異世界転生 作:魔導科学
映画の一覧の他に『お困りの方は、コチラで検索してね!』と、表示されている。
詳しく見てみると、複数人で映画を観る時に意見が別れた場合、それぞれの意見を組み合わせた映画を、検索してくれる機能らしい。
「珊瑚、カオリ、この検索を使ってみるか?」
「面白そうね」
「ピィ!」[うん!]
検索の部分に触れると、画面が広がって、様々な項目が表示される。
「ピィちゃんは、何が観たい?」
「ピィ!」[私は、恋愛物かな!]
恋愛の項目に、チェックを入れると、純愛、学園物、禁断の恋、感動、ファンタジー、サスペンスと出て来た。
全ての項目に、チェックを入れる。
「カオリは?」
「私は、アニメかな」
アニメの項目に、チェックを入れる。
アニメは、どう言う訳か詳細が出ないな。
俺はアクションとか、ホラーが好きだな。
で、アクションとホラーにチェックを入れると、ホラーも細かく表示が出る。
サイコ、スプラッター、オカルト、アニマル、パニック、SF、スリラー、サスペンス、ミステリー、ゾンビ、スラッシャー。
此方も、全部チェックする。
流石に、こんな項目を入れて検索しても、そんな映画は出て来ないだろうと、思っていたら出て来たよ。
出て来たは良いが、映画の紹介内容が意味不明なんだよ。
色々な物が混ぜ合わせ過ぎて、ゴチャゴチャで訳が分からん映画になってるな。
「出て来たけど、何だかよく分からん内容の映画なんだが、どうする?」
「私は、此れが観たいな!」
「ピピィ!」[パパ、私も此れが良い!]
・・・まぁ、良いか。
ディスプレイを操作して、映画を観る。
俺は、炭酸飲料とお菓子を注文して食べながら、映画を観る。
珊瑚とカオリは、アイスクリームを食べながら観ている。
途中で、トイレに行きたくなったら、どうするのか?
部屋から出なければ、小さいディスプレイが目の前に現れて、ずっと観ていられる。
流石、魔法科学!
そして、長編映画を見終わった。
「なんか、凄かったね」
「ピィ!」[まさかのどんでん返しが、凄かったね!]
「アクションシーンも、アニメと実写の組み込み方も面白かったし、様々なホラー要素に、恩愛と時に割愛、敬愛と慈愛を持って純愛に勤しみ、情愛と信愛と溺愛しつつ、そして博愛と汎愛と偏愛に苦しむ。愛の様々な要素が、上手く纏められてたな」
言ってて、意味が分からんが、面白かったよ。
昼飯は、映画鑑賞しつつ食べた為、腹は減ってない。
今度は量販店に行って、店を覗いてみるか。
あの量販店は、様々な商品が置いてあるならな。
武器じゃなくても、武器として使用可能な物も、置いてあったりする。
何か面白そうな物を、探しに行くか。
量販店に到着し、最初に目についたのが、『新発売!最新式、木人ゴーレム。此れで、全ての対戦が可能!もう独りで、悩まない』という広告だった。
木人って、前世で格闘ゲームのキャラクターにもなってた奴か?
気になり見てみると、デッサンモデル用の木製マネキンを人間大にした、かなり細かいポージングが出来る物が置いてある。
説明欄には、『ゲームから格闘技等の全ての対戦相手になり、今まで独りで頑張って来たアナタ!この木人ゴーレムを使って、更に強くなりましょう!』と、書いてある。
なる程、ゴーレムの技術を使って動かすのか。
で、ゲームの対戦相手から、格闘技の訓練まで使える。
コレって、兵器として使えるんじゃないのか?
何て考えたが軍事技術もそうだが、よくよく考えると、既に日常生活でゴーレムの技術って使われてたな。
一般的な物は、食堂とかのペ○パー君。
アレもゴーレムの技術が組み込まれた、魔法科学の逸品だし、魔導アーマーもゴーレム技術の応用だったな。
「ピィ?」[パパ、此れを買うの?]
「丁度、良いじゃない?私達+1で、バドミントンとかテニスとか卓球の対戦が出来るし、格闘訓練にも使えるのよね?ピィちゃんの運動に、良いと思う」
そうだな。
珊瑚の運動に、使えるのは良いな。
木人ゴーレム本体と、各種ゲームやスポーツ、格闘プログラムを入れて、更に各種ラケットやボール等の用品を付けて、お買い上げ。
お値段は、かなり高くついたが、まぁ此れから頑張って稼ぐよ。
木人を連れて、以前来た公園にやって来た。
此処なら、身体を動かすのも問題無いしね。