美容系と漫画家   作:納豆伯爵

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デート回です。


初デート(仮)

「………今、何時だ?」

 

時計は、9時を示していた。

 

「今日は休みだし、二度寝を堪能………するわけには行かねえわ!!」

今日は、芦花さんとのデートの日である。集合時間は確か、10時に駅前だったはず

 

「い、急いで着替えなければ!!」

まさかの初デートに遅刻するわけにはいかない!!もし遅刻しようものなら

 

『九十九君ってそういう人だったんだ、なんか幻滅………』となるかもしれない!!そうなったら終わりです。三上九十九先生の次回作(来世)にご期待ください。となること間違いなし

 

「て、くだらん事考えてる場合じゃねえ!!」

 

え~~っと、服はこれとこれとこれでいいだろ。後、買うだけ買って使ってなかった香水つけてと

 

「行ってきます!!」

一人暮らしだけどこういうのはちゃんと言うようにしてます。

 


 

「はぁ…はぁ…ま、間に合った…」

時間は9時45分、15分前に着いたと考えたら大丈夫だな。

 

「あれ?九十九君早かったね?」

それから五分後に芦花さんが到着した

「いやいや、俺も今来たところだから。」

「ふふ…」「?」

どこかおかしいところでもあったのだろうか?

 

「デートのお決まりのセリフだな~って思ってね。」

「そう言えばそうだね。」

ある意味定番のセリフだよな、「お待たせ待った?」「ううん、今来たところ」ってやつ

 

「芦花さんってやっぱり何でも似合うね」

やはり、有名人だからかある程度変装を意識した服装であるがそれすらも似合うとは…これが美容系インフルエンサーの力

「あ、ありがと//九十九君もお洒落だね」

「そう?芦花さんにそう言われると自信ついちゃうな」

 

「今日は私がエスコートするね」

「よろしくお願いします。」

「最初は映画見よ」

そう言って、芦花さんは俺の手を取って歩きだした。

 

 

「九十九君は映画って見る?」

「結構ジャンル問わずに見るかな?自分の作風の幅が広がる感じするから」

「お、プロだね~~」

「プロですから、芦花さんだってファッション雑誌とか読むんじゃないの?」

「確かに、言われてみればそうかも」

「半分趣味なところもあるんだけどね」「それは分かる気がする」

そう言って他愛もない話をしながら芦花さんが手際よくチケットを買っていく

 

「って、カップルシート!?//」

「こういう時じゃないと座る機会ないから面白そうじゃない?」

「ま、まあ確かに…いい機会かもね」

芦花さん、全く照れてないのに俺だけ照れてるのはなんか負けた気がしてきた(クソガキ思考)

 

「ポップコーン食べる?(やばいやばい、勢いでカップルシート買っちゃったけど九十九君引いてないよね?大丈夫だよね?)」

「食べる、塩とキャラメルどっちが好き?」

ちなみに俺はキャラメル派

「どっちも好きだからハーフにしようよ」

「そうだね」

 

 

「ろ、芦花さん?近くない?////」

「カップルシートなんだしこれくらい普通じゃない?////」

肩が当たるくらい近いのは普通なのでしょうか?そう思ってると映画館が薄暗くなり、映画の始まりを告げた

「ほ、ほら始まるよ////」

「う、うん////」

 

 

 

「「(しゅ、集中できない////)」」

尚、お互いに想い人がめちゃくちゃ近くにいたおかげで映画に全く集中出来てないことはここだけの秘密である

 


 

 

「え、映画面白かったね////」

「ソダネ、ハッピーエンドでよかったね////」

正直、覚えてることなんて芦花さんの肩から伝わる体温くらいなもので内容も朧気にしか覚えていなかった。

 

『ぐぅぅぅぅ~~~~』

「!!//////」

「………っふふ、お腹空いちゃったの?」

恥ずかしすぎる!!ポップコーン食べたのに!!お腹が鳴るなんて!!なんて正確な腹時計なんだ!!…朝食ってなかったのが原因ですねわかります。

「九十九君のお腹の音聞いたら私もお腹空いちゃった」

「お昼ご飯のお金は俺が出すので忘れていただくことは可能でしょうか?」

「ん~~~~?頑張るね?」

確約はしてくれないんですね

 

 

そしてお昼はちょっとおしゃれなイタリアンにした。

「ここ来てみたかったんだよね」

「美味しいらしいね、俺も気になってた」

「何食べようかな~~?どれも美味しそうだね~~」

「色々頼んでシェアしてみない?」

「それ、九十九君が食べたいだけじゃないかな~~?」

「腹ペコキャラだと思ってる?」

否定しづらいけどさ…とりあえず、数品頼んで全部食べた後に追加を検討しようとのことで話がまとまった。

 

「ジェノベーゼ美味しい」

「ドリアも美味いよ」

チーズ濃厚だな、超うまい

「ね、一口頂戴」

「いいよ」

そう言って、スプーンをもう一膳貰おうとしたがその手が止められてしまった

「違う違う、こういう時はあ~んで食べさせるのが恋人だよ?」

「そっすか//」

芦花さん!貴方!!中々積極的ですね!!勘違いしちゃうわ!わたくし!!(謎のオネエ口調)

「あ、あ~ん//」

「あ~ん…美味しいね。じゃあ、私からもはい、あ~~ん」

「あ、あ~~~ん////」

「美味しい?」

「お、美味しいよ」

正直、あんまり味は分かりません!!

「良かった」

その笑顔を見たらなんでも美味いと思います。

 

 

 

「ここは俺が出すよ」

「え?でも…」

「俺にもかっこつけさせてください」

そう言って、支払いを済ませた。

 

 

 


 

「家まで送るけど本当に駅までで大丈夫?」

「大丈夫、ありがとう」

「…次は俺が頑張ってデートコース考えてくるね」

今日は、芦花さんが色々考えてくれててとても楽しかったので俺もお返しがしたい気持ちだった。

「……楽しみにしてる」

芦花さんの笑顔を見るだけでなんでも出来そうな気がしてくるなんて本当に惚れてるんだな////

「九十九君」

「何?芦花さん?」

 

 

ちゅ

 

 

「え?//」

「今日は楽しかった。またデートしようね//」

そう言って、芦花さんは家に帰っていった。

 

 

 

 

俺は、触れた唇の柔らかさに驚いてそこからしばらく動けなかった。




初デートなんて、映画いって飯食って終わりでいいんだよってことでこれだけで済ませます。

ゴールは決めてるからどうそこにもっていくかを考えるだけです私は。
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