異世界転生   作:魔導科学

72 / 150
72

 

「リョウ君、君は何かやっているね?」

 

「何かと、言いますと?」

 

「そうだな。君は何か武術を学んだ事がある?違うかな?」

 

「多少の心得が、ある程度ですが・・・」

 

「ふむ?それも使えるな。どうだろう?暫く、撮影に付き合って貰えないかな?」

 

先程のアクションシーンがOKになり、今度はケーシーにお礼を言うシーンの撮影に入る所で、監督であるセニョールさんに言われた。

 

「分かりました。俺なんかで良ければ、お願いします」

 

映画に出演なんて、面白そうな話だ。

 

「では、次のシーンだ」と、監督から台詞や演技の説明を受ける。

 

 

 

「あ、危ない所を、有難う御座います!」俺が、頭を下げる。

 

「余計な事を・・・」と、ファム・ファタルが、横を向いて文句を言う。

 

「こら、そんな事を言っちゃ駄目だよ?助けて貰ったんだから、お礼を言わないと?」

 

俺が、ファム・ファタルの顔を見ながら諫める。

 

「フン!何故、私が?」

 

不満そうなファム・ファタル。

 

「俺は、ちゃんとお礼が言える可愛いファムが好きだな」と、笑顔でファム・ファタルに言う俺。

 

「し、仕方無い!有難う、此れで良いか?」

 

ちょっと、頬を赤らめつつ礼を言うファム・ファタル。

 

「ふふ、可愛い彼女だ。しっかり守ってやれよ?ゴロツキ共は、俺が兵士に突き出すから、デートを楽しむと良い」と、腕を組んで此方を眺めるケーシー。

 

「はい!失礼します」

 

俺が再度頭を下げ、ファム・ファタルの手を引いて離れる。

 

カット~!

 

数回のリハーサルの後、本番を一回で終了する。

 

なかなか、テンポよく撮影が進むな。

 

「後は、君に紹介して貰った、ボア揚げ屋で撮影だ。撮影許可は貰っている」

 

「分かりました」

 

「此方で用意したバスで移動する。其れまで1時間程だが再度、小型カメラで撮影をするから、また自由に周って来てくれ」

 

「分かりました。リョウさん、良かったら、一緒に周りませんか?」

 

「分かりました。ユカさんが良ければ」

 

後1時間位だし、後で皆と合流するから良いか。

 

「そうだ。お店に行きましょう」と、俺は施設ランドショップを指差す。

 

外の店とは別に、中でしか買えない品物も多数あり、覗く価値はある。

 

店の中は、カップルや親子と多数の客で賑わっている。

 

「可愛い!」

 

「此方は?」

 

店内を見て回りユカさんが、ぬいぐるみを手にとって呟くのを聞いた俺は、違うぬいぐるみを手に持って見せる。

 

「コッチの子も、可愛い〜!」

 

「そっか、じゃ2つ買おう」

 

「えっ?」

 

「記念に、プレゼントします」

 

「有難う!」

 

俺は、ぬいぐるみ2つを精算しユカさんに手渡す。

 

「後は皆に、お土産を買おう」

 

カオリと珊瑚は、自分達でお土産を買ってるかもしれないが、まぁ俺からのプレゼントだと言って渡せば良いか。

 

後は、シュウさん達にも渡そう。

 

一宿一飯の恩を、返さないと。

 

そんな事を考えつつ、何が良いか品物を選ぶ。

 

シュウさんには、グラスにした。

 

酒を飲むのか判らんが、何を飲むにしても使えるからね。

 

ミッシェルさんには、可愛い置物を手に取る。

 

多分、喜んでくれると思う。

 

ミリィさんとミラちゃんは、ぬいぐるみを一つずつ選ぶ。

 

カオリと珊瑚は、敢えて同じぬいぐるみを一個ずつにして、後はネアさんと、ゴモリーさん、リリーさんと、マリーさん、ボア揚げ屋の瑠璃さんの分のぬいぐるみを一個ずつと、お菓子を河野さんと、弘崎君、ボア揚げ屋さんに一個ずつ購入した。

 

後は、リリーさんと弘崎君に映画の撮影をしていると、メッセージを送っておく。

 

リリーさんから問題ないと返信があり、弘崎君からの返信は無かった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。