ようこそ百合至上主義のハーレムへ   作:ド級のスランプ、ドスランプス

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2人目回


屋根裏…いや、高育裏のゴミ?

 冬休み前後といえばりゅーたんのメイン回……のはずだったんだけど、存在Xが居ない以上それ関連のイベントが起きるはずもない。高円寺君を詰問してドラゴンボーイとリトルガールの二大渾名を付けられることもなければ、恵ちゃんへの暴行事件も発生しないし、綾小路君にボコられる事もない。平和で何よりだけど、りゅーたんが慢心しないかが不安だね。負ける度に強くなるタイプのユニットだからさ、りゅーたんは……

 

 あとついでに、ペーパーシャッフル試験より前の話だけど、一之瀬さんがポイントを不正に貯めてる〜みたいなのも無かったね。アレは有栖ちゃんだったっけ? 原作。今はコンマイ語を覚えるのに忙しいからそれどころじゃないんでしょう。目指せキラーチューン退治。

 

 そんな訳で穏やかに冬休みを迎えてしまった。いや、これが普通の学校生活のはずでは……? 冷水を冬に浴びせたり4対1で喧嘩して1人が勝ったり喧嘩で負けて自主退学しようとしたりする生活の方がおかしいでしょう。多分ね。

 

 一応ひとつ大きなイベントはあって、パパ小路が学校に来てたらしいのだけど……まあ私が何か出来る話じゃない。いや、法律とか無ければ別に素手で首ねじ切って殺しておしまいでいいんだけど……というか原作でも綾小路君に暴力振るわれたらどうする気だったんだろ。もし退学申請が通っちゃったらヤバレカバレになった綾小路君に襲われるとか全然ありうるリスクだと思うんですけど。どうなんですかパパ小路さん。

 

 まあそれは置いといて、そのお陰でDクラスの担任のお茶先生の脅迫が無意味になりました。これで何時でも綾小路君をウチのクラスにお買い上げ出来るね。りゅーたんが許可出してくれるかが問題だけど。あと強制退学試験のやつ。少なくともアレのために2000万使わされるから……

 

 まあそれも学期末ぐらいの話。少なくとも今年はもう何にもないね、って事で私としては目下の悩みはクリスマスなのだけど……

 

「綾小路君はいいよね……1人と誠実に会うだけでいいから……」

 

「自業自得という言葉を送らせて貰おう。少し早いクリスマスプレゼントだ。」

 

 ジョークまで身に付けやがってホワイトムームの最高傑作め。…私、クリスマスデートに誰を選んだらいいんでしょ。ここでセーブして全ルート回収させてくれませんか? 

 

「現役グラビアアイドルとデートって字面見ると凄くない? ある意味もう普通の学校生活じゃないじゃんね」

 

「と言われても愛里は愛里だからな……勿論虎居達も大事な友人だと思ってるぞ?」

 

「でもりゅーたんとかザッキーに誘われても佐倉さん優先するんでしょ……待った。答えなくていい。もし誘われても佐倉さん優先してあげて。野郎の友情はまた別の時に深めなさい」

 

「まあ今のところ愛里以外に誘われてはないが……」

 

 そこで寂しそうな顔すんな。みんな『綾小路は佐倉と過ごすだろうからな……』って声掛けてないだけだよ。そうじゃなかったら多分ザッキー辺りが男子会に呼んでたよ。金田君がこういうのに誘われるのは初めてですって喜んでたやつ。……りゅーたんも行くのかな……? りゅーたんのクリスマスの過ごし方全く想像付かないね。

 

「うーん……どうしようかなほんとに……もういっそ逆張りしてりゅーたん誘ってみようかな……」

 

「断りそうだが……どうだろうな」

 

 仮にOKされても困るけど。りゅーたんと二人きりって何して遊べばいいの? 暴力団へのカチコミとか? 

 

「というか、こうして虎居が誰を誘うか迷ってる間にも各々予定を決めてるんじゃないか?」

 

「た、確かに……!」

 

 盲点だった。ゲームならこっちがアプローチするまで動かないけど現実はそうじゃないもんね。澪とかひよりんとか普通に一人で過ごす予定入れてそうだし。Cクラス女子会? そんなものは無いよ……いや、小規模に仲いいグループで集まるとかはあると思うけど。真鍋さん達とかね。

 

「うわー……急いで決めなきゃ……綾小路君は誰が良いと思う?」

 

「少なくとも俺が口出しをすることではないと思う」

 

「もうルーレットで決めようかな……ちなみに、女の子全員誘うのとルーレットでデートする相手決めるの、どっちが誠実だと思う?」

 

「どっちもダメだと思うが……素直に一番会いたい相手を誘えばいいんじゃないか?」

 

「全員同率だったら全員誘っていいってこと?」

 

「……本当に今まで刺されたことは無いのか?」

 

「無いよ~。一緒に死んで? って言われたことならあるけど」

 

「どうやってその状況を脱したんだ……?」

 

「長くなるけど、聞きたい?」

 

「もし同じ状況になりそうになったら頼む」

 

「む、佐倉さんを悲しませたら許さないぞ?」

 

「面の皮の千枚張りか……?」

 

 

 

 

 

 ということでルーレットで決めました。皆で遊ぶのも考えたんだけど、それぞれの相性が未知すぎるし。例えば有栖ちゃんと澪とか相性悪そうだし。それに対して帆波ちゃんとかひよりんは癒しだね……誰とでも仲良くでき──な、なんかゾクっと来た。これはまさか……忘れるように努めたあの、恐怖……! ──なんちゃって。でも誰とでも仲良くできるタイプだからこそヤンヤンする素質はありそうだよね。

 

「やー恵ちゃんがまだ予定空いててよかった! 危うくクリボッチになるとこ……かは分かんないけど」

 

「まあ優里ならどうせ誰か捕まえてたでしょ。なんだかんだウチの学年カップルって少ないし」

 

「というか恵ちゃんのとこぐらいだったんじゃないの? 最速カップルさんめ」

 

「まあ破局も最速だったけどね~」

 

 なんか聞いてて悲しくなるね。平田君、次はちゃんと彼女を作りなよ? 

 

「可愛い子がフリーになる分には大歓迎~。偽装カップルのままだったらクリスマスに会ってくれなかっただろうしね」

 

「まあ優里に囲われてるこれをフリーって言っていいのか分かんないけど……」

 

「虫よけに使っていいよ! 恵ちゃん可愛いからそういう人多そうだし」

 

 原作の卯グループのAクラスのなんとか君とか。思い出せないし多分モブでしょう。

 

「優里の名前、実際役に立つしね……クラスカースト的にも」

 

「え、そうなの? 他クラスってあんまり関係なくない?」

 

「自分の交友関係思い出してみなさいよ」

 

 呆れ顔されてる。でもそんな威圧できるような……あ、りゅーたんか。遺憾なことにりゅーたんの女扱いされがちだし、進んでスジモンバトルしたがる人なんてそう居ないよね。

 

「優里と仲良いとクラスで意見通りやすいんだよね──って言っても、そもそもクラスの自力が低いんだけどさ」

 

「うーんDクラスの悲しさ。もしかして綾小路君とかも?」

 

「あー……あいつはあんま発言しないから……」

 

「ぽいね、なんか」

 

 原作だと堀北さんに無理矢理クラスに協力させられてたけど……今は多分頼まれたら引き受けるぐらい? それでも能力隠さなくなってるから発言力は高そう。知らんけど。

 

「というか優里、ちゃっかり松下さんまで囲って。あと何人増やす気?」

 

「10股は超えたいね!」

 

「刺されても知らないよ?」

 

 最近みんなに言われてる気がする。もしかして誰か本気で刺しに来てる? 筋肉で止められるように鍛えとくか。

 

「じゃあ刺されないようにする為にも買い物手伝って〜、私ファッションセンスは終わってるから……」

 

「はいはい」

 

 制服とか学校指定のジャージとか、センスが無いのがバレないからいいよね……

 

 

 

 買ってるのは今日会わなかった仲良くしてる面々へのクリスマスプレゼント。ただし綾小路君と佐倉さんは除く。君らは2人だけの世界を作ってなさい。

 

「澪は機能性重視で手袋とかの防寒具……ひよりんは本の詰め合わせ……帆波ちゃんは消え物のお菓子……真澄ちゃんはアクセサリー……有栖ちゃんは首輪……」

 

「なんか最後おかしくなかった?」

 

「ねーねー恵ちゃん、千秋ちゃんって何あげたら喜ぶと思う〜?」

 

「え、あれ? ツッコミ待ちじゃなかったの?」

 

「ん? 私なんか変な事言ってた?」

 

「いや、いいなら良いんだけど……」

 

 なんかギフトカードとかが1番喜ばれそう。でも好きな子相手にそれは味気無いじゃんね。……もう本人に聞くか。ビジネス関係はこういうとこやりやすくていいね。

 

「ところで恵ちゃん」

 

「んー?」

 

「えっちなコスプレと大人な下着、プレゼントされるならどっちがいい?」

 

「いきなり何!? ……もしかして着ろってこと?」

 

「え、うん。クリスマスだし……今夜は流石に寝かせるつもりないし……」

 

 顔真っ赤にして静かになっちゃった。純情ギャル……アリと言わざるを得ない。クリスマスだしミニスカサンタとかかな。あのペラペラな、えっちに使ってくださいって感じのコスプレのやつ。まあ流石にそれは私の趣味すぎるからプレゼントは別で用意するとして。

 

「ゆ、優里が着せたいものなら何でもいいよ?」

 

「……お、言ったな?」

 

 でも多分可愛い系の方が似合うよね。猫型の穴が胸元に空いてるやつとか。でもギャルだしストレートにえっちな格好もして欲しい。迷いすぎてヒソカになりそう。

 

 

 

「それで買ったのがセーラー服?」

 

「うん。まあスケスケでその丈しか無いのをセーラー服って呼んでいいならだけど」

 

「うわほんとだ。……これ下全部透けない?」

 

「その為に下着着ないでもらったからね!」

 

「うわ、凄い笑顔……」

 

 最初は晩御飯も外食する予定だったんだけど、どこも混んでたのと私が待ち切れないのとで寮まで帰ってきちゃった。出前って便利な仕組みだよね。そのままお風呂も済ませてます。今日も一緒に入りました……なんの報告? これ。

 

「えー……いや、私これ着るのかぁ……」

 

「何回も裸見てるどころか、色んな所舐められたり吸われたりしてるのに今更?」

 

「それとこれとは違うから!」

 

 何が違うんだろ……? むしろ露出度は下がるじゃんね。まあその方がえっちだと思うけど……ワイトもそう思うって言ってます。

 

「あ。でも着替えるのちょっと待って。抱き潰すつもりだから寝ちゃう前に渡す物渡しちゃわないと……」

 

「な、何されるの……?」

 

「まあまあまあまあ。はい、恵ちゃんへのクリスマスプレゼント」

 

「あ、ありがと? 箱?」

 

「開けて開けて〜」

 

「じゃあ遠慮なく……え。優里、これって──」

 

「ペアリング! 一緒に付けようね!」

 

「……いいの?」

 

「ダメなことある? ……あ、もしかして私とペアなんて嫌っていう──」

 

「違う違う! むしろ逆って言うか……私とそんな事していいの?」

 

「好きな子とそういうの付けたいって結構普通じゃない? 恵ちゃん、私にとって大切な女の子だし」

 

「……ほんとになんで今まで刺されてないの?」

 

「私そんなに変な事言ってる……? まあでも、それはそれとして付けるのはまた後でだね。今から指も使うし」

 

「指……? あ、あー……そういう……? ほんとにするんだ……」

 

「虎ちゃんにお任せあれ〜。痛くないから安心していいよ。むしろ変に力入ると痛いかも」

 

「そ、そんなリラックス出来ないんだけど……」

 

「むぅ……まあゆっくり外弄るとこから始めよっか。大丈夫大丈夫。最悪明日も休みだし」

 

「や、優しくしてね?」

 

「勿論。でも多分、そのうち激しくして欲しくなるよ?」

 

 有栖ちゃんをキスだけでスイッチ入るようにしたみたいに、恵ちゃんは傷撫でるだけでスイッチ入るようにしたいね……おっと、他の女の子の事考えるのは無粋だね。

 

「ふふ、じゃあ抱くよ? 恵」

 

「う、うん……」

 

 あんまり詳しく語るのも野暮だから一つだけ。

 

 慣れてない子が必死で声堪えようとして、失敗して漏れ出る喘ぎ声って……凄くいいよね……!

 




ちなみにほんとにルーレットで決めました。書き溜めをしていないからこそ出来る行為…

次回から多分混合合宿です
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