異世界転生   作:魔導科学

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「此れより第一回、お父さんの浮気糾弾及び、リョウ様の『犬も歩けば棒に当たるみたいに、女性が寄って来るのは何故か?』合同閣議を開催します」

 

パチパチパチと、女性陣の皆様が拍手する。

 

「では、被告人前に」

 

円状に纏められたテーブルの真ん中に、俺とお父さんが座らされ、ミリィさんが言葉を発する。

 

お父さんを、被告人扱いしてるんだけど、大丈夫なの?

 

しかも、お父さんは自分の出したマイクロチェーンで、身体を拘束されてる。

 

「ちゃうちゃう!そんなんちゃうって!」

 

「はい、ギルティ!!」と、哀お母さんが即ギルティ宣告を下す。

 

「ちゃうねん!チャウチャウちゃうんちゃうか?言うてるだけで、チャウチャウちゃうねんって!」

 

もう何が何だか、意味が分からないんだけど?

 

「アナタ?犬の話なんてしないわよ?この名刺の、リナちゃんについてよ?」

 

お母さんが先ほど、お父さんが煙幕を撒いて強奪した名刺を持って、問い詰める。

 

「ちゃうねん!ちゃうねんって!誤解や!ただな、リナちゃんのお店で、ちょびっとお酒呑みながらお話ししただけやねん・・・。疚しいことなんか、これっぽっちもしてへんよ?ホンマやって!ワイの心の中は、いつだってマイハニーと、めぐりで一杯やねん!リナちゃんとは、ほんまに『ただの客と店員』の関係や!信じてぇな!」

 

「と、被告人は言っておりますが、リョウ様は、どう思われますか?」

 

はい?

 

此処で、俺に話を振るの!?

 

「あの、お父さんは、キャバクラに酒を飲みに行っただけなんですよね?」

 

「自分に、お父さん言われる覚えはないけどな・・・。せやけど、言ってることは間違いあらへんわ」

 

「では、皆さんに質問です。浮気とは、一体どこからが浮気ですか?」

 

俺は、周りを見渡しながら言葉を紡ぐ。

 

因みに俺は、肉体関係があったらって思ってるけど、めぐりちゃんも居るから言えない。

 

「そうね?やっぱり、肉体関係があったらかしら?」と、言ってのけたのは哀お母さん。

 

「私は、心が動いたらでしょうか?リョウ様」と、ミリィさん。

 

「私は〜、心もそうだけど〜、身体もかな〜?」とマリーさんが、続く。

 

「主、エッチな目で見るのは、駄目だと思う。でも主が、私を見る目は許す」

 

瑞?

 

俺は瑞を、常にそんな視線で見てないよ?

 

本当だよ!?

 

「僕は、自分に対して、心が無いって事かな?」と、ポポが言う。

 

「そうね。ポポちゃんの言う通り、私も心だと思います」と、ユカさんがポポの意見に賛同する。

 

「だからって、身体の関係があるのを黙って見過ごす訳には、いかないわよね?やっぱり、心も身体も大事よね?」と、ネアさんが言う。

 

「私は、視界に入ったらだと思います。眼球が他の女を捉えた時点で、浮気と見做します。後は、会話したらですかね」と、究極的な発言をするゴモリーさん。

 

ちょっと、待って?

 

それって、もう道を歩けないよね?

 

「・・・分かる。でも、それじゃ生活できない。だから、手と手が触れるまでと、事務的な会話は許す」とリリーさんが、発言する。

 

「私は、パパなら仕方無いと思うけど、好きにさせた時点で、浮気だと思う。でも、パパは甲斐性があるから、大丈夫だよね」

 

珊瑚が、笑いながら言ってのける。

 

「そうね。リョウなら、仕方無いわよね。ピィちゃんの言う通りだわ。私は自分以外の女の事を考えるのは浮気だと思う。けど、リョウは真剣に色々な事を考えたりするから、仕方無いって思う部分もあるの。でも此れが、リョウじゃなかったら違うわね」と、カオリが言う。

 

「ボクは浮気とか、どうでも良いんだ〜。ただ、ボクの所に戻って来てくれれば、それで良いかな」と、大人びた発言をするめぐりちゃん。

 

「ちょっと待てや! なんでお前は許されて、ワイだけあかんねん! おかしいやろ! 一体どないなっとんねん、これ!!」

 

「アナタ?アナタに、発言権はありません。聞かれた事に対してイエスか、はい。だけで答えなさい」

 

哀お母さんの非情な声が、お父さんを貫く。

 

「あの、お母さん?はい。とイエスだけだと、ちょっと会話が成立しないのでは・・・」

 

「リョウさんがそう言うなら、仕方無いわね?じゃ、私の事は哀って呼んでね?良かったわね、アナタ?」

 

「ええわけあるかい!このクソダボが!!」

 

スパーン!とお父さんの頭を、叩くお母さん。

 

「アナタ?今、リョウさんがアナタの為に折角、弁解の余地を与えてくれたのよ?それを、何ですって!?」

 

哀さんが、ハリセンで何発もお父さんの頭を叩きつける。

 

「あ、あのお父さんの事に関しては、なんとも言えませんが、店で酒を飲んでちょっと話をした程度なら、そろそろ許してあげては・・・お母さん?」

 

いい加減、いくら仮面ライダーに変身しているとはいえ、ハリセンでビシバシ叩かれているのを見るのは忍びない。

 

「いいえ!この際、ハッキリ言います!もう何回もキャバクラ通いして、その度に謝るのを、繰り返してるんです。この人は!それから、私の事は哀って呼んで?じゃないと・・・リョウさんも、月に代わってお仕置きよ?」

 

俺は困り果て、めぐりちゃんの方を見ると、めぐりちゃんはウンウンと頷いている。

 

 

 

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