エゴにまみれた危険な悪魔   作:名無しの位階1の虫ケラ六年生

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お久しぶりです。6巻はちょっと難産でした。が書けたので、次回はもう少し早めに出します。
金曜日とかに


ほぼ初登場のようなもの、太陽の国からやってきた薔薇の似合う男、ロノウェです





第十六話 天然との遭遇

 

生徒会室に突然、ドバン!!と大きな音を立てて入ってきた男は、ロノウェ・ロミエールと名乗った。

 

 

「ロノウェ・ロミエール!!我ながら声に出して呼びたいファビュラスな名前だ!!」

 

「このロノウェ!高らかに宣言しよう!!」

 

 

お付きの女悪魔が2人、男(ロノウェというらしいが)の後ろで薔薇の花をまく。

うん、嫌いじゃない香りだ

 

 

「我ら悪魔学校風紀師団!!生徒会を乗っ取りに来ました!!」

 

香りと共に、ロノウェは爆弾を落とした。

 

 

「あ?」

 

ガラの悪いジョニー先輩が、不機嫌になるのも無理はない。

 

あー、イイ

 

 

 

 

 

「この風紀師団ロノウェ・ロミエールが、生徒会を乗っ取り、新・生徒会長となる!!」

 

 

 

「風紀、師団って……」

 

 

イルマが疑問を口にする。

 

 

「聞いたこともないな」

 

俺も、風紀師団とは初めて聞いた名前であった。

基本的に、バビルスの風紀は生徒会が保っていると思っていた。他に似たような師団が存在しているとは…

 

それも、こんなに。風紀という言葉に似つかわしくない男が風紀師団とはな。

 

 

「んー、自称生徒会のライバル……かな?」

 

 

俺たちの疑問に、キッシュ先輩が答える

 

 

「生徒会と似たような活動しては、つっかかってくる、目立ちたがり屋の集団」

 

 

ロノウェとやらに、もう一度目を向けると、花を盛大に床に撒き散らしていた。良い香りだが、ここまで多いとな。

薔薇園にでもいる気分だ

 

確かに、行動や服装を見て派手なことが好きなのだなとうかがえる。

制服を改造…どころか原型など存在しないそれは、もうただの私服であった。

多分、金持ちだなこれ

 

 

「要するに……会長が失脚して得する奴だ

 

 

「てめぇが、会長を襲った犯人か」

 

 

ジョニー先輩は相変わらずの、強面で睨みつける。もちろん胸ぐらを掴むのも忘れずに。

軽いデジャヴだな。

あ、俺もされたなこの間コレ

 

 

「……なんのことだか」

 

ロノウェは、少し目を細めて否定した。

ロノウェの言葉は本当になにも知らなさそうにも感じるし、表情はなにか知っていそうにも見える。つまり、なにもわからない。

ロノウェを犯人と考えるのは時期尚早というわけだ。

 

ジョニー先輩はカマをかけているつもりなのかもしれないが、それはそれとしてあまり褒められたものではない。無闇に敵を作るだけだというのに…

 

 

「そ、そそ、それより!手を離したまえややっ野蛮なきき、菌が……っ」

 

 

ロノウェは突然、震え出す。カマをかけられてボロを出した。とはとても見えないが……なんなんだ?

忙しいやつだ。

ジョニー先輩はそんなロノウェに余計に機嫌を悪くしたのか、眉間に皺が入る。

 

「あ?」

 

「ヒューヒュー、男に5秒も触れられた……限界ロノウェ…」

 

 

きゃーロミー様!!とお付きの女悪魔に抱えられるように、倒れ込むロノウェ。そんなに、胸ぐらを掴まれたのが嫌だったのか?

 

不思議な男だ

 

 

「ああいう自分ルールが多いから、なかなか外には出てこないんだよ…」

 

 

キッシュ先輩は、ロノウェのことをよく知っているようで、色々と補足してくれる。

なるほど?だから、会ったこともないし、聞いたこともないのか。

 

こんなに派手で、知らないというのもおかしな話で、その説明は妙にしっくりきて納得した。

 

 

「だが、!!ロノウェはこの好機を見逃さない!!」

 

ロノウェはショックから回復したのか突然立ち上がる。背後で薔薇が散った。

自分はアメリ会長の現状の原因は知らないと明言しつつもこの現状を逃すつもりはないと。大いに利用させてもらうと、ハッキリと宣言した。

 

 

「会長が弱っている今!!解散選挙(タイマン)を申し込む!!」

 

 

「署名もこの通ーり!!流石ロノウェ人望の塊!」

 

 

このやたらと派手な男。どうやらただのお笑い枠ではないらしい。

手に持たれた紙には、たくさんの名前が記入されている。支持されるだけの何かを持ち得ているらしい。

目の前の男の評価を一段階上げる

 

 

解散選挙は、規則で()()()()()()()()()

即ち、乙女モードのアメリ会長はこのロノウェと会長の座を争わなければならない。

 

生徒会室に、緊張が走った

 

 

 

 

 

まあ、俺はそんなことはどうだっていいが……

 

今は生徒会メンバーの1人ではあるが、臨時だ。しかも強制の。アメリ会長を特に慕っているわけでもなく、現生徒会に特に思いれもない。

なんなら、生徒会の皮を被った軍隊師団は無くなってしまえばいいとすらも思ってきた。

俺もその紙に署名してもいいか?

 

 

 

と冗談はさておき、俺は俺のしたいことをさせてもらう。

 

 

「ロノウェ…、」

 

 

口から、声が漏れ出た。

俺の足は迷うことなく派手な男、ロノウェに向かった。

目が離せなかった。

 

 

「ロ?」

 

 

まっすぐ見つめて、その手を取る。

 

 

「良い名前だ。」

 

 

俺が、普段抱かないタイプの男が目の前にいた。

 

俺は基本的に、プライドが高くて壊しがいのある奴を好む。こういった、天然、独自の世界観を持った奴は扱いずらくて、敬遠しがちだ。

 

ただ、容姿が気に入れば話は別

 

キラキラした目に、長いまつ毛。綺麗で艶もあり、サラサラとしているがウェーブがかった長い髪。焼けた小麦色の肌、スラリとした身体。身長は、俺とそこまで変わらない、190ギリギリいかないくらいか?

 

イイ

 

好みだ。身長があるのが良い。やはり、やるときに身長差があると身体にかかる負担の大きさが違うからな。できるだけ、背の高さが近い方が好きだ。

俺より大きいのなら良いが、ちっこいやつはすぐに壊れそうで気をつける必要があり、少し面倒なんだよな。

ひんひん泣く姿は、見てて加虐心を唆られやすく、理性を保つのが大変なのも、悩みどころだ。

 

ああ、思いだしたら、興奮してきた

 

 

 

「ッ」

 

 

ロミー様!!とお付きの女悪魔どもが、なにやら騒いでいるが関係ない。

 

あー、ゆくゆくは4P主従セしようか。そういうのもアリだな。自分の従者には手を出しがちだが、まさか他人の従者には手をつけるなんてことは早々しないぞ。プラス主人ともなると経験ナシだ。

 

 

俺は、ロノウェの手の甲に口づけをした。

 

 

 

「ロ、ロ……」

 

 

「お、おとこの、男のくち、くちびるろろ、」

 

 

わなわなと震えだすロノウェにゾクゾクとする

 

 

「お前に惚れた。とりあえず、連絡先「そういうのよくないと思います」

 

 

元々雰囲気も無かったのが、間に割って入ってきた存在により完璧にぶち壊された。

それは、思わぬ人物であった

 

「……イルマ?」

 

 

ロノウェとの間にイルマが割り込んできた。

突然のことに、少し驚く。ジョニー先輩あたりが強引に止めてくるのは予想していたが、まさか入間がくるとは。

いや、使い魔交流の時のことを思い出すとそう驚くことでもないか?

 

 

「ロノウェさんも、嫌がってますし、とにかくダメです!」

 

 

「な、」

 

 

強引に手を離された。

イルマって、こんな感じだったか…?と。少し考えて、うん、こんな感じかと思い直す。正義感があるようなやつだったなこいつは。お人好しだ。

 

いや……違うか。

 

 

誰かのために。これがイルマの行動原理だ。しかし今回は、どちらかというとロノウェのためというよりかは……

 

 

自分のため

 

 

イルマの顔をじっと見る。

俺はこの顔を知っている。よく知っている。

今まで嫌というほど見てきた。

 

 

ヤキモチ、妬いたな

 

 

確かに、この頃はアメリ会長の監視が厳しく、そういうことをしてなかった。俺だけじゃなく、イルマもお預けをくらっている身であった。

いや、まさかイルマも俺のことを思ってくれているとは。俺の一方通行だとばかり……

これは、嬉しい収穫だ

 

しかし、ロノウェと仲良くなりたい気持ちは無くなったわけではない。

 

 

 

ヤキモチを妬いてくれるのは、基本的には嬉しい。が、あまり妬きすぎて面倒くさいやつは嫌いだ。

イルマの場合は、可愛いげがある。が、これがヤンデレ化なんてしまえば、どうする?最悪だ。

 

可愛いと思って軽い気持ちで抱いたら、ヤンデレ気質だったようで、俺のことを追いかけまわしてきたヤバいやつとか。

付き合ってくれないと、私死ぬ!!みたいな女とか。

もちろん、男でもそういうのはいる。特に恐怖だったのが、男でも孕める薬を飲んで、子供が欲しいと俺に子作りを迫ってきたやつだな。

……実はいうとちょっと面白そうだなと思った。死ぬまでに一度はやりたいなと密かに思っている。

 

 

基本ヤンデレは、お断りしているんだ。

ヤンデレはセフレを許容できないことが多い。別にお前と付き合っているわけではないし、愛してとか、本命にしてとか言われても反応に困るんだよ。

俺がもともと好きになって関係を持ったわけで、基本縁を切るのは本望ではない。しかし、ヤンデレ化してしまうと縁を切らざるおえなくなってしまう。

 

なぜか?

他のセフレを殺しにかかるからだ。

ヤンデレ化すると、捨てても追いかけてくるし、俺の気に入っているセフレを殺そうとするはで、こうなると俺も実力行使をするしかない。

別にそういう理由で壊すのは楽しくもないので、益の無いものだと思っている。本当に勘弁してほしい。

 

少し頭を弄ってぽいっするのが、大体だな。

一度好きになったことには変わりないので、別に悪いようにはしない。ただ、感情を消したり、記憶を消したりするような致命的な書き換えをしたやつは、二度と抱かないが

 

セフレを許容できない以外の点ではヤンデレのことを嫌う要素が無いところが惜しい。俺は基本的に依存させることが好きな方ではあるし、俺のことで頭一杯にしてくれるやつは愛おしく感じる。愛を伝えてくれるやつを好きになるのは当然のことだろう。

 

俺は気に入ったやつにはとことん甘い。多少のことを咎めるつもりもない、許容範囲だって広い。ただし、交際関係に何度も口出ししてきたり、しつこく邪魔をしてくる奴は嫌いだ。受けいれられない、嫌悪すら湧く。

 

というわけで、イルマに戻る。

 

 

「?」

 

 

割と真剣に見つめる俺に、イルマはキョトンとしている。

この反応、絶対に病んでない。もし、この様子で病んでたら俺は何を信じていいか、わからなくなる。

一見そんな兆候は無さそうだ。

 

しかし、気をつける必要が無いわけではない。独占欲というのは、どんな生物にも存在するからな。

 

 

「ろ、宣戦布告もしたっ、ので、も、もう帰る。お、ぉおとこの唇。一刻も早く風呂に……ロロ、さらばッ、ロノウェ」

 

 

イルマに意識がとられていた。

ロノウェはお付きの女悪魔たちに、救急搬送されるように勢いよく生徒会室から出て行く。

クソ、連絡先を交換できなかった。

 

 

「まあ、手段はどうあれ、ロノウェを追い返したのはよくやったアバドン」

 

 

ジョニー先輩が、なぜか微妙な顔をしながらも俺を褒める。

 

 

 

 

ぬるりと解散選挙が幕を上げた

 

 

 

 

 


 

 

次の日から、生徒会の業務はもっと過酷を極めた。

元々の生徒会業務にプラス解散選挙に向けた活動。

 

どうやら戦況は、今のところロノウェが勝っているようだった。

まあ、無理もないか…

 

 

目の前で、乙女モードアメリ会長による演説が行われていた。

 

 

「あ、あのっ私……この学校のためにっ、ためにっ予算の見直しと…あっ」

 

カンペは落とすし、声は小さいし、ハッキリとしていないし、なにより威厳がない。堂々としておけばそれなりに票が入るものだ。あとは……知名度も大事だが…

今回は、それ以前の話だな。

 

コレをまだ慕って支え続ける生徒会メンバーには、感服するよ。

 

劣勢もいいところだ。

対して、ロノウェ

 

 

「やあ!平生徒庶民!!」

 

「僕だよ」

 

 

調べてわかったことだが、ロノウェの家系能力は

 

注目(カリスマ)

いついかなる状況であっても瞬間的に目を奪われる。

 

 

なんとも、目立ちたがり屋のロノウェといった能力である。

 

今回の選挙で大いに活躍する魔術と言っていい。

 

 

「ロノウェが生徒会長になった暁には授業日数を半分にし、その分旅行に行く!!」

 

「校内にレジャー施設も設置し休日も増やす!」

 

「酒の噴水を備え、肉のなる木を植え、それはもう遊びまくる!!」

 

 

おおおお!!!と集団から声が上がる。

なんともはちゃめちゃで、愉快な公約であった。

 

まあ、到底学校からの許可が下りるとは思えないことを除けば、面白いな。

もし、ロノウェが生徒会長になれば、カルエゴ先生の胃痛の原因が増えそうだ。うるさい、アホ、マイペース、うん揃っている。

 

 

ロノウェが、堂々と声を張った。

 

 

「約束はしない!!」

 

 

ダメじゃん。

 

 

「だが全力は尽くす!間違ってひとつくらい通る可能性にかける!」

 

 

「つまり!これまでの生徒会よりも面白い日々を約束しよう」

 

 

 

ああ、持ってかれた。と思った

 

最後の最後で完璧に持っていかれたな。悪魔とは、面白いこと楽しいことを好む傾向にある。ロノウェに賭けてみるのも面白いかもしれない。そう、ロノウェは集団に思わせた。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

そして、あっという間に解散選挙当日である。

 

解散選挙(タイマン)までのアピール期間では、ロノウェが圧倒的に優勢、一応アメリ会長を支持するものもいるが数は少なく、それも同情という感情からの支持である。もともとアメリ会長のファンクラブのようなものが存在していたらしく、そういった支持者層だな。

簡単にいうと、現生徒会は劣勢も劣勢というわけである。

 

 

 

「我らが主を決す!!解散選挙の開会だ!!」

 

 

 

「双方のアピールの後、投票にうつります!制限時間は3分!」

 

 

今日のイベントの司会のアナウンスが入る。

とうとう、始まってしまった。

 

高い場所にロノウェとアメリ会長が見える。

 

 

相変わらず、アメリ会長は精神魔術にかかったままであり、ロノウェは絶好調であった。

 

まあ、俺は俺が出来うる限りのことをした。

どのような結果になろうと、仕方がないことだ。

 

 

 

「先行は…ロノウェ・ロミエール!!!」

 

 

アナウンスと同時にロノウェに視線を向けるように自然と身体が動いた。

おそらく、ロノウェが家系魔術を使ったのだろう。

 

 

「僕から君たちに提案するものはズバリ、愉楽だ」

 

 

生徒の反応を確認しようと周囲に目を向けようとして、できなかった。

視線がロノウェから離れない。……この家系魔術、地味なようで厄介だな。

 

 

 

「学園を楽園にしようではないか」

 

 

 

「学生の本文は!学びを楽しむことだ。ロノウェが目指すは遊園地!!」

 

 

 

生徒の表情を見なくてもわかる。周りから大きな歓声が上がった。

 

集団というものは、わかりやすいものが好きである。

 

ちなみに俺は、遊園地のなにが楽しいかわからない。遊園地に一緒に行きたいとゴネられ、一度行ったことがあった。いろいろなアトラクションに乗ったが、絶叫系はてんで駄目。

動体視力が良すぎて全くスリルがなかった。

 

まあ、一緒に行った女悪魔の反応が可愛かったので、楽しかったが……。なるほど、学校が遊園地になればそれを毎日見れるのか。

よし、ロノウェに投票しよう

 

 

「夢物語だ。理想だと言われても、僕はめげない」

 

 

「この生涯でめげたことがない!!」

 

 

 

ロノウェの言葉に、周囲からどっと笑いが起きる。ロノウェの根拠の無い自信は確かに、見ていて気持ちいいものがある。

 

学校を遊園地にするなんて、学校に申請できても受理されないだろうに。カルエゴ先生あたりが絶対に許さないだろう。

流石の孫バカ理事長でも、頭を縦に振るとは思えない。

 

 

「"つまらない"は最も無価値!!苦しみを誇るな!楽しみを崇めろ!!

さぁ、僕と!理想の楽園目指して遊ぼうじゃないか!!」

 

 

「セイ マイ ネーム!?」

 

 

「ロノウェーーーー!!!」

 

 

 

そんな現実的な話はどうだっていい。

楽しければそれでいい。派手だったらそれでいいんだ。

 

今、盛り上がれば、これで良いんだ。

 

集団の反応はそれを物語っていた。

 

 

ロノウェコールが起きる。

 

 

 

「後攻、アザゼル・アメリ」

 

 

ロノウェのアピールタイムが終わったのであろう。アメリ会長のアピールタイム開始を告げるアナウンスが入る。

 

しかし、盛り上がって集団の耳には聞こえていないのか、ロノウェコールは続いたままである。止まる気配がない。

これは…今のアメリ会長にとって、かなり不利な状況、空気感である。

 

 

「…私は、弱いです」

 

 

喋っているのだろうが、聞こえない。響かない。

もう、この状態になってしまった集団の心には響かない。

 

集団を動かすならば、ロノウェ以上のナニカが必要である。

乙女モードのアメリ会長には、それが無い。

 

 

「周りの方々に助けてもらえねばなにもできない。情けなくて、不甲斐なくて…逃げようとしました」

 

「でも、私を信じてくれる方がいた」

 

 

 

 

このタイマン、アメリ会長の…勝ちである。

 

 

 

「その方が信じてくれたのは私の欲望

 

 

ロノウェコールが止まった。

 

集団の空気が変わった

 

 

 

「何がしたいのか、ここに立って皆さんの顔を見て…思い出した」

 

 

「弱い私がなぜ会長の席にこだわり続けたのか、それは」

 

 

「ここを最高の学校にしたいと望んだから」

 

 

 

「貴方たちは生徒である前に、悪魔なのです!」

 

 

「悪魔の本質は欲!!」

 

 

「与えられた愉楽(よく)に甘えず!己の欲望に誇りを持つのです!!」

 

 

 

「貴方の欲望はなんですか!?それに今、手が届きますか?」

 

 

「届かぬなら!手を伸ばす術を学びなさい!」

 

 

 

「バビルスは野心のある悪魔を育む場所であるべきなのですッ!」

 

 

 

「だからッ、もし、貴方たちが己の欲をその手に掴みたいのなら……ッ、」

 

 

 

「黙って私の野望に、ついて来い!!」

 

 

 

 

空気が揺れた

 

 

 

アメリ会長の言葉に答えるように、大歓声が沸き起こる。

 

肌がヒリつくような、たくさんの声。

 

 

アメリ会長は輝いていた

 

土壇場のアドリブ、信念があるからこその発言と自信。

彼女には、明確な目標というものが存在し、その欲は大きい。悪魔らしくとても、欲張りだ。

 

 

絶大な求心力。カリスマ性。

 

 

集団に響くものを持ち得た悪魔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリ会長の言っていることは、きちんとしていた。

大いに俺の共感できる内容のものであった。

 

 

しかし、最後がいけない。

「黙って私の野望に、ついて来い?」笑わせてくれる。

 

 

俺は自分の欲を手に掴みたいと思っている。

 

アメリ会長の言葉を借りるなら、野望といえるソレ

 

それを実現させるためには、

 

 

お前は必要ない。せっかく可愛らしくなっていたというのに…、たくさん可愛がって壊してやろうと思っていたのに。

 

 

 

 

 

 

 

俺の叶えたい未来に、

 

 

 

アザゼル・アメリは、邪魔だ。

 

 

 

 

 






キモ男オリ主のなにがタチが悪いかって言うと、自分は独占欲が凄い強いのに、誰かからの独占欲を受け付けられないところなんですね。
俺はお前のものじゃねぇけど、お前は、というか全部俺のもん。みたいな思考回路で生きてる。



アメリ会長はスタイル良くて顔も可愛いですよね。
つまり、脳みそと下半身が連結しているようなオリ主が、アメリ会長のこと抱かないわけが無いんですね。
けど、入間くんが手強すぎて今のところ手も足も出ない。
「どんな姿でも性格でも夢を追う貴方は、すごく素敵な女性です」ってなんなん?惚れてまうやろ!!
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