異世界転生 作:魔導科学
翌朝、昨日の食堂より小さい食堂で皆と一緒に朝食を取る。
その際に、シュウさんから「今日の予定なんだが」と、話をされる。
移動に、アスナ家の自家用大型輸送機を使用し、河野さんの車は輸送機に格納して帰る事になった。
施設に着いてからは、夕飯まで時間がある為、皆で施設ランドに行く事になった。
此れは、ミラちゃんの提案である。
「飛行機だから、施設ランドまで直ぐだね!」
ミラちゃんは、早く出掛けたくて仕方無い様子だ。
「家族揃って出掛けるなんて、随分久しぶりね」
「ミリィも帰ってきている。丁度いい機会だな」と、アスナ夫妻が会話している。
「ミリィ、俺は一緒に行けないが、夕方には同行する」
「そうですね。それは、聞かなくても分かっていますが?」と、此方は河野さんとミリィさんの会話だ。
何だか、ミリィさんの態度が刺々しいな。
「ピィ?」[パパは施設ランドに、行った事があるの?]
「それが、今日が初めてなんだ」
「私もよ、珊瑚ちゃん」と、ミラちゃんが話に加わる。
「ピィピィ!」[皆で、一緒に行けるのは嬉しい!]
「そうだな。楽しみだな!」
珊瑚は、実の母親が見付かり次第、帰さなければならない。
其れまで、俺達は珊瑚と共に思い出を作っておかないとな。
「では、出掛けよう」
シュウさんが声を掛け、皆で移動する。
飛行場の格納庫に到着し、シュウさんにパイロットが話し掛ける。
「おはようございます!御館様、本日は何方まで?」
「あぁ。目的地は施設ランドだ。・・・それから、河野君の車を格納しておいてくれ。離脱地点については、彼が説明する」
「了解しました!」
河野さんの車を格納し、輸送機が飛行場を飛び立つ。
「30分程で、施設に到着します」
「分かった」
パイロットがシュウさんに到着時間を告げた後、河野さんがパイロットに離脱地点を説明する。
エアカーの半分の時間か、やっぱり飛行機は早いな。
暫く雑談していると「後5分程で、離脱地点です。準備して下さい」と、搭乗員が呼びに来る。
「了解。では、お先に失礼します」
「気を付けてな。河野君」
「また、夕方ね」
「河野さん、行ってらっしゃい」と、アスナ夫妻とミラちゃんが挨拶する。
「ミリィ、また後程」
「そうですね。お気を付けて」
河野君がミリィさんに挨拶を返すと、今度は俺の方を向いた。
「行ってらっしゃい。夕方、施設に迎えに行きます」
「あぁ、頼むよ」
俺がそう挨拶すると「気をつけて、行ってらっしゃい」
「ピピィ」[気をつけてくださいね]と、カオリと珊瑚も続いて挨拶する。
河野さんが離脱後、「間もなく、施設ランドに到着します」と、機内アナウンスが流れる。
施設ランドとは、施設が運営する大型娯楽施設の事で、前世のネズミの国とU○Jを合わせた様な物で、年中無休24時間営業で、宿泊施設や屋内プール、アトラクションにテーマパークと、様々な物が融合している。
そして、大型輸送機ですら、離着陸出来る仕様になっている。
流石、魔法と未来技術の異世界だ。
飛行場から、施設ランドの無人車両に乗り、最初のアトラクションに向かう。
無人車両のディスプレイに、施設ランドの案内が表示されてるいる。
《当施設では不定期に、お客様参加型のイベントが開催されます。イベントに参加したくないお客様は、施設係員までお申し付け下さい》
不定期開催のイベント?