異世界転生 作:魔導科学
「俺が、行きます」
「リョウさん、頑張って」と、ゴモリーさんが笑顔で、手を振ってくれる。
「ピピィ」[パパ、頑張ってね]
「・・・リョウ、頑張って」
「リョウ〜、美味しい物だったら、分けてね〜」と、リリーさんと、マリーさんが手を振ってくれる。
「リョウさん、いってらっしゃい」
ユカさんがニコニコしながら、俺に言ってくれる。
「皆さん、有難う御座います。美味しい物なら、みんなで山分けですね」
俺は、サイコロを振る。
出た目は、カオリと同じ2。
「チャッチャ〜チャ〜ン!此処は、何が出るか分からない特殊な場所。貴方の運の良さを掛けて、ダーツ勝負!!」
さっき、カオリが大変な事になったが、俺はどうなるんだろう?
神様から貰った幸運が、どう影響するのか。
さて、一矢入魂。
俺は、ダーツを勢いよく放った。
「チャッチャ〜チャ〜ン!おめでとう御座います!貴方は、ゴールの一歩前まで進みます」
そして、瞬間移動してやって来た所で、またアナウンスが流れる。
「チャッチャ〜チャ〜ン!此処は、何が出るか分からない特殊な場所。貴方の運の良さを掛けて、ダーツ勝負!!」
またか?
ゴール寸前で、また怪しげなダーツ。
しかし、やらない訳にはいかない。
俺は再度、一矢入魂で、ダーツを勢いよく放つ。
「ティロリロリ〜ン!残念!!最初に戻る」
は?
そして、瞬間移動して戻って参りました。
「お帰り〜、早かったね〜」
「・・・残念」
「ピピィ!」[お帰りなさい。パパ!]
「お帰りなさい。アナタ!夕飯にします?お風呂にします?それとも、ア・タ・シ?」
「リョウさん、残念でしたね」
因みに、今までの言葉は、誰が言ったか分かるかな?
正解は「ゴモリーさん、何でそんな新婚夫婦みたいな事を、言ってるんですか?マリーさん、リリーさん、珊瑚、ユカさん、ただいま戻りました。非常に、残念です」
「ピィ!」
「クァ〜!」
今まで、全く喋らず黙っていた二匹が、此処に来て初めて声を出した。
見ると、生温かい目で俺を見てる。
べ、別に、悔しくなんてないんだからね!
「ピピィ!」[次は、私が転がすね!]と、珊瑚がサイコロを持つと何故かポポと瑞も、一緒に着いて行く。
まぁ、全員参加だし良いけどね。
珊瑚チームが、サイコロを振ると出た目は4。
「チャッチャ〜チャ〜ン!このマスに止まったアナタ達は、次回のサイコロの数が増えます!やったね!では、もう一度、サイコロを振って下さい」と、珊瑚チームが瞬間移動した場所で、そんなアナウンスが流れる。
「ピィ、ピピピィ?」[じゃ今度は、ポポちゃんか瑞ちゃんが振ってみる?]
な、なんて優しいんでしょう、家の娘は。と、感動に咽び泣いていると「クカァ〜、ピピィ〜!」と、二匹揃ってサイコロを飛ばし出た目は6。
「チャッチャ〜チャ〜ン!おめでとう御座います!アナタ達のサイコロの数は、次回6個になります」
「6個って、凄い数だな」
俺は、驚きながらも、流石、自慢の娘だ。
なんて思ったけど、最後のサイコロを振ったのは、ポポと瑞だな。
「そうですね。ゴール一番乗りは、珊瑚ちゃん達かもしれませんね」
「・・・全てのサイコロが、6だった時の合計数は36」
「36だったら〜、追い付くの大変だね〜」
「・・・行ってくる。負けてられない」
「お姉ちゃん〜、頑張って〜」
「リリーさん、いってらっしゃい!」と、マリーさんとゴモリーさんが笑顔で手を振る。
「いってらっしゃい!気をつけて!」と、俺も手を振って見送った。
リリーさんがサイコロを振ると、出た目は2。
「チャッチャ〜チャ〜ン!此処は、何が出るか分からない特殊な場所。貴方の運の良さを掛けて、ダーツ勝負!!」
「・・・パジ◯ロ?」と言いながら、リリーさんがダーツを放つ。
「チャッチャ〜チャ〜ン!おめでとう御座います!貴女は、庭付き一戸建て住宅を手に入れました!この庭付き一戸建て住宅は、必要な時に使用される為、現在は倉庫で保管します。尚、此処で手に入る各種道具の一部以外は、お持ち帰り出来ませんので、ご了承下さい」
「・・・不動産を、手に入れた」
「リリーさん、羨ましいです。私も、リョウさんと一緒に暮らせる庭付き一戸建て欲しい」
ゴモリーさん、持ち帰れるのは、一部だけですよ?
庭付き一戸建て住宅が、持ち帰れる物なのか不明だが一体、何を持って帰れるんだろうか?