異世界転生 作:魔導科学
写真を消去した後、ユカさんに交代する。
「ピッピッピッピッピー!オメデトウゴザイマス、6トウ、マリョクフォトフレームデス」
「被っちゃいましたね」
「でも、私もこの魔力フォトフレームが欲しかったから、丁度良かったです」
ユカさんは笑って、フォトフレームを受け取っている。
「そうなんですか?何の写真にするんですか?」
「そ、それは、秘密です」と、はにかんだ笑顔で答える。
気になるけど、しつこく聞いて嫌われるのは嫌だな。
取り敢えず、ルーレットを止めるか。
「ピッピッピッピッピー!オメデトウゴザイマス、10トウ、オカシセットデス」
また、お菓子だよ。
残りは後、1回ずつだな。
ユカさんが、ルーレットを止める。
「ピッピッピッピッピー!オメデトウゴザイマス、10トウ、オカシセットデス」
「あ〜、またお菓子ですね」と、ユカさんが笑っている。
「暫くの間、お菓子は買わずに済みそうですね」
「うふふ、そうですね。経済的です」
さて、最後の1回だ。
「ピッピッピッピッピー!オメデトウゴザイマス、1トウ、アスナシャセイ、フィギュアデス」
やった、最後に1等が当たったぞ!?
「おめでとう御座います。やりましたね!リョウさん」
「はい。最後に1等が当たりました」
これも、神様が与えて下さった強運のお陰なんだろうな。
猫の着ぐるみロボットが、次元収納から箱を出して渡してくれる。
そんなに、デカくないな。
表の面に、たまごひこ◯きの様な絵が描かれている。
箱の周りと裏面を見てみると、たま◯ひこーきが人型のロボットと、飛行機から手足が生えた姿の写真が写っている。
コレって、マク◯スのバルキ◯ーだよね?
アスナ社製って事は、シュウさんが関係してる筈だ。
ガンダ◯では無く、たまごひこ◯きの◯クロスで攻めてきたか。
流石、シュウさんだ。
「良かったですね、リョウさん。因みに、このフィギュアは非売品だから、希少価値が高いらしいですよ?」
「食うに困ったら、コレを売って生活費にします」
「リョウさんって、本当に面白いですね。まるで、昔から苦労してきた様な言い方ですね」と、ユカさんが笑いながら俺を見る。
前世は、苦労しかなかったからね。
さて、クレーンゲームは一通り楽しんだな。
次は、どうしようかな?
「そうだ! ガチャガチャとかないですか?」
ゲームセンターといえば、ガチャガチャだろう。
・・・俺の頭の中の常識だけどね?
「ガチャガチャですか? それなら、アッチの方にありますよ」と、ユカさんが指をさす。
自販機ほどの機械が、何台か並んでいる。
「うん?こんな物まで、あるんですね」
そう言ってユカさんに問いかけたのは、なんと非常食のガチャガチャ。
「そうなんですよ。私は買った事がないですけど、美味しいって評判なんですよ」
カレーライス、スパゲティー、ラーメン、牛丼、豚丼、サンドイッチ等、色々とあるようだ。
興味本位で、一つ買ってみよう。
軽快な音楽がなり、自販機位の大きさのガチャガチャから出てきた物体は、椰子の実の様な物で、周りにラーメンの写真と拉麺という文字のラベルが貼ってある。
その見た目たるや、某猫型ロボットが出した、植◯改造エキスで作られた椰子の実の様な見た目だ。
ラベルの注意書きを読むと、保存期間は50年、椰子の実容器は再利用可能。魔力自動充填保温冷機能付きなので、お弁当箱にどうぞ。と、書いてある。
コレは、他の物も欲しいな。
特に、この容器が欲しい。
前世からそうだったが、俺は見た目が面白かったり、可愛い物が好きだ。
前世で使っていた、バナナ型の筆入れは、俺のお気に入りだった。
そんな事を思い出しつつ、再度ガチャガチャを回す。