異世界転生   作:魔導科学

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先ほどの食堂パーティーから更に2時間後、開放された俺達は冒険者ギルドにやって来た。

 

昨日の獲物と遺跡発見の報告、カオリの冒険者登録の為だ。

 

腰程の高さの柱に手を置く。

 

情報が読み取られ、全ての獲物をギルドに渡す。

 

更に遺跡発見の賞金が後日、入金される旨の情報が入った。

 

遺跡を調査して金額が決まるので、入金は暫く掛かるそうだ。

 

「取り敢えず、キラーハウンドが全部で、280万2千円か」

 

まぁまぁの稼ぎだったな。

 

でも、湖で獲物を獲る方が効率が良いか、いや獲物によりけりか?

 

獲れる獲物で、その日の稼ぎは変動する。

 

一匹が数千円のモンスターから、一匹で数百万円のモンスターが居るので、その日の運次第と言える。

 

カオリの冒険者登録を済ませた俺は、カオリに全く資金を持たせないのは不安がある為、100万を入金しておいた。

 

「そう言えばカオリ、服持って無いよな?買いに行こう」

 

カオリに服を買ってやらないと、とは言え別に素っ裸って訳じゃないぞ?

 

カオリは、人の姿になると己のイメージで服装も変えられる、まるで某液体金属のT-10○0みたいだな。

 

俺としては、普通に服を買ってやりたい。

 

俺の勝手な、押し付けかも知れんがね。

 

「私に、服を買ってくれるの?凄く嬉しい!」

 

カオリも喜んでくれてるし、ギルドから出た俺達は、武器のホームセンターに向かう。

 

彼処なら、服兼防具も在るから最適だろう。

 

ホームセンターに着いて中に入る。

 

相変わらず、広々とした店内だ。

 

さて、カオリの服はどうするか?

 

こんな事なら、女性の誰かに付いて来て貰えば良かったか?と考えたが、カオリはパネルを操作して試着を始めた。

 

「リョウ、似合う?」

 

カオリが、黒縁メガネを掛けて此方を見ている。

 

「うん、可愛いよ」

 

可愛いけど、何故メガネ?

 

「えへへ、やっぱりメガネかぁ」

 

「いや、服を買いに来たんだよ?」

 

「うん、分かってる。でも、似合うでしょう?」

 

「そうだな、凄く可愛いよ」

 

 

 

 

 

・・・アレだ、買い物に行って休憩用のベンチに座って休んでる、お父さんいるじゃん?

 

今の俺には、あの気持ちが良く分かる。

 

かれこれ、2時間は経過している。

 

俺は、暫く側に立って待って居たが流石に疲れた。

 

服や靴を試着し、その姿を見せてくる。

 

どれも可愛いから、飽きる事は無いけど、朝のゴタゴタで精神的に疲れた。

 

店に許可を取り、カオリの側に椅子を出して貰い、其処に腰掛ける。

 

それから暫くして、漸く満足したらしい。

 

会計を済ませ、店を出る。

 

何着か買ったが、全てに俺の服と同じ機能が付いている。

 

後は俺から、もう一つプレゼントだな。

 

今迄のカオリは、俺と似たような服装だったが、今は淡い青のワンピース姿だ。

 

俺は休憩して居た時にコッソリ買っておいた、プレゼントを渡す。

 

「カオリ、受け取ってくれ」

 

俺が渡したのは、長さ15センチ程の白く細い楕円形の円柱で、重量は30g程度の物だ。

 

「有難う、リョウ。でも、此れは何に使うの?」

 

「カオリ、ラ○トセイバーとかビー○サーベルって、ロマンだよね?」

 

「ごめん、ちょっと意味が判らない」

 

「それに、魔力を流して御覧」

 

カオリは、言われるがままに棒に魔力を流す。

 

すると、棒の先から約1メートル程の光刃が出現した。

 

「カオリが、近接武器を持っているか判らなかったから、それもプレゼントするよ」

 

俺が購入したのは、魔導光学ソードと言う物で、魔力を流すと使用出来る、ビーム○ーベルやラ○トセイバー的な物だ。

 

因みに、魔力自動充填機能付きで、起動直後から常に魔力を自動充填する為、魔力が少ない者でも問題無く使える。

 

もし俺が、胴田貫を持っていなかったら、此れを買っていた。

 

「服も靴も此れも全部、有難う。リョウ!」

 

喜んで貰えて、良かった。

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