異世界転生   作:魔導科学

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やぁ、リョウだよ?

 

みんな、元気かな?

 

お兄さんは、げ、元気だよ?

 

「それで、どういう状態なんですか?・・・コレは?」と、ユカさんがとても優しい、でもハマ◯ン様が部下を使い捨てにする時の様な目で、俺を見ている。

 

現状説明、めぐりちゃんを叱った俺は、めぐりちゃんと一緒に武器屋に行って、爆弾を回収。

 

運良く、一つも売れて無かったとの事。

 

武器屋の店主に次回、必ず買い物に行くと告げ、皆で一緒にゲームから出て来た。

 

そして、フードコートに来て落ち着いて話をしようとした処、めぐりちゃんが俺の隣に座り腕に抱き着いて、離れようとしない。

 

みんな、分かってくれたかな?

 

俺には、さっぱり分からない。

 

因みに今の俺は、傷だらけの天使さ!

 

何故かって?

 

めぐりちゃんに抱き着かれている現場を、ユカさんに目撃DQNされた後、何故か瑞に頭を嘴で突かれ、脚爪で頭を引っ掻かれ、めぐりちゃんが離れた瞬間にポポから後ろからタックルをかまされ、身体の上に乗られてスタンピング。

 

「オバサン、ボクの大事なお兄ちゃんをイジメないで!お兄ちゃん、大丈夫?めぐりが膝枕して、ヨシヨシしてあげようか?」と、更に俺の腕に抱き着いてくる。

 

「お、オバサン!?お嬢ちゃん?私はまだ10台後半なんだけど?」

 

「え〜、でも〜、私より年上じゃん?」

 

も、もう止めて?

 

リョウのHPは、0よ!

 

助けを求めようと、瑞とポポを見る。

 

あれ?

 

何で、此方を見てないの?

 

いや〜、外はいい天気だね〜。

 

なんて会話が聞こえて来そうな雰囲気で、此方を見ようとしないのは何故なのかな?

 

今、俺の心の中で某SE◯Dの名曲、あんな〜に、一緒だったのに〜って、イントロが流れてるんですけど?

 

はたまた、某Zの付くガン◯ムパイロットみたいに「あははは・・・大きい! 彗星かな? いや、違う、違うな。彗星はもっと、バーッて動くもんな。出して下さいよ、ここから・・・。出して・・・」的な状態なんでけど?

 

「リョウ・・・。リョウ、聞こえて!? リョウ!!」と泣きながら、呼んでくれる可愛いヒロインは存在しない。

 

「・・・で、転生者って、何の話ですか?リョウさん?」

 

「ボク達は、転生者でお互いに巡り合う事が約束されてた運命なの。そう、言ってしまえば、幾千万の星から、あなたを見つけられる、偶然をチャンスに変える、お兄ちゃんが好きって事なの。分かる?オバサン?」と、めぐりが更に爆弾を投下する。

 

「オバサンじゃないわ、私の名前はユカよ?めぐりちゃん?」と、額に青筋が浮きそうな笑顔で、対応する大人なユカさん。

 

「それに、ボクは一万年と二千年前から、お兄ちゃんを愛してるもん。八千年過ぎた頃から、もっと恋しくなって、一億と二千年後も愛してるんだからね。さっき会ったばかりだけど」

 

めぐりちゃんの言葉に、俺の地獄に音楽が絶えない、なんて考えていたが、いい加減、正気に戻ってユカさんに説明しよう。

 

「ユカさん、すみません。俺は異世界転生者なんです。黙っていて、すみませんでした」

 

ユカさんは、黙って俺の話を聞いている。

 

「俺が転生する前は、この世界と同じ地球でした。でも魔法なんてない、科学だけの世界でした」

 

ぽつりぽつりと、俺は自分の前世の世界について語り始める。

 

「・・・そうだったんですね。道理で、生まれたばかりのクローンって言う割には、矢鱈と博識だなって思ったんです」

 

「騙すつもりは、無かったんです。失望しましたよね」

 

「いえ、もっとリョウさんの事を、知りたくなりました」

 

優しい聖母の様な笑顔で、俺に笑い掛けてくれるユカさん。

 

「でも、いい加減、その子から離れて貰えませんか?」

 

「いや此れは、俺がくっついている訳じゃ無くてですね!?め、めぐりちゃん?ちょっと、離れてくれないかな?お兄さん今、ユカさんと大事な話してるんだよ?」

 

「うん!知ってる。ボクも転生者だから、ちゃんと常識的な事は分かってるよ?でも、好きになっちったんだもん、仕方無いでしょう?お兄ちゃんは、ボクの事が嫌い?転生する時、神様にお願いしたんだ。ボクの声を、そこの子豚ちゃんに Pちゃんって言ったり、ニンニクラーメン、チャーシュー抜きって台詞を言う声優さんと、同じ声にして下さいって。そうお願いしたんだよ?それでも駄目かな?」

 

言葉の暴力ってのは聞くけど、声の暴力って言葉を俺は今、思い付いたよ。

 

「それに、さっき叱られた時に、お兄ちゃん言ったでしょう?お嬢ちゃん、お兄ちゃんが良いこと、教えてあげるからね?大丈夫、飴あげるから此方においで?この事は、誰にも喋っちゃ駄目だよ?そうしないと、お兄ちゃんは、兵隊さんに捕まっちゃうからね?って。その後、強引に・・・」

 

「・・・リョウさん? それ、本当ですか? 今日は私とデートだって言いましたよね・・・?」

 

「NO, MOM!! ち、違います! 決して、そんなことは・・・全くもって、一言も発していませんであります!」

 

余りの焦りに、地球侵略を実行しようとする、カエル軍曹の様な言葉遣いになってしまったよ。

 

「ぷ、アッハッハッハ〜、お兄ちゃん、軍曹になってる!面白〜い!!」

 

めぐりちゃん?

 

笑い事じゃ、無いですよ?

 

貴女の発言で俺は、究極のピンチなんですよ?

 

「分かりました。リョウさんは、無実なんですね?」

 

「い、YES,MOM!!自分は、清廉潔白の無実であります!」と、挙手の敬礼をする俺。

 

 

 

リョウです。

 

皆さん、怖い話は好きですか?

 

俺は割と、オカルトとか好きな方なんですけどね?

 

でも実際に、怖い目に遭うってのは、やっぱり嫌ですね。

 

そして今、俺は怖い思いをしている最中です。

 

さ〜て、来週のリョウさんは?

 

リョウ、無実の罪でしょっ引かれる。

 

リョウ、地獄の片道切符。

 

リョウ、最後の足掻き。

 

の、三本で〜す!

 

せ〜の、ジャ〜ン、ケ〜ン・・・。

 

 

 

 

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