ちなみに作者の身長は165です。
突然だが、恋人の理想のキスのしやすい身長差は12㎝らしい
俺と芦花の場合は
「そういえば、みかっちと芦花って身長あんまり変わらないんだね」
「私が身長172㎝でたしか九十九君が」
「……169」
せめて!!!せめてあと1㎝!!!!あと1㎝あれば!!170㎝台になるのに!!!
「へ~~三上の方がちびなんだ」
「ちびって言わないで……ほんとに気にしてるから」
あ~~どっかの天才博士が身長伸ばす薬作ってくれねえかな~~~!!!
なんて思ってたのがいけなかったのかもしれない。
後日、酒寄さんに研究所に呼び出されて何事かと緊張していると神妙な面持ちで話を切り出した
「身長……欲しくない?」
「どゆこと?」
「実はね、研究の過程で大人でも身長が伸びる!!…………かもしれない薬が出来てね」
居たよ、稀代の天才が目の前に俺の交友関係どうなってんだ!?
「正直に言っていいよ。俺が都合よさそうな実験体だって」
「いやいやいや、芦花の彼氏をそういう扱いは出来ないよ。ちょっと思ったけど」
「身長が欲しいって話はどうせかぐやちゃんから聞いたんだろうし俺にとっても渡りに船だし別にいいけどね」
「無理はしなくていいからね。なんなら断ってもいいから」
「こんな面白そうなもの見過ごすなんて出来ないよ。ありがと酒寄さん」
「すっご、見たことないくらい目がキラキラしてる!?」
こうして都合のいい実験体(主観)となった。
「あれ?九十九君身長伸びた?」
「そうそう、例の薬のおかげでね」
あれから1週間が経過したころ薬の効果が出てきたのか芦花より2ミリだけ身長が高くなった。
「彩葉凄いね~~」
「ほんとに凄いな。俺も出資しようかな?」
出資の仕組みよく知らないからするならするでちゃんと調べないと
身長が伸びて芦花を抱えながらちょっと優越感に浸ること数日、薬の副作用が出た
「なんか、最近の九十九君可愛いね」
「ちまっとしちまったからね」
まさか、155㎝まで身長が下がるとは思わなかった
先週は俺が芦花を抱える形だったのに逆に俺が抱えられてしまってる
「このサイズ感、高校の時の真実みたいだ~」
「俺は酒寄さんが怖いよ」
ほんとに身長が伸びるし縮む薬が出てくるとか思わんって
「酒寄さん、ちゃんとSPとか雇った方がいいんじゃない?」
「漫画の見すぎだよ~、そんな危険な組織が居るわけないじゃん。居たとしてあの子が黙ってるわけないし」
「漫画書くのが俺の仕事だからね」
「ん~~今のつっくんの仕事は私の抱き枕になることだからダメ~~」
「ってわけでなんやかんやあったけど無事に身長が元には戻りました」
「なるほどね~いい実験結果だったよ」
効果の報告を聞いた酒寄さんは満足そうな顔であった。
「でもまさか縮むとは思わなかった」
「……元々、身長を縮める薬作ってたんだよね。その過程で伸びる薬が出来たけど」
「なんで身長縮める薬作ろうと思ったんだよ……」
そんでなんで身長が伸びる薬が出来たんだよ……怖いよこの人
「ねえ、彩葉」
「なに?芦花?」
「身長縮める薬作るなら言ってね。私も出資するから」
「ろ、芦花!?目が怖いんだけど!?」
「ごめん、芦花。身長が縮んだ俺を気に入ったみたいで」
身長が戻るまでの3日間、ほぼずっと抱き枕扱いされていたくらいである。
「芦花って可愛いもの大好きだよね」
「まぁ………隣の芝生は青いっていうかないものねだりっていうか」
「どゆこと?」
「私、自分でいうのもなんだけど『綺麗』ってよく言われはするけど『可愛い』ってあんまり言われなれてないから羨ましい的な?……あはは、なんかちょっと恥ずかしいな」
つまり、芦花は可愛いと言われたいってことか
「なんだ、可愛いって言われたかったんだ芦花。可愛いね」
「あ、もしもし真実?今から研究所に来れる?うん、今から芦花を可愛がる会するからよろしくね」
「ちょ、九十九君!?彩葉!?」
俺と酒寄さんの行動の速さに驚いてる芦花を無視して部屋の扉が勢いよく開いた
「芦花を甘やかすと聞いてきました!!自分やれます!!やらせてください!!!」
その後、勢いよく入ってきたかぐやちゃんと無事に合流した諌山さんを含めた4人で芦花をひたすら甘やかしたり、可愛がったりしまくった。
「も、もう許して//」
へにゃへにゃになってしまった芦花がまたみんなの琴線に触れてしばらく解放されなかった
個人的にはね、芦花はおっとりふわふわ系の可愛いが好きだけど自分のイメージじゃないよな私のイメージはキリっとクールな感じだよなって思ってはいるけど可愛いに憧れがある的なそれ
身長の話はどこ行ったって?多分いま火星のあたりじゃないかな?