んぁ?あー、頭痛い...昨日何があったっけ?確か、外に出てたら綾紬さんとたまたま会って、居酒屋でテキトーに飲んでて...あれ?そっから記憶がないんだけど?てか、ここどこ?なんでベットの上に居るんだ?
「起きた?九十九くん」
「はい、おはようございます。綾紬さん………綾紬さん!?」
え!?なんで俺の横に綾紬さんが居るんだ!?
え~~~っとぉ………昨日は確か………
「はぁ~~~、新連載のネタが出ない」
金曜の夜という事で趣味の食べ飲み歩きをしながら漫画のネタを探していた。
「あんにゃろ、だあれが『恋愛経験のないくそカス童貞に恋愛は難しかったですか』だ」
事実だけになんも言い返せなかったわ
「挙句の果てに、自分は結婚自慢しやがって……俺だって好きな人くらいおったわ!!」
まあ、その人は別の人が好きだったみたいだけど…勝てるわけねえだろ相手は東大現役合格のスパダリってやつだぞ。こちとら絵のうまさ以外は全部勝ててないんだわ…思い出しただけで泣きそう
「後、1軒だけ行って帰るか」
そう思い周りを見渡して美味しそうなお店を探していると
「あの、私知り合い待ってるだけなので…」
「へ~~じゃあ、俺も一緒に待っていいですか?」
「あの、困ります…」
なんかナンパされてる人いる、困ってるみたいだし声かけるだけ掛けてみるか
「すいませ…「あ!ダーリンやっと来た!」!?」
だ、ダーリン!?どういうことだってばよ!?と思っているとナンパされてた人が目線で合わせるように訴えてきた
「あ、ああお待たせハニー///」
うわ、自分の漫画でも描いたことないようなセリフ現実で言うとは思わんかった!!///恥ずかし!!あ、でも漫画のネタに使えそう…心のノートにメモしとこ。
「それじゃ、連れ来たのでこれで失礼しま~す。」
そう言って、ナンパされてた人は俺の手を掴んで走り去った。
「すいません、咄嗟に合わせてもらって…って三上君!?」
「いや、俺こそ唐突に話しかけて…って綾紬さん!?」
声かけて助けようとした人は高校時代に好きな人でした。
「「乾杯」」
綾紬さんも今日は一人で飲む予定だったらしく、またあの手合いのものに絡まれるのは面倒ということでこうして相席と相成った
「にしても三上君久しぶりだね?同窓会以来かな?」
「そうだね、俺も綾紬さんにまた会えるとは思ってなかった。」
しかし、高校卒業から9年くらいか?同窓会からは7年くらい経ってるけど相変わらずめちゃくちゃ美人だな
「にしても三上君、ハニーって単語似合わないね」
「ひどくね?綾紬さんが合わせるように目配せしてきたのに」
「ごめんごめん、助かりました」
等々、他愛もない話をしたり
「え!?諌山さんもう子供までいるの!?」
「そうそう、双子なんだよね~写真見る?」
「超見たい!!うわ、めっちゃ可愛い!!」
他の知り合いの近況を聞いたりしてお互いに程よく酔ってきた頃
「最近、親とか担当とかからのいい人はいないのか、結婚しろよ的なオーラがうざくてうざくて…」
「分かる~~、私も周りが結婚しろ結婚しろってうるさいんだよね。」
「「はぁ~~~~~~」」
つっても職業柄出会いの出の字もないんだよな~~
「もうさ、私たちで交際する?」
「アリだわ、バックボーンとか適当に考えるからよろしく」
お互いに酔ってたことと親族などの周りからの結婚しろオーラがうざいという点で意気投合しいっそ偽装カップルってことで交際してることにしてしまおうと話していた。
「「あっはははははははは」」
「に、二年前から交際開始って現実味ありすぎでしょ」
「じ、実際には付き合ってすらないんだけどね」
「しかも交際のきっかけがナンパから助けたってそこだけリアル!!」
「ついさっきの事だったから咄嗟の時に言いやすいかなって思ってさ」
「よし、この勢いでもう一軒飲み行く?」
「行く行く!!」
あ~思い出したような気がする、酔った勢いのまま酒寄さんたちに連絡して交際宣言したんだったわ。
「てか、今更だけどここってどこなの?」
「ビジネスホテル」
まじか~~酔ってたとはいえ、綾紬さんと同じホテルに泊まるのはちょっと色々こみ上げるものがある
「ていうか、私の事「芦花」って呼んでよ。一応偽装とはいえカップルなんだし」
「ヘァ!?///あれって酔った勢いのそれとかじゃなくて?」
「……嫌なんですか?」
「いやいやいや!!芦花さん超美人だし偽装とはいえ付き合えるなんて男冥利に尽きますというか!!」
「じゃあ問題ないじゃん、これからよろしくね九十九君♡」
とりあえず、酒はしばらく控えた方がいいか
主人公:
ヒロイン: