとか相手の正体を探ろとするキキョウではあったが、現状では情報不足である事が否めず、険しい表情であった。そんな様子を見て、カホ副部長が口を開いた。
「皆さん。今日はもうお疲れでしょう。お開きと致しまして、また明日、話し合う事としましょう。」
「…そうだね。肉体的にもそうだけど、精神的にも疲労が激しいから、一度休憩を取った方がいいかもしれない。特に…ユカリ。貴方、会議が始まってからとても険しい顔してる。」
「ッ…!ナグサ先輩。身共は…」
「ユカリ…。貴方の気持ちは痛い程分かる。けど、今の貴方のそのままにしおく訳にはいかないから…。ここは一度冷静なろう。」
「わかり…ましたわ…。」
この場に居る全員が、ユカリと同じ気持ちを抱きつつ、一刻も早い事件解決のために休息を図る運びとなり、百花繚乱紛争調停委員会の四人は、自分達の寮へと戻っていった。
「ふぅ…」
委員会メンバーが帰った後、カホは口からため息を溢した。
(まさか、百鬼夜行でこのような悍ましい事件が起きるとは、このような事件、過去にも起きなかったと言うのに…。何か凶兆の前触れでなければいいのですが…)
「にゃはは〜大変そうやねカホ。」
「!?。ニ、ニヤ様!?いらしていたんですか?」
「ん〜さっきね。事情はまだ把握してないけど、百花繚乱の皆さんの様子を見るに只事じゃないみたいやねぇ…」
「はい…実は…」
「…なるほど。話は分かったわぁ。これは、私もサボっている訳にはいかないねぇ。」
「…サボって欲しくはないのですが。ニヤ様、我々これからどうすれば…」
「そうねぇ〜現状じゃハッキリとした事は言えないけど、とりあえず百鬼夜行に住んでいる皆さんには、夜の外出を控えてもらうとか地道な部分からやっていこうかねぇ。」
「…ニヤ様.百鬼夜行連合学院はどうなるのでしょうか?」
「分からないけど、これだけはハッキリ言えるなぁ。」
「百鬼夜行連合学院の最大の危機だとね」
「そうだ、カホ。一つ気になる話があるんやけどなぁ。」
「何ですか?ニヤ様。」
「出たらしいで、雪男。」
「………は?」
➖???➖
「姐さん?今日は集会はしないんじゃなかったんですか?」
「事情が変わったの。昨日、百花繚乱のメンバーと衝突したわ。」
「!?」
「フハハ!。もう委員会と奴らと一戦交えるとはねぇ!アンタ、やっぱり最高に狂ってるよ。」
「…でも…これで…下準備はできたんだよね…?」
「ええそうよ。これで百花繚乱のメンバー。いや、百鬼夜行連合学院は私を無視できなくなるでしょう。」
「いいねぇ…いいねぇ…いよいよ、開戦ってわけだねぇ。ゾクゾクするよ。」
「…計画が成功すれば…百鬼夜行連合学院はリーダーの物…。」
「でも、まだ計画の実行はもう少し待って欲しいの。」
「何故ですか?姐さん。戦力的には申し分ないと思いますが…」
「そうね。戦力的には問題ないわアサナ。でも、少し腑に落ちない部分があってね…それについて考える時間が欲しいの。」
「なんだ?アンタにしちゃ随分慎重じゃないか?アタシは早いとこアイツらと闘いんだけどねぇ…。」
「安心しなさい。ブタナ。あなたには思う存分闘わせてあげるから。だから、それまでに力を蓄えていてちょうだい。」
「ま、仕方ないねぇ…。」
「…ブタナはもう少し落ち着く…子供っぽい。」
「お前には、言われたくねぇなぁ!ザンゴぉ!」
「まぁ、とにかく引き続き、各々準備はしておいてちょうだい。但し目立つ行動は控えるように。」
「…了解…。」「おう!」「了解です。」
(機は熟した。後は実行あるのみ…。アハハ!遂に!遂に!私の青春を取り戻す日がくるのね。私の青春復活劇はもうすぐで開演するわ。さぁ、始めましょうか!)
「…あっそうだ、リーダーに…一つ報告が。」
「何かしら?」
「…あの噂についての情報…。」
「…存在を確認した。雪男。」
「…!?、何ですって?」
「…とりあえず、私の部下に様子を見に行かせた…。…早いうちに報告できると思う…。」
「了解したわ。報告ありがとう。」
「噂話?姐さん?噂話ってのは例の。」
「僻地の雪男だったけ?アンタも物好きだねぇ?あんな話信じてるのかい?」
「ええ…信じるわ。私、噂話って大好きなのよ。アハハハ!」
➖百鬼夜行連合学院 陰陽部の屋敷➖
事件の翌日、百花繚乱のメンバーは再び陰陽部の屋敷を訪れた。屋敷には副部長であるカホ、部長であるニヤがおり、今後の対策についての話し合いが行われていた。
「話は昨日カホから聞きました。百鬼夜行連合学院の危機みたいやねぇ〜。」
「ええ。だからこの事件は一刻も早く解決しないと、また被害が出る。」
「カホ副部長も、考えているとは思うけど最悪の場合、連邦生徒会の力も借りる必要がある。」
「ええ…事態の解決においてはやむを得ないと思っています。」
「にゃはは〜あんまり連邦生徒会には借りは作りたくないんだけどねぇ。」
「…!ニヤ様。今はそのような事を言っている場合では…,」
「うそうそ〜冗談やって〜にゃはは。」
六人は現状できる対応を話し合う。犯人探しも大事だが、自治区の混乱にも対応していかなければならない。そんな折、ニヤが口を開いた。
「…百花繚乱の皆さん?折いって頼みたい事があります。」
「今から、僻地に調査をしに行って頂けませんか?」
ニヤからの突然の話しに四人は困惑した。百鬼夜行連合学院は長い歴史をもっており、その中には僻地と呼ばれる場所が幾つかある。僻地には埋蔵金が埋まってるだとか、神が住んでいるとか変な噂があるが、殆どの物が眉唾ものであるという。
「僻地って…あの未開の土地の事?あそこは歴史的な場所であるけど、殆ど廃墟だよ。」
「ニヤ部長の意図がさっぱり見えないんだけど?」
「まぁまぁ、話は最後まで聞いてくださいなぁ〜。最近、僻地で雪男が出たって言う噂話が流行ってるだけども、実際に見たって言う話がでてきてるんよ。」
「ニヤ部長は、噂話を信じるのか?」
「信じてる訳じゃないけどなぁ〜けど、その雪男の噂と今回の事件何か繋がりがある気がするんだよねぇ〜。勿論、関係が無いに越したは無いんだけどねぇ〜。」
「ニヤ部長には申し分ないけど、私は反対。自治区で調査を続けるべきだと思うよ。」
キキョウはその話をあっさり断った。被害者が出てる以上、早急な解決が求められているのに、噂の真偽を確かめている場合ではないと言うのがキキョウの意見であった。
しかし、その意見に待ったをかけた声。
「…キキョウ先輩。僻地に行ってみませんこと?」
「ユカリ本気?今の私達は噂の真偽を確かめてる暇はないんだよ。一刻も早く解決を図るのが百花繚乱の勤め。ユカリだって分かってるでしょ。」
「分かっていますわ。でも、だからこそですわ。今の身共達には情報がありませんわ。だから!どんなに小さな情報でも確かめるべきですの!」
「ユカリ…。」
「うーん。全員で同じ場所を調査するのもなぁ…自治区は他の部員に任して、アタシらは僻地の調査に向かってもいいんじゃないか?」
「レンゲまで…、はぁ…わかった。敵が僻地を根城にしている可能性も考えていたから。僻地の調査に賛成。」
「ふふっ…」
「ナグサ先輩?」
「…別に。うん…何でもない。」
「話は纏まったみたいやねぇ。こっちは修行部などにも声を掛けて調査をしておきます。」
「向かってほしい僻地は[ワの町]という場所です。かつては栄えた街だそうですが、今ではもう面影はないそうです。」
「うん…分かった。それじゃ皆んな行こう。」
その言葉を合図に四人は屋敷を出て僻地へ向かう。事件解決に繋がる希望がある事を願って。
➖僻地 ワの町 中央➖
誰もいないはずの僻地。周りにはかつての賑わいを感じる露店の跡地があるが、賑わう声は聞こえず、雪が積もり辺りは吹雪に見舞われていた。そんな土地にある男がいた。見ればまるで雪男、いや鬼に似た見た目の男が。
「うーん、此処は一体何処だ?俺は死んだのか?確か俺は…」
男の脳裏に浮かぶ光景はある人物との闘い、そして負けたという記憶。
「確か…俺は麦わらの小僧と闘ってその後…。クソッ…イマイチ思い出せねぇなぁ。」
「とりあえず、何処分からね以上、情報が欲しいところだなぁ。」
男は意識を集中して辺りの気配を探る
「…遠くに沢山の気配。こっちに向かってきてる気配もありやがるなぁ…。取り敢えず、向かっている気配と合流するか…。」
男は歩き出す。その巨大な体は歩くたびに地面を揺らす。その姿はまさに怪物のようであった。
➖僻地 ワの町 お気楽の道➖
「ううっ…寒いし、視界も悪いな…。」
「ちゃんと着込んでこないからでしょ。」
「…寒い。早く帰って焼き鳥食べたい…。」
「僻地というだけあって険しい道ですわね…。」
「ここは、お気楽の道と呼ばれているみたい。さっき看板に書いてあったよ。」
「これが、お気楽?全然楽しくないぞ!」
「私に怒鳴っても困るのだけど…。とにかく、この道の先の中央区で雪男の目撃があったみたい。」
「…雪男、一体どんな姿をしているんだろう?」
「本当にいたらあってみたいものだけどね…。」
四人は話しながら吹雪の中を進む。進む内に開けた場所についた。
「ふぅ…疲れたぁ…。」
「レンゲ、休んでいる暇はないよ、ここからが本番なんだから。」
「分かってるけどさぁ…少しくらい休憩したっていいじゃんかよ…」
「…まぁ、少し休憩してから辺りを調査を…」
ズシン ズシン
「!?」
四人が一息つこうとしたその時、辺りに響く音。四人は警戒体制をとり、音に耳を澄ませる。
「…なんだ!?この音、足音か?」
「足音にしては音が大き過ぎる….。動物のものとは考えられない。」
「皆んな、気をつけて…。周囲の様子にも気を遣って、辺りを警戒。」
「了解!」
四人が警戒している間も足音は響き、次第に四人の近くに近づいている事が理解できた。そして、四人はその足音の持ち主を見つけた。
「えっ…おい、マジかよ…」
「…まさか、冗談でしょ!」
「…まさか、本当に存在していたとは思わなかった…。」
四人の目の前に現れたのは、巨大な人影。身長は7mを超えており、体は筋骨隆々、体には幾つもの傷がある。そして、その人影と同じくらいの大きさのある金棒を持つ男。その男の名は…世界最強の生物 百獣のカイドウ
「あれが、噂の雪男ですのー!」
「おぃ…そこのガキども、少し聞きたい事があるんだが。」
四人はその男の迫力に呆気をとられており、男の声に反応する事ができなかった。
「おぃ…聞こえてんのか?それとも、俺の言葉が通じてねぇのか?」
「…!ええ、き、聞こえてるわ。言葉も通じてる。」
「そうか…なら問題ねぇな…。俺が聞きたい事は一つだ。ここは何処だ?」
「何処って…ここは百鬼夜行連合学院の僻地だけど…。」
「百鬼夜行連合学院?聞いたことねぇなぁ…?新世界の何処の島だ?」
「あなたの言う新世界とやらは分からないけど、百鬼夜行連合学院はキヴォトスに存在する学園都市の一つよ。」
「キヴォトス?学園都市?どうも聞いた事ない言葉ばかりだな…。」
「こっちからも質問していいかしら、雪男。」
「あ?雪男だぁ…誰の事を言っている?」
「貴方よ。」
「…俺は雪男じゃねぇ…俺はカイドウ。海賊だ。」
「海賊って…キヴォトスに存在していたのね。まぁ、いいわ。それで、カイドウ?」
「ん?」
「貴方はこんな所で何をしているのかしら?。」
キキョウは質問をしつつ銃を構えた。
「おいおい…いきなり物騒な物構えるなよガキ。」
「ガキじゃないわ…キキョウ、桐生キキョウ、これがわたしの名前。」
「…キキョウか、何をしているのかだったな…何もしてねぇよ。気が付いたらここに居た。これで満足か?」
「………。」
キキョウはしばらく考え込んだのちにため息を吐いて、銃をおろした。
「まぁ、こんな大男が百鬼夜行に居たら目立ち過ぎるものね。」
「つまり、カイドウは別の世界からやって来たって事か?」
「何処かの生徒である可能性も低いし、消去法になるけどそう言う事ね。」
「別の世界からやってきた…なんてみすてりあすですの!」
「とりあえず、カイドウさんが雪男の正体だったみたいだね…。」
「雪男?噂?一体何の話をしてやがる…?」
「それは、道すがらお話致しますわ。」
「道すがらって…まさか百鬼夜行連合学院に案内する気?」
「勿論ですの!こんな所いては風邪をひいてしまいますわ。百花繚乱の一員たる者、困っている者には手を差し伸べるべきですの!」
「…そうだね。とりあえず百鬼夜行で保護して、陰陽部に相談してみようか。」
「よーし、それじゃ百鬼夜行に帰るか。カイドウ、こっちだぜ。」
「…ん?あぁ…助かる。んーと…。」
「あ、まだ名乗ってなかったな。アタシは不破レンゲ。」
「私は御陵ナグサ。よろしく。」
「身共は勘解由小路ユカリと申します。よろしくお願いしますわ。」
「あぁ…よろしくな…。」
(とりあえず、此処が何処かわからない以上、コイツらに付いて行くのが正解か。ん?別の気配がこっちに近づいてきやがるな。)
「へっへっへ…見つけたぜ!雪男。大人しくしてもらおうか?」
「抵抗は無駄だぜ。大人しくしろ。」
「お!委員会の連中もいるぜ。コイツらもついでに片付けておくか?」
現れたヘルメットを被った三人組はカイドウ達の前に立ち塞がり、行手を阻んできた。
「なんだ!?お前達は?」
「ヘルメット団とかいう連中でしょ。DUでよく問題を起こしてるのをニュースで聞くよ。ここ最近は聞かなかったけど、まさか こんな所で会うとはね。」
「ヘルメット団?ふふふ…残念ながら私達は元ヘルメット団だ!そして今は、燕組の幹部の一人である、皇ザンゴさんの忠実なる部下なのだ!」
「…燕組?聞いた事ない。少なくとも百鬼夜行にそんな部活は無かったはず。」
「どうやら、詳しい話を聞く必要があるみたいね。」
「…ユカリ、カイドウさんの事をお願い。」
「はい!お任せくださいまし。」
「へっへっへ…どうやら痛い目にあいたいらしいなぁ。お前らやっちまうぞ!」
カイドウはユカリの後ろで、ナグサ達の闘いを見ていた。
(…悪くねぇなぁ。委員会とか呼ばれていたが、一人一人の実力も高けぇ。相当に修練を積んでるのがよく分かる。)
戦況はナグサ達が押していた。襲撃者には不覚をとったものの、百花繚乱紛争調停委員会のメンバーはキヴォトスにおいてもかなりの実力者であり、普通の不良生徒ではどうにかなる相手ではなかった。
「強ぇ…強すぎるぜコイツら…。」
「あんた達にもう勝ち目は無いよ。諦めて。」
「…色々聞きたいこともあるし、私達と一緒に来てもらうよ。」
「ど、どうするよ…。降参してしまいましょうよ。」
「イヤ、絶対に降参はしねぇ。あの方にかかればお前らなんか…。」
「諦めの悪い連中だなぁ…往生際がわるいぞ!」
(…少し手を貸してやるか…。)
「うるせぇ! だから絶対に諦め…ガハッ…」
「グッ…」 「アッ…」
「…急に気を失った?」
「…ちょっとやりすぎちゃったか?」
「いや、気を失うほどはやってない。現にさっきまで元気だったし。」
「まぁいいか、とりあえず百鬼夜行に連行するぞ。」
「そうね、獲るべき物もあったし。」
「…燕組。それが敵の正体。」
三人は目の前に起きたことに疑問を思いつつも、ヘルメット団を拘束し連れていく準備を行なっていた。
「先輩方…さすがですわ!身共も負けてられませんわね」
「ユカリ行くぞー。」
「はい!行きましょう。カイドウ様!」
「…ああ」
五人は百鬼夜行連合学院へと足を進めていった。
(…あの三人の実力はわかった。あとはこのユカリと言う女…。実力はまだわからねぇが…感じる。本人はまだ気づいてないようだが…目覚めかけてるな。覇気が…)
➖とある廃墟➖
「…さて、もう一度聞いてあげる。私の部下になりなさい。」
「…ハァ…ハア…駄目…で…す。…さま…」
「…ちゃ…ん。それだけは…やめ…て。」
「……!。それに答えたら…取り返しのつかない事になる…だから…。逃げて…。」
「断れるのかしら?今の貴方に?構わないわよ。仲間を見捨てて逃げればいいじゃない。」
「…わかった、要求は飲むわ。でも、約束して!…には手を出さないと。」
「ええ、いいわよ。別に貴方のお仲間には興味ないから。」
「…ごめんね…皆んな…。」
傷ついた仲間の為に、彼女は決断する。その道が決して理想とは違っていたとしても、仲間を見捨てる事よりも残酷な事は無いと理解していたから。彼女の背後から聞こえる仲間の声はもう届かない。
「…歓迎するわよ。ようこそ燕組へ」
陸八魔アル
to be continued
次回予告?
「カイドウを百花繚乱に入部させる!?」
「身共が百鬼夜行をご案内いたしますわ」
「カイドウ…アタシと手合わせしてよ。」
次回 束の間の休息
「不破レンゲ…お前はアタシの獲物だぁぁぁ!」
紫谷ブタナ(むらさきだにぶたな)
所属 山海経高級中学校の2年生(退学)
部活 燕組 幹部
悪魔の実 ???
皇ザンゴ(すめらぎざんご)
所属 ミレニアムサイエンススクールの1年生(退学)
部活 燕組 幹部
悪魔の実 なし
天地ニヤ(あまちにや)
所属 百鬼夜行連合学院の3年生
部活 陰陽部 部長
悪魔の実 なし
桑上カホ(くわかみかほ)
所属 百鬼夜行連合学院の3年生
部活 陰陽部 副部長
悪魔の実 なし
百獣のカイドウ
所属 百獣海賊団総督
部活 未所属
悪魔の実 ウオウオの実 モデル.青龍
皇ザンゴの手下 A.B.C
部活 燕組
悪魔の実 なし
陸八魔アル ※推し
所属 ゲヘナ学園の2年生
部活 便利屋68→燕組
悪魔の実 なし
作者でございます。お気に入り登録ありがとうこざいます。ついに主人公であるカイドウが登場しました。
なるべく早く更新したいと考えております。