ようこそ百合至上主義のハーレムへ   作:ド級のスランプ、ドスランプス

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原作だと期末テストでDクラスが87も増えてるのに他のクラスが全然増えてないんですって。でも確かに他も100とか増やすとインフレしてくんだなぁ…


私はノンケだって構わず食っちまうレズなんだぜ?

「それではホームルームを始めます……が、今日は大きな連絡が1つ」

 

 そう言って坂上先生が何やら紙を貼り出す。

 

 ────────

 

 Aクラス:1040cpt

 

 

 Bクラス:750cpt

 

 

 Cクラス:787cpt

 

 

 Dクラス: 0cpt

 

 ────────

 

「おめでとうございます。君達は今日からBクラスとなります……とはいえ、僅差ですから、授業態度などによってはすぐにまた入れ替わるでしょう。気をつけてくださいね?」

 

 ……そうか、Dクラスから搾り取ったらこうなるのか。

 

 

 

「クク、良くやったな虎居。充分以上の働きだ」

 

「まあ向こうが間抜けすぎただけだけど。あとプライベートポイントもある程度は搾れるようにしたから……ま、上手く使ってよ」

 

「ああ、そこは俺の仕事だからな。駄賃だ。好きに使え」

 

「お、太っ腹〜」

 

 でもこれの出処、『ポイントはあって困る事はねぇ。毎月の収入の一部をクラス全体で貯めさせてもらう』って差し出させてたやつだよね? まあ私は善意の第三者だから普通に使わせてもらうけど。

 

「ひよりん本買い行こ〜、ボーナスも貰ったし新刊買ったげる〜」

 

「良いのですか? 私も別にポイントに困ってる訳でもないですし……」

 

「良いの良いの。私が貢ぎマゾなだけだから」

 

「みつぎ……?」

 

 あれ、読書家だし通じるかと思ったんだけど。いや、分からないフリをしてるだけの可能性もあるか……? ──いや、貢ぎマゾなんて単語が出てくる本、ひよりんの趣味じゃないか。

 

「1人で臨時収入使うのちょっと罪悪感があるの。澪も行く? 帰りにカフェでも寄ろうよ」

 

「……行く」

 

 テストも終わって暴力事件も終わってストーカーイベも終わって。私、虎居優里は女の子とのデートを楽しんでおります! 

 

 

 

 

 

「それで、結局あの裁判? は何があったわけ?」

 

「私も気になります。何やらやたらとポイントが増えていたようでしたが」

 

「うーん……まあ龍園が張り切っちゃっただけなんだけど……」

 

 帰りに寄ったカフェで軽く説明。暴力事件を起こさせたこととか、冤罪で裁かせるつもりが普通に赤ゴリラが暴行したせいでDクラスが可哀想なことになったこととか、お詫びとしてクラスポイントを全額ふんだくったこととか。

 

 聞いてもらった感想は──

 

「Dクラスの自業自得なのでは?」

 

「私もそう思う」

 

「あ、やっぱり?」

 

 残念ながら当然。挑発されたからで暴力事件起こしてたら別にプロスポーツ選手じゃなくても社会人としておしまいだよ。まあ今はまだ学生の身分だから更生の機会が与えられてる訳だけど……反省するのかな……? 

 

「でも逆恨みとかされるんじゃないの? 優里は運動もいける口?」

 

「今度試してみる? 私空手のルールとか知らないけど」

 

「別に殴り合わなくてもいいでしょ。スポーツセンターとかで身体動かせば」

 

「それもそっか。ひよりんは? 何となく運動苦手そうなイメージだけど」

 

「……失礼ですね。理論は完璧ですよ? どの筋肉が身体をどう動かすかとか、バッチリです」

 

「ダメそう」

 

 ちなみに私の身体の性能は綾小路君と殴り合ってギリ負けるぐらい。私、メアリー・スーのはずなんだけど。ホワイトルーム生ってなんなの? まあ多分性能は同じくらいでも私自身が場慣れしてないんだと思う。何度もやってれば勝てるはず……! チェスは坂柳トレーニングの結果綾小路君とトントンだし。なんで勝ち越せないんですかね……? 

 

「もう夏休みも近いし、今度みんなで遊び行こっか。りゅーたんとか誘ったら来るかな」

 

「前々から思ってたけど、あんたよくそんな馴れ馴れしく呼べるよね」

 

「いやいや、直接は呼んだこと……たまにあるかも……?」

 

「怒られないの?」

 

「意外と。『道化に切れてたら王は勤まらねぇ』って」

 

「王様気取りではあるんだ……」

 

「道化扱いでいいんですか……?」

 

 あれで身内には心が広いのである。え? 飲み物が温いだけで投げ返してた? アレは他のクラスへの暴君アピールでしょ(震え声)。まあ実際のところは須藤暴力事件で勝手に訴え取り下げたことに切れてたんだと思う。やっぱ心狭いかもな……

 

 

 

 

 

 それから。授業終わりにひよりんや澪と一緒にご飯を食べに行ったり、軽井沢さんと一緒にお風呂に入りながら傷痕を舐めさせてもらったり、佐倉さんと綾小路君の恋路を邪魔してみたり、有栖ちゃんと一緒に真澄ちゃんの身体を開発してみたり、有栖ちゃんをギミックパペットで先行ワンキルしてみたり、真澄ちゃんにメタビートとルーンを教え込んだりしながら過ごしていたある日。

 

 

 

「一之瀬さん? 相談に乗って欲しいって、何事?」

 

「あ、虎居さん。来てくれたんだ」

 

「え、無視するような人間だと思われてた?」

 

「ごめん! そういうわけじゃなくて──」

 

「冗談。でも、なんで私? 同じクラスの人の方が適任じゃない?」

 

「クラスメイトには言いにくくて……私、その告白──」

 

「されるの?」

 

「され……! え!? なんでわかったの?」

 

「しかも同じクラスの相手からだ。合ってる?」

 

「もしかして、心読めたりする?」

 

「同じクラスの人に相談できないなんてそのぐらいでしょ。……でも、ほんとになんで私? ウチよりDクラスと仲良くしてなかった?」

 

「その……例の審議会でね。結局Dクラスが悪かったんじゃんってなっちゃってて。協力したのが間違いだったんじゃないかって意見も出てるんだよね……」

 

 私のせいだった。……いや、赤ゴリラが悪いね。危ない危ない。罪悪感を抱くところだった。そんなものが私にあればの話だけど。

 

「まあ……うん、一之瀬さんってなんかホストに貢いだり、悪い男に弱み握られたりして幸せな恋愛出来なそうだもんね……恋愛相談したくもなるか……」

 

「酷くない!? 私のことなんだと思ってるのかな!?」

 

 男を見る目が致命的に無いタイプの女の子だと思ってる。南雲……機械小路君……ツーアウトどころか2試合コールド負けって感じ。

 

「で貢ぎ之瀬さんに告白するのは誰? 私一之瀬さんクラスの人あんま知らないから名前言われても多分分かんないけど」

 

「千尋ちゃん……知ってる?」

 

「しらなーい……え、女の子? レズ之瀬さん?」

 

「さっきから変な呼び方するのはなんなのかなぁ? ……女の子相手だから、虎居さんを呼んだんだけど」

 

「え、そっちこそ私のことなんだと……?」

 

「女の子を狙ってるレズっ娘」

 

「合ってるけど……!」

 

 なんでバレてるの? ただ色んな女の子と遊んでるだけなのに。よく考えたら普通に公言してるわレズって。男避けにもなるし。

 

「本命は誰なのかにゃー? 椎名さん? 伊吹さん? Aクラスで時々遊んでる子もいるよね? どうなの?」

 

「そりゃ勿論……」

 

 む、遠くから人の気配。一之瀬さんのために一肌脱ぐとしましょうか。

 

 顎に指を添えてこちらを向かせる。まあそんなに身長差があるわけじゃないんだけど。

 

「勿論、帆波に決まってるでしょ? 他の女の子とは比べ物にならないぐらい綺麗だもん」

 

「ふぇ!? ちょ、ちょっと!?」

 

「ねぇ、キスしていい?」

 

「だ、駄目だって……」

 

「嫌なら突き飛ばしていいんだよ?」

 

 ……それで目を閉じるのはもうOKの合図じゃなかろうか? これってもう合意じゃない? というか後ろの気配が止まってるんだけどもしかして見入ってる? 止めろや。ほんとにキスするぞ? 

 

「──にゃん!?」

 

「……かーわいっ。でも見られてるしキスはお預けね」

 

 首筋を軽く噛んでおしまい。でも押したら多分キス出来たね。勿体ないことしたかな……? 

 

「ほ、帆波ちゃん……? その人は……」

 

「ち、千尋ちゃん……もしかして、今の見てた?」

 

 お、今更出てきた。あの子の立場から今の状況を整理すると……告白しようと呼び出したら何故かそこに他の女が居て、しかもキスしようとしてたところってことか。ワンアウトぐらいかな? 

 

「帆波、この人は?」

 

「よ、呼び方……コホン! ウチのクラスの白波千尋ちゃんだよ。その、私を呼び出した人」

 

「ああ……泥棒猫ちゃん?」

 

「帆波ちゃん! この人誰!?」

 

「Cクラス……一応今はBクラスか。Bクラスの虎居でーす。帆波の……『友達』、かな?」

 

「そ、それ私に言わせるの?」

 

 む、原作では綾小路君を偽彼氏にしようとした癖に。私と付き合ってるって言うのは嫌なのか? 

 

「帆波の口から言って欲しいな。君にとって私は何なのかな?」

 

「わ、私を口説いてくる人……!」

 

「おや、あながち脈が無い訳でも無いのかな? 私はお試しで付き合ってみても構わないのだけど?」

 

「お、お試しって……何する気……?」

 

「んー……? そんな複雑なことじゃないよ? 何も難しいことは無いし、物も要らない。なんなら服もね」

 

「……や」

 

「ん? 嫌?」

 

「優しくしてくれる……?」

 

 ……これは……どっち? チョロ之瀬さん? 偽装彼女としてのやり取り? もうどっちでもいいから今すぐ襲いたいんだけど私どうしたらいいの? 

 

「勿論。……ああ、君も見てく? 初めてが見られながらってのも……思い出としては、悪くないかもね」

 

「──っ!!」

 

 あ、逃げてっちゃった。あの子からしたら……告白しようと呼び出したらキスしようとしてたし、目の前で口説き始めたし、身体の関係を匂わせてきた訳だ。ツーアウトって所か? む、『ゲームセットだと思いますよ?』って銀髪ロリの声が聞こえた気がする。

 

「ん。一之瀬さん、もうあの子行ったみたいだよ?」

 

「──ふぇ?」

 

「ちょっと? あんまりそういう顔されると本気で理性無くしそうだから正気に戻って?」

 

「はっ──! わ、私、何をされて……」

 

「目の前で先に口説いたら諦めるかなって思って口説いてみたんだけど……もしかして本当にレズ之瀬さんなの? 私としては大歓迎だけど」

 

「……なんか、キャラ違くなかった?」

 

「え、どうだろ? あんま考えて喋ってないしなぁ私」

 

「…………これ、私明日からどんな顔で学校通ったらいいの?」

 

「虎居に口説かれてる〜って言っといたらいいんじゃない? 私は本気で口説いてるのに全然靡いてくれないって泣いとくから」

 

「もしかして私、相手が変わっただけで女の子から告白されてる事に変わりない?」

 

「今更だよそれ……まあほら、私は別に断られても気まずくならないから、私の方がマシじゃない? というか素直に断っちゃえば良かったのに。なんならそっちの気があるなら付き合っちゃえば良かったのに」

 

「同じクラスの人はちょっと、ね」

 

「気まずくなるから?」

 

「ううん。付き合ったら私、多分その人を贔屓しちゃうから。クラスのリーダーとしてそういうのはあんまり、ね?」

 

「ふふ、帆波は責任感が強いんだね。そういう所、素敵だと思うな」

 

「そ、それ禁止!」

 

「ど、どれ……?」

 

 あ、名前で呼ぶなってことか。確かに馴れ馴れしいもんね。適切な距離感、大事。

 

「それで一之瀬さん。これからどうする? 本気で偽装彼女やるならやってもいいんだけど……知り合いにそれやってるカップルも居るし」

 

「う、うーん……もういっそそれを頼んじゃった方がいいのかな……?」

 

「まあそれをするにしても他の女の子とも遊ぶけど」

 

「ク、クズ……!」

 

「失礼だな。純愛だよ。ただ多いだけで」

 

「それをクズって言うんじゃないかなぁ!?」

 

 クズ居でーす。もしかしてこんなんだから私最初Cクラス配属だったのか? 昔の立ち回りミスってたらDだったかもね。最高でも10股までって決めといて良かった〜

 

「ま、とりあえず仲良くしとこうよ。ほら、私と仲良くすると……」

 

「すると?」

 

「……一之瀬さんの知らないこと、全部教えてあげられるよ?」

 

「そ、それって──」

 

「ふふ、顔真っ赤。可愛いね」

 

「……揶揄われてる?」

 

「どっちにしてあげてもいいよ?」

 

 とりあえず私を虫除けに使う事で合意が取れた。クラスでモテまくるのも大変なんだねぇ……男子にも確か一之瀬さんガチ恋勢がいるんだっけ。アレは二次創作か……? 原作ちしーき、こういう細かい部分は役に立たないのである。

 

 まあとりあえず夏休みにプールにでも誘うか。あの巨乳、是非とも生で拝みたいし。

 

 




お気に入り、評価、感想よろしくお願いします


一之瀬→虎居
・身体を張ってクラスへの嫌がらせを止めてくれた
・Bクラスも証拠の隠蔽で巻き込める所を巻き込まないで終わらせてくれた
・Dクラスの偽証に協力(結果論)したけど変わらずに接してくれてる
・『一之瀬帆波』に変な幻想を抱いていない

こんな感じで好感度高めでもおかしくないかなって
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