異世界転生   作:魔導科学

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昨日、珊瑚たちと話した後、カオリと手分けして、みんなでミリィさんの芝居小屋に行かないかと話をした。

 

「ミリィの芝居と、リリーさんの蛇味線、マリーさんの篠笛の音色。どれも楽しみね!」

 

ネアさんが、とても楽しそうに話している。

 

「私、ミリィさんに頼んで、芝居小屋で飴売りして良いかな?」

 

商魂逞しい珊瑚。

 

「ある、じゃなかった。八丁堀の旦那、誘ってくれて有難う」

 

「いや、ごめんな。瑞?夜遅くに、今日の予定を伝えに行って」

 

「うん、構わない。主と一緒に居られるだけで、幸せ」

 

「ゴモリーさん、めぐりちゃん。すみません」

 

「いえいえ、私は全然構いませんよ?」

 

「ボクも〜!お兄ちゃ、じゃなくて旦那と一緒に居られるなら、夜遅くでも朝早くでも、何ならずっと、一緒でも良いよ?」

 

「ポポ、ユカさんも、昨日は、すみませんでした」

 

「いえ、急患かと思ってビックリしましたけど、デートの誘いなら良いんです!」

 

「僕も〜!お父じゃなくて、お役人様と、ご主人と一緒なら、それで良い〜!」

 

「うふふ、賑やかね」

 

カオリが、楽しそうに笑う。

 

そうだな・・・。

 

前世では、こんなに楽しい事なんて、無かったからな。

 

みんな集まり、俺の屋敷で朝御飯を食べる。

 

因みに今日の朝食は、目玉焼き定食。

 

そもそも江戸時代の人達が、何食ってたかは知らんが、俺達はゲームプレイヤー。

 

だから、飯チートなんて当たり前に出来ちゃう。

 

「まさか、江戸時代の舞台で、洋風な朝食が出てくるとは・・・」

 

ユカさんは、ちょっと驚いている。

 

「はい。飯チートですね」と、俺はフライパンから、目玉焼きを皿に移しながら答える。

 

「ボクの作ったフライパンが、役に立ったね!」

 

「そうだね。有難う、めぐりちゃん!」

 

「うふふ。そんな良いんだよ、お兄ちゃん!何なら今度は、ボクが朝食を作っても良いんだよ?それで『おはよ、お兄ちゃん!チュ』的な感じで」

 

「そこまでよ!」

 

ネアさんが、めぐりちゃんの話を遮る。

 

「そうです!リョウさんに朝食を作るのは、私です!」

 

「ちょっと?ゴモリー!?」

 

ネアさんとゴモリーさんが、火花を散らし始めた。

 

「はい、目玉焼き定食が通りますよ〜!」

 

「リョウ、このベーコン?は、夜中に土鍋で調理してたヤツ?」

 

「そうだよ。目玉焼き定食にするからには、ハムかベーコンが必要だろう?だから、夜中に仕込みをしておいたんだ」

 

どういう訳か、屋敷には食材一式が揃っており、豚肉を使って即席・燻り肉を実行した訳だ。

 

まぁ、土鍋で燻製するのは、けっこう大変だったけどね。

 

調理後、土鍋洗うのが・・・。

 

「ベーコンは、ミリィさん達のお土産分を確保してあるので、お代わりして下さい」

 

配膳を終え、席に着いて「皆さん、料理は行きましたね?では、いただきます!」と言って、手を合わせる。

 

「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」

 

「お、美味しい〜!」ベーコンを一口齧り、ネアさんが声を上げる。

 

「本当!凄く、美味しい!リョウさん、凄いですね?」

 

ユカさんが、美味しそうに食べてくれる。

 

「パパ、凄く美味しい!パパって、料理上手なんだね?」

 

珊瑚がニコニコしながら、美味しそうに食べている。

 

「主、コレなら何時でもお婿に行ける。そして、私がお迎えする」

 

瑞が、ご飯を食べながら爆弾を投下する。

 

「ちょっと!?リョウさんは、私と一緒になるって、生まれる前からの約束なんですけど?」

 

とゴモリーさんが、いつもの様に妄想全壊で対抗する。

 

全開じゃ無くて、全壊な?

 

それに対して「ちょっと、ゴモリーさん?それは、譲れませんね?」と、ユカさんが参戦。

 

「パパは、私と結婚するから!」と、珊瑚が更に場を乱し「お父さん、僕も結婚する!」と、ポポが便乗。

 

「お兄ちゃん、ボクもけっこう料理できる方なんだよ?特にケチャップで、ハート描くの上手なんだからね?」と、めぐりちゃんがアピール。

 

「わ、私だって、ご飯くらい作れるんだからね?普段は、食べる専門だけど・・・」と、ネアさんが気不味そうに対抗。

 

「フッ、私はリョウの全てを、理解している。リョウは、ネギと玉ねぎが、大嫌い!それを知っているのと、知らないのでは、何もかもが違う。だから、私が一番ね?」と、カオリが宣う。

 

 

 

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