異世界転生   作:魔導科学

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そんな訳で、やって参りました2ターン目。

 

「アハ!!お兄ちゃんが歌ってるのって、水星のヤツだ〜!お兄ちゃんも、知ってるんだ〜。後でいっぱい、お話しないと。じゃ、次行くよ〜!」

 

そう言って、めぐりちゃんがサイコロを振る。

 

出た目は3。

 

瞬間移動した先は、とある繁華街。

 

「ティロリロリ〜ン!残念!!貴女は、とても美味しい料理に釘付けになる!一回休み」

 

「うわ!お店が、いっぱい!?しかも、凄くいい匂いがする?」

 

めぐりちゃんは、店の中に消えて行った。

 

次の番は、ネアさん。

 

「た、助けて〜」

 

現在、泥沼継続中。

 

「私の番ですね」と、ミリィさんがサイコロを振ると、出た目は6。

 

「チャッチャ〜チャ〜ン!此処で、特殊能力取得!貴女は、他のプレイヤーの居る場所と入れ替わる事が可能になりました。ですが、此れはランダムで決定される為、全て運頼みです。もし今いる場所が嫌になったら、使ってみてね?追加ルール!サイコロを振る順番と出るマスが、全てランダムになります」

 

「なるほど。ルールも全て、ランダムですか。能力は暫く、使用しない方が良さそうですね」と、ミリィさんのターン終了。

 

「次は、私ね。リョウ、ごめんね」

 

出発地点で、そう言ったカオリは、サイコロを放り投げ瞬間移動した先は4。

 

「チャッチャ〜チャ〜ン!このマスに止まった貴女は、次回のサイコロの数が増えます!やったね!では、もう一度、サイコロを振って下さい」

 

「ピィちゃん達、マリーさん。私も来たよ!よ〜し!行くわよ!!」

 

「チャッチャ〜チャ〜ン!おめでとう御座います!貴方のサイコロのは、次回4個になります」

 

「ピィ!」[カオリママ、良かったね!]

 

「私は〜、3個だよ〜」と、マリーさんは残念そうにニコニコしている。

 

「ピピィ〜!、グワァー!」

 

「ピィ?ピピィ?」[うん?なるほど?]

 

「ピィちゃん、ポポと瑞は何て?」

 

「ピィ」[このゲームは、サイコロの目の数より、テレポートした場所の方が重要って言ってる]

 

「確かに〜、そうだよね〜。テレポート先が、泥沼とか魑魅魍魎とかだと大変だよね〜。ポポちゃんも瑞も〜、頭いいね〜」

 

マリーさんは、しゃがみ込んで二匹の頭を撫でる。

 

二匹共、気持ち良さそうに撫でられている。

 

俺は現在ノリノリで、マクロの空をつらぬいて、地球を撃った雷アニメ。

 

その決戦を終結に導いた、初代歌姫による伝説の名曲『愛・覚えて◯ますか』を彷彿とさせる、あの魂のメロディを熱唱していたのだ。

 

「それは初めての愛の旅立ち。もう独りじゃない、貴方がいるから・・・!」

 

俺を取り囲み、その歌声に打たれて涙を流す魑魅魍魎ども。

 

そんな中、突如として周囲が光に包まれた。

 

「チャッチャ~チャ~ン!無事、脱出完了!貴方の歌唱力は98点!歌手デビューも夢じゃない!?さあ、サイコロを振って下さい」

 

「・・・終わりか。悲しいけど、コレって戦争なのよね」なんて、意味の分からん台詞を吐きつつ俺は、サイコロを投げる。

 

出た目は、5。

 

瞬間移動して来た先は、街中。

 

「チャッチャ〜チャ〜ン!此処で、先程の歌唱力98点を活かして、貴方は歌手デビュー!此れで、一攫千金間違いなし!ちゃんと、女の子になってるから、安心してね!キラッ☆」と、アナウンスが流れ、目の前に姿見が現れる。

 

「こ、コレが、アタシ!?」と、ちょっと危ない性癖に目覚めそうになりなながら、次のターンまでライブ活動をする事になった。

 

「リョウ様、また危険な性癖が追加されましたね。次は私ですか」と、ミリィさんが、サイコロを転がし出た目は6。

 

「ティロリロリ〜ン!残念!!貴女は、ゾンビが跋扈する世界に放り込まれました。此処で、戦い抜いて生き残って下さい!一回、休み。では、武器を選んで下さい」

 

「魑魅魍魎の次は、ゾンビですか」

 

クイッとメガネを上げながら、ミリィさんは武器を吟味する。

 

「では、此れで行きましょう」

 

そう言って、選んだのはアサルトライフル。

 

ゲームの都合上、故障なし無限弾丸の一品。

 

一掃射した後「・・・快・感」と、ミリィさんが怪しげな雰囲気で呟き、ゾンビ共との戦闘を再開した。

 

「次は、私ですね」

 

ゴモリーさんは、目の前に現れたサイコロを転がす。

 

瞬間移動した先は1。

 

「チャッチャ〜チャ〜ン!此処は、何が出るか分からない特殊な場所。貴方の運の良さを掛けて、ダーツ勝負!!」

 

「えい!」

 

ゴモリーさんがダーツを放つと「チャッチャ〜チャ〜ン!おめでとう御座います!貴女は、プレイヤーの誰か一人を指定して、そのプレイヤーのマスに移動できます。さて、何方を選択しますか?」

 

「勿論、リョウさんです!」

 

「了解しました!プレイヤー、リョウのマスに移動します」

 

「リョウさん!来ました!・・・か、カワイイ〜!?」

 

「誰かがミサイルでもぶち込んで、全てが壊れる日を待ちわびているような、そんなやりきれない気分はなんなんだろう・・・」

 

『天地をひっくり返して、無用な感じ』が漂う、あのSFコメディの新しい方のTV版主題歌を熱唱している最中に、ゴモリーさんがやって来た。

 

歌い終わった俺は、ゴモリーさんに声を掛ける。

 

「私と一緒に、アイドルやる?」

 

「はい!リョウさん、喜んで!!」

 

俺は、ゴモリーさんの額に自分の額を着け、此れから歌う音楽と歌詞を伝える。

 

因みに、わざわざ額を着ける必要性は全く無かったのだが、俺的にはもう完全に出来上がったアイドル状態の為、そんな事は一切考えていない。

 

「はわわわ!?りょ、リョウさん!?こんなに人がいる所で、大胆なんですね?」と、ゴモリーさんが、頬を赤らめがら目を閉じる。

 

「・・・あれ?キスじゃ無いんですか?」と、ゴモリーさんが一気に、現実に戻された感じで声を出す。

 

「ハァハァ、ちょっとゴモリー!リョウと、何やってのよ!?」

 

ネアさんが泥沼から解放され、サイコロを振る。

 

出た目は6。

 

「チャッチャ~チャ~ン!ワン・ツー・ワン・ツー!幸せは歩いてこないから、自力で歩いて行くしかないんだよ!一日一歩、三日で三歩・・・でも三歩進んで二歩下がっちゃうのが人生のワンツーパンチ。というわけで、貴女はここから三歩進んで二歩下がる。結局、合計一歩ってことだね!」

 

「だったら余計な事を言わず、1って言え!」

 

瞬間移動したネアさんが来たのは、西部劇に出てくるような風景。

 

乾いた風に吹かれ、タンブルウィードがひとつ、またひとつと転がっていく。

 

「チャッチャ〜チャ〜ン!貴女は、保安官になって悪人共を成敗して下さい!成敗した悪人共の数で、ゲーム内で使える景品が手に入ります」

 

ネアさんの服装が、西部時代の保安官風になり、右腰に拳銃を下げている。

 

「きや〜!助け・・・」ズダーン!

 

人質を取った悪人が現れた瞬間に、悪人を撃ち抜くネアさん。

 

「此方は、機嫌が悪いのよ!容赦なく撃つわよ」

 

「ピピィ!」珊瑚たちの目の前に、サイコロが六個並ぶ。

 

珊瑚が代表して、サイコロを一個振ると他のサイコロも一緒に転がる。

 

出た目は、全て5。

 

瞬間移動した珊瑚たちが居るのは、人が賑わうビーチ。

 

「ティロリロリ〜ン!此処は、有名なリゾートビーチ!此れから海水浴を楽しむ為、一回休み。因みに、みんな人型になってるよ?」

 

白い砂浜に居るのは、赤いビキニ姿の美少女と、日焼けした肌が健康的なスクール水着の美少女、そして白いハイレグ姿の切れ長の目で、クールな印象の美少女。

 

「私、人型になった!やった〜!パパ、カオリママ見て〜!私、成長したよ〜!!」どうやら、珊瑚らしい。

 

「主、イヤらしい目で見るのは、いけないと思う。突っ突きますよ?」と、白いハイレグ姿が瑞か?

 

「ご主人〜!見て〜、人型に成長したよ〜」と、ユカさんに向かって手を振っているのはポポか?

 

「此れで、キャラが被らないね!」

 

「そうだね〜、今までピィとかピピィとかだったもんね?」

 

「主、今の私は、どう見えてますか?」

 

 

 

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