異世界転生 作:魔導科学
変形エアカーに、乗る事1時間。
再度、到着しましたミリィさんのご実家。
此の変形エアカーは、モンスター除けがあり、海の上も安全に来る事が出来た。
とはいえ、武装は搭載してあるそうだけどね。
砂浜からタイヤで走行し、城の前に車を停車すると、門が自動で開放する。
門から漸く走行して、玄関に到着し車から降りる。
すると玄関が開き、中からサリーさんが出て来る。
「お迎えに上がりました」
「「お邪魔します」」[お邪魔します]と、俺達は挨拶して中に入るが、河野さんだけは玄関から動かない。
「サリーさん、ミリィは帰っていますか?」
「まだ、戻られておりません」
「分かりました。なら、俺は此処で待ちます」
次元収納から、向日葵の花束を出して、弁慶の如く仁王立ちする。
「皆様、奥様と旦那様がお待ちです。此方にどうぞ」
そう言って、俺達を先導するサリーさん。
俺は、困惑して河野さんの方を見ると「先に行け、後で必ず行く」と、死亡フラグ的な事を言う。
そんな言葉を発して、大丈夫なのか?
「リョウ、行くわよ?」
カオリに促され、俺は後に着いていく。
広い屋敷を、サリーさんに先導され案内された部屋には、ミッシェルさんと金髪オールバックの男性が居た。
シ○ア?
見間違いじゃ、無いよね?
「いらっしゃい!珊瑚ちゃん、此方に座って!」と、ソファーに座っていたミッシェルさんが立ち上がり、手を広げて珊瑚を呼ぶ。
「お邪魔します。初めまして、私はリョウ。そしてパートナーのカオリ、娘の珊瑚です」
俺は、金髪オールバックの男性に挨拶する。
「やぁ、いらっしゃい。寛いでくれたまえ。私は、シュウ・アスナだ。宜しく」
そう言って、此方に歩いて来たイケメン中年は、握手の為に手を出して来た。
こ、声が赤い人だよ?!
「シャ○?」
俺は、握手して思わず呟いてしまった。
「その名は、封印された名だ。私は、シュウだよ?リョウ君。君の名字は、サ◯バさんかな?」
ニヒルな笑顔浮かべながら、聞いて来た。
・・この人、転生者だ。
「失礼しました。シュウさん、俺に名字は無いです」
「そうか、名字が無くてもやっていける世界だ。問題は無いな。先ほど、妻からフィギュアを貰ったよ。感謝する、あのフィギュアは、何処で手に入れたのかな?」
「アレは、私の知り合いが制作した物です。申し訳ありません、何か不具合が有りましたか?」
「いや私も、妻が持っているフィギュアが欲しくてね。ボー◯と一緒に飾りたくて、それで聞いたのさ」
なる程、一年戦争で活躍した◯ールにそっくりなフィギュアと、赤い水棲を一緒に飾りたいんだね。
「リョウ君、私にその制作者を紹介して貰えないかな?」
「はい、本人の許可を取ってからになりますが、宜しいですか?」
「宜しく頼む。さぁ、お茶にしよう」
俺もソファーに座り、お茶を出して貰う。
カオリが、先にお土産を渡した様で、お茶請けに出されている。
俺は、弘崎君に緊急と書いたメッセージを送る。
(緊急、転生者発見。対象は、弘崎君と接触を希望している。連絡待つ)
すぐ返信が来た。
(魂の盟友、リョウさん。俺は、転生者に会う事を希望します)
今度は、リリーさんにメッセージを送信する。
(今日、新たな転生者に出会いました。早ければ明日、連れて行って問題無いですか?)
(構わない)と、短い返事が来た。
(有難う御座います)と、リリーさんにメッセージを送り、俺はシュウさんに話し掛ける。
「あの、シュウさん。先ほどのフィギュアの制作者ですが、早くて明日には会えるそうです。その際、俺達の他に女性が二人一緒になりますが、宜しいですか?」
「そうか。私は構わない」
「あら、それならミラにも聞いてあげて?あの娘は最近、勉強ばかりで全然遊びに行かないのよ。今日は、久しぶりにミリィと出掛けてるけど、息抜きさせないと。後、今日は泊まって行ってね?」
「ただいま帰りました。お父様、お母様」
扉が開き、綺麗なプラチナブロンドの美少女が部屋に入って来た。