異世界転生   作:魔導科学

66 / 150
66

 

食堂に戻った俺は、シュウさんの言葉が気になっていた。

 

ミリィさんが、俺に興味を持ってくれている?

 

俺に対して、恋愛感情がある訳じゃ無いだろう。

 

何せミリィさんには、恋人が居るしね。

 

「リョウ様?どうかされましたか?」

 

「へ?いや、何でも無いですよ?」

 

「そうですか?なら、良いのですが」

 

ミリィさんの事を考えていたら、ミリィさんに話しかけられ、慌ててしまった。

 

「そうだ、ミリィさん。明日、リリーさんとマリーさんも一緒に、ボア揚げ屋に行く事になってます。宜しく、お願いします」

 

「そうなんですか?リョウ様は、リリーさんとマリーさん、何方がお好みですか?」

 

「いや、何方が好みと言うか、お二人共いい人ですよ?」

 

「・・・そうですか。ですが、ミラは許しませんよ?」と、ミリィさんがメガネをクイッとしながら俺に言う。

 

「許しませんって、一体何の話ですか?」

 

「お姉ちゃん、お兄さんと何の話をしてるの?」

 

「ミラ、気を付けなさい。リョウ様は狼なのよ?」

 

「うふふ、分かった。気を付けないとね」と、ミラちゃんが此方を見ながら笑っている。

 

「そうだ、お兄さん。プレゼントしてくれたフィギュアの中で、お兄さんのお気に入りは、どれなの?」

 

「どれも好きだけど、一番は【混沌の殲滅師、マジックキャット】ですね」

 

「確かに、眼帯してて可愛いね!じゃ珊瑚ちゃんは、どれが好きなの?」

 

今度は、珊瑚に質問している。

 

「ピピィ」[【破壊大帝、エント】です。エントは本来、とても穏やかなモンスターですが、此の躍動感は素晴らしい。何より、パパとママが保護したモンスターと言うのも大きいです]と、文字を表示する。

 

「エントを保護?何の話?」と、ミラちゃんが俺とカオリを見る。

 

「私がリョウに新しい装備を買って貰って、外に出た時の話なんだけどね」と、カオリが話し出す。

 

皆が、その話を聞いている。

 

「軍から呼び出しがあって朝、私が迎えに行ったんですよね?」

 

カオリの話が終わり、ミリィさんが続きを話し出す。

 

「そうでしたね。一体、何をやらかしたんだと、言われましたね」

 

「本当に、面会時に何を持って行くか、考えていたんですよ?」

 

「お姉ちゃん、優しい!」

 

「私は、罪を憎んで人を憎まず、がモットーなのよ?ミラ」

 

「それで、囚人の面会時に持って行ける物を、軍に問い合わせていた訳か」と、河野さんが言った。

 

いや、やっぱり俺の扱い酷くない?

 

「妬けるな」と、河野さんが呟く。

 

いや、犯罪者扱いされてる身にもなって欲しいけど?

 

「ミリィ、アンダーソンは元気だったかな?」

 

「えぇ、元気だったわ」

 

「そうか、退役してから随分経つからな」と、シュウさんが懐かしそうにしている。

 

「アンダーソン君は、貴方の部下だったものね」と、ミッシェルさんが言う。

 

アンダーソン少佐が、シュウさんの元部下?

 

何か知らないところで、繋がってるな。

 

あっという間に時間が過ぎ、誕生日ケーキも食べ終わり、パーティーは終わりを迎える。

 

「カオリさん、珊瑚ちゃん。今日は泊まって行くんでしょう?だったら、私の部屋に泊まって欲しいの」

 

「私達は構わないけど、宜しいですか?」

 

「カオリさん、珊瑚ちゃん。迷惑掛けるけど、お願いね?」と、ミッシェルさんが答える。

 

「やった〜!カオリさん、後でハニーフラ◯シュについて、詳しく教えてね」

 

と、ミラちゃんが、何やら不穏な事をカオリに頼み込んでいる。

 

まぁ、喜んでいるみたいだし良いか。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。