異世界転生   作:魔導科学

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「そうなんだ!」

 

「そうなんですね?」

 

「お姉ちゃん〜、良かったね〜」

 

「・・・連絡して、良かった」

 

現在、木人を含めた俺達一家と、ネアさん、ゴモリーさん、マリーさん、リリーさん、そしてミリィさんとメイドロイドが、大きいテーブル席を占拠している。

 

「今後は、私が宿泊施設の管理をします。改めて、宜しくお願いします」

 

「ミリィの本当の姿は、初めて見たわ」

 

「私もです。凄く綺麗ですね!」

 

「私と〜、お姉ちゃんは〜、一昨日見た〜」

 

ミリィさんは昨日、リリーさんからの連絡を見て、施設に戻ったそうだ。

 

河野さんの助手をしていた為、ミリィさんが後を継ぐのは、都合が良いらしい。

 

後は、河野さんが無事に、見付かってくれれば良いのだが。

 

「・・・リョウ、ちょっと」

 

「どうした?カオリ」

 

俺の隣に座っていたカオリが、小声で話し掛けて来た。

 

「木人君が・・・」

 

おや?木人の様子が・・・、て、おい?!

 

ある一点を見つめて、ラ◯のラブソングの様に、ソワソワしまくってる!!

 

歌の様にキョロキョロしてはおらず、視線の先には、ミリィさんが連れて来た昨日のメイドロイド。

 

えっ?!

 

木人は昨日、買って連れて来たばかりなのに、もう故障したの?

 

「お、おい?木人?大丈夫か?」

 

震える手で珈琲を持ち上げ、ダバダバと溢しながら、視線の先はメイドロイドに向いている木人。

 

俺に話し掛けられ、大丈夫と意思表示する木人が、慌ててペッパ○君から受け取った布巾で掃除している。

 

その様子を、静かに珈琲を飲みながら眺めるメイドロイド。

 

「リョウ様?そちらのゴーレムは?」

 

「昨日、量販店で購入した木人ゴーレムです。珊瑚の運動にと思って、買ったんですが・・・」

 

「そうですか。お買い上げ、有難う御座います。両親も、喜んでいると思います」

 

「御両親の会社のゴーレムなんですか?」

 

「はい。ゴーレム制作、販売は複数の会社が存在しますが、そちらのゴーレムは両親の会社で制作された物で、修理もやっています」

 

木人をジッと眺めるミリィさんが「しかし、面白い事になっていますね」と、感想を述べる。

 

「母に連絡しておきました。後程、検査の者が来ると思います」

 

「有難う御座います。故障ですか?」俺は木人を眺めながら、ミリィさんに尋ねる。

 

「検査結果が出ないと、何とも言えませんね」

 

「ピピィ」[新しい訓練相手に、なると思ったのに]

 

「そうね。検査して貰って、どういう結果になるか」と、カオリが木人を眺めて呟いた。

 

朝食を終えて、部屋に戻る。

 

木人は先ほどと違い、特に問題ない様だ。

 

「カオリ、珊瑚。もう少ししたら、行ってくる」

 

「ピィちゃん、パパは浮気相手の所に行くって」

 

「ピピィ?」[パパ、今回だけは赦すけど、次は無いよ?]

 

「いや、浮気じゃ無いよ?それと、珊瑚が凄く怖い」

 

待ち合わせの時間より、30分程早く、施設ランド前にやって来た。

 

ベンチが置いてあるから、座って待とう。

 

そんな事を考え、自販機で飲み物を購入し、ベンチに座る。

 

何気なく道行く人を眺めると、少し離れた場所を歩くカップルの男の方が、前方を見詰めている。

 

その様子に、隣の女が男の肘を抓る。

 

アレだ、男が他の女に見惚れて彼女を怒らせる、そんな風景だな。

 

そんなに、綺麗な人でも居たのか?

 

そう思い、男が見ていた方を向いてみる。

 

綺麗とか可愛いって言葉があるけど、そんな言葉だけじゃ言い表せない。

 

何と言うか、神々しい。

 

改めて、自分の語彙力の無さにゲンナリする。

 

「おはようございます!ごめんなさい。待たせてしまって」

 

「い、いえ、いま来た所です」

 

ユカさんが、微笑みながら俺に挨拶する。

 

 

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