異世界転生   作:魔導科学

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リョウ、大丈夫?落ち着いた?」

 

「すまない。カオリ、迷惑掛けたな」

 

俺は現在、洞窟の外で青空を見上げている。

 

先程のショッキングな出来事から、回復するのに時間が掛かった。

 

「カオリが居てくれて、助かったよ」

 

「言ったでしょう?私が護るって」

 

洞窟内で暴走する俺を、カオリが優しく寝かせて(気絶させて)、担いで外に連れ戻してくれたのだ。

 

・・・延髄が、ちょっと痛い。

 

目覚めて直ぐの俺は錯乱状態だった為、カオリが優しく抱き締めて止めてくれた。(取り乱す俺を、取り抑えてくれた)

 

「リョウ、今回の件で思ったの。私の装備を補充して貰わないとって」

 

現在のカオリの装備は、牛ロボットから引き継いだ武装、魔導レールガン1丁、魔力バルカン2門、超小型魔導多連装ミサイルランチャー2基、俺がプレゼントした、魔導光学ソード。

 

因みに、牛ロボットの近接格闘用の角以外の武装は、全てカオリの身体にサイズが変更されていて、角の部分は骨格やその他の身体の部位に使用されたらしい。

 

カオリ曰く「私みたいな可憐で華奢な乙女が、牛ロボットに積んでた超重量の武器なんて持てないでしょう?」との事。

 

「カオリ、ちょっと武器を見せて貰えないか?」

 

「良いわよ?はい」

 

カオリが次元収納から取り出したのは、スナイパーライフル的な物が1丁、ミニガンが2門、四角い大きめの弁当箱の様な物が2つと、魔導光学ソード。

 

「カオリ、コレって全部、装備可能なのか?」

 

「当然でしょう?」

 

と、言うわけで装備して貰った。

 

両足の太腿から下の当たりに、弁当箱を1個ずつ、手にスナイパーライフル的な物を1丁。

 

両肩に、ミニガンを1門ずつ載せている。

 

「両肩の魔力ミニガンは魔導レールガンと付け替え可能で、肩に装着状態で射撃も可能よ」

 

うん、あれだ。

 

前世で、M○少女なんて商品が有ったけど、まさにそれだ。

 

後、華奢って言ってたけど、凄い重武装なんだけど・・・。

 

試しに、スナイパーライフルを持たせて貰ったが重い。

 

カオリが遺跡で誕生した時、牛ロボットが持っていた武装は全て、高位の魔導武器に変化した為、カオリは重量を無視出来るそうだ。

 

遠距離射撃と広域殲滅は出来るが、白兵戦に使用出来る物が、俺の渡した魔導光学ソード1つしか無い。

 

確かに、宜しく無いな。

 

「そうだな。狭い場所で使える射撃武器は、必要だよな。街に戻って買い物するか」

 

ギルドで討伐報酬の受け取りとヴァンパイアバットの解体、ミラージュスパイダーの糸を取り出して貰った結果、差し引きしても300万円程になった。

 

因みに、Gの討伐報酬が1番高かった。

 

それから御馴染みの武器ホームセンターにやって来た俺達は、カオリに何が良いか選んで貰う事にした。

 

「うーん、近距離で使える射撃武器、此れなんか良いかも?」

 

そう言ってカオリが選んだ、魔法銃ブランダーバスを試射してみる。

 

「悪くは無いけど、照準がズレるな」

 

「リョウみたいな、高位の魔導武器じゃ無いからね」

 

ふむ、なる程?

 

俺がパネルを操作すると、カートの上に複数の銃が運ばれて来る。

 

「カオリ、この中で気に入った物を選んでくれ」

 

「うん」

 

カオリが銃を1丁ずつ手に取り、吟味する。

 

「・・・これ!」

 

カオリが選んだのは全体がブルーグレーで、ゴツい近未来的な見た目の銃だった。

 

「カオリ、本当にそれで良いのか?」

 

「うん!凄くピンと来た!試射して見るね」

 

カオリが、ターゲットを出現させて試射する。

 

バシュン!

 

ターゲットが、粉々に砕ける。

 

次のターゲットを撃つと、今度はチュンと鋭い音がして、ど真ん中に当たる。

 

チュュュュンと、連射するとターゲットのど真ん中に、1箇所穴が空いているだけでズレが無い。

 

「うん!リョウ、これが良いわ!」

 

カオリが選んだ銃の名前は、魔導ヒートガンという高位の魔導武器だ。

 

「カオリ、俺にも撃たせてくれ」

 

俺はカオリから、銃を受け取りターゲットを撃つ。

 

最初に散弾モードで撃ったが、ターゲットを掠るだけで、単発で撃てば掠りすらしない。

 

なる程、此れが武器に選ばれないと言う事か。

 

「カオリ、それが気に入ったなら、それを買うぞ」

 

「有難う、リョウ!」

 

銃を買う序にホルスターも買ったが、左腰にホルスターを下げている。

 

その姿は、俺が好きだったアニメ、ダーティ○アのケ○にそっくりだった。

 

「リョウ、好きでしょう?」

 

カオリは、はにかんだ笑顔で俺を見る。

 

俺の記憶を持っているだけに、俺の好みが分かるからね。

 

「確かにその姿は、俺の好きなアニメキャラと似てるな」

 

 

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