ようこそ百合至上主義のハーレムへ   作:らっきー(16代目)

43 / 51
これって大丈夫なんですかね。私にはもう基準が分かりません。優しく殺してね


ブラックサンダーって二つ名でありそう

 バレンタイン。それは女性から男性に愛を伝えることの出来る日──などではなくチョコ会社が儲かる日です。でも最近はもうチョコを送る日ですらなくなってるよね。お菓子をあげる日みたいな。実質ハロウィンか……? でもハロウィンはえっちなコスプレをする痴女をSNSで眺める日だから違うか……シスターコスが一番興奮します。虎居です。ちゃんとした露出無いやつも痴女シスターもどっちも好き。

 

 まあそんな製菓会社の陰謀は思春期の学生たちには当然関係なく、やっぱり男子たちはみんなどこかソワソワしてる。まあこういうのは大体モテるイケメンが独占するものだけど……平田君とかやっぱ凄いのかな。原作だと軽井沢さんと偽装交際中だったから静かだったろうけど。でもDクラス金欠だしな……いや、だからこそ本気を示して出し抜くために……? まあそんな恋愛頭脳戦は置いといて。

 

「ほら! 喜べ男子共! チョコのお恵みじゃぁ!」

 

「く……! 明らかな義理チョコなのに嬉しい……! クソ……!」

 

 流石はキャッチコピーが一目で義理と分かるチョコ。変な期待を抱かせない私のやさしさを分かって欲しい。

 

「まあほら、お母さんからしか貰ったこと無いって言わずに済むでしょ? これで」

 

「妹からもあるが……!?」

 

 よ、良かったね? でも高育から帰る頃には妹さん彼氏できてお兄ちゃんにはもうチョコくれなくなるんじゃない? そう言ってみたら泣いちゃった。妹離れしなよ……

 

「龍園にはこれあげる! 王冠型のチョコだって! ウケるよね」

 

「お前のセンスはどうなってるんだ?」

 

 だってクラスの王様じゃんね。そりゃ流石に被れるサイズじゃないけどさ。そこまでデカいのは市販品じゃ難しいでしょう。おもちゃの王冠もセットでプレゼントしてあげたらよかったかな? 

 

「やっぱり龍園さんにだけ特別……」「正妻……?」「むしろ本命の男……?」「虎居ちゃん……私にはもうチャンスは無いの……?」「ハーレムの一員ならいけるんじゃ……」

 

 あとは女子陣。ちょっと悩んだけど小さい袋に入ったクッキーにしておいた。ダイエットしてる人とか食事制限してるアスリートとかじゃなきゃ無難でしょ。真鍋さん達のグループに渡しに行ったらちょっとひきつった顔されたけど。まあ向こうからしたら自分の全裸の写真持ってる相手なわけだからしょうがないね。

 

「ひよりん、澪! はい、本命チョコ!」

 

「ありがとうございます」

 

「ありがと……二つあるのを本命って言っていいの?」

 

「でも二人とも大好きだし……」

 

「はいはい」

 

「では私達からもお返しです。伊吹さんったら、決められないから一緒に選ぼうと──」

 

「ちょっとひより、言わないでって……」

 

「愛が……愛が返ってきてる……!」

 

 嬉しいね。や、別にそういう経験が無かったわけじゃないけど……いきなりコマすのもいいけどこうやってじっくり関係を深めていくのも気持ちがいい。えっちだけが人間関係じゃないからね。それはそれとして爛れた4P期間は本当に良かった……

 

 

 

 さてCクラスはこうして簡単に渡せるのだけど、他のクラスはちょっとばかり面倒くさい。特にDクラス。貧乏は人の心も貧しくするものでありんす……長谷部さんとか仲深めたいんだけどね。人は自分に無い物を求める。よって私は巨乳を求める。自明の理ってやつだね。まあ帆波ちゃんを手に入れたからちょっと満たされてはいるんだけど。顔を埋めさせてもらうとよく眠れる……って思ってたけど呼吸が出来なくなって死にかける。まさかあのデカさだとあんなことになるとは。

 

 帆波ちゃんと言えばBクラスの混合合宿で一緒になった子とかも可愛かったんだよなぁ……どっかで喰うチャンスないかな……? でもむしろ学期末も確かBクラスと戦うもんね。というか有栖ちゃんが綾小路君と戦いたがってる以上確定みたいなもんでしょ。BがDを指名でもしない限り。選抜種目試験って性技を競うとか種目に出来ませんか? 

 

 ということで(?)帆波ちゃんにチョコを渡すべくBクラスを覗いてみたんだけど……

 

「アイドルのイベントみたいだぁ……」

 

 クラスメイト全員に配る……のは私もやってたし、マメな女子ならやりがちなことではあると思う。櫛田さんとかも予算があればやってそう。Dクラスはお小遣いがアレだからアレだけど……

 

 けど帆波ちゃんは渡すときにしっかり手を握って笑顔を振りまきながら渡してる。これもうそういうイベントでしょ。購入金額によってファンサが変わるやつ。列も出来てるし。流石仲良しグループ……いや、これはもう帆波ちゃんファンクラブ……? 原作よりクラスポイント高いしAクラスとの差も小さいもんね。求心力が上がってるんでしょう。

 

「うーん……放課後に部屋行くかぁ……」

 

 ということでそのままの流れでAクラスへ。Aクラスは有栖ちゃんが支配してるから私への当たりも強くなくて助かる。元葛城派閥だった人の目はちょっとアレだけど、リーダーの友達だからね。

 

「有栖ちゃーん、真澄ちゃーん。ちょっと廊下来て~」

 

「おや優里さん。わざわざどうしました?」

 

「ハッピーバレンタインだよ~。ということで、はい」

 

「ありがと。……ごめん、お返しとか用意してなくて……」

 

「ホワイトデーに返してくれたらいいよ~。身体で返してくれた方が嬉しいけど」

 

「……考えとく」

 

「前向きにお願い。で有栖ちゃんにはこの二つから選んでもらおうと思って」

 

「チョコと……なんです? これ。リップスティックローターとか言いませんよね?」

 

「私の思考に近づいて来たね……普通のリップクリームだよ。チョコフレーバーなだけで」

 

「そんな物あるんで……まさか」

 

「こっち選んだらいっぱいキスしてあげようかなって」

 

「色狂い……!」

 

「あっはっは、何を今更。で、どっちがいい?」

 

 まあバカップルでもなきゃチョコ味のキス~なんてプレゼントと言っていいのか微妙なラインだと思うけど、有栖ちゃんの場合──

 

「……その、夜にお願いしてもいいですか?」

 

「有栖、あんた……」

 

「何ですか真澄さんその顔は。貴女だってお尻叩かれてひんひん鳴いてる癖に──」

 

「優里」

 

「はーい。ほら有栖ちゃん、こっち向いて」

 

「なんで……んむっ!?」

 

 キスされるだけですっかり蕩けた顔するようになっちゃって……やっぱ天才少女は気持ち良くなるのも天才なんだねぇ……

 

「──ぷはっ。続きは夜ね。可愛い下着でよろしく」

 

「……はい」

 

「私も行っていい?」

 

「勿論。三人で愉しもうね」

 

 なんか夜の予定も決まっちゃった。その間のどこかでDクラスのメンバーにもチョコ渡しに行かないと。もしかしてやることが多い? ……あ、そうだ。

 

「真澄ちゃん、これ橋本君に渡しといて~」

 

「ん。……地味に残酷じゃない?」

 

「まあ別にそういう意味で私に興味あるわけじゃないしいいでしょ」

 

 やっぱり便利。一目で義理と分かるチョコ。

 

 

 

「綾小路君~来てくれてありがと~」

 

「まあ、食堂で一緒に食べる相手も居ないしな」

 

「佐倉さんが居るでしょ佐倉さんが……!」

 

「愛里は弁当派だからな」

 

「……後で謝っとこ。彼氏借りてごめんなさいって」

 

 友人に飢えてたのに付け込んだのはまあ私なんだけど、ほぼ彼女が居ても友人優先なんだね。……いや、もしかしてどっちも友人枠から脱してないのか? 佐倉さん、頑張って押し倒せ……! 

 

「まあいいや、ちょっと大きいんだけど、これ……」

 

「うん? ……菓子の詰め合わせか?」

 

「そうそう。綾小路君グループの皆で食べてよ。チョコ系の詰め合わせだけど、一応チョコ不使用のも入れといたから」

 

「まあ特に苦手という話は聞いたこと無いが……いや、幸村はどうだろうな……」

 

「あー、自然派なんだっけ? まあ嫌なら他の人達でってことで」

 

 なんかコンビニのアイスかなんかに文句言ってるシーンあったよね。毒も栄養も食らいなさい。

 

 後は恵ちゃんと千秋ちゃんかな……ここは金にものを言わせて高めのやつ渡すか……? いや、でも高級チョコって言うほどだしな……少なくとも私は同じ値段出すならマカロン貰った方が嬉しい。勿論お高いチョコのが良いって人も居るだろうけど。

 

「……よし! 晩御飯を奢るってことで何とかしよう……! 作るの千秋ちゃんだけど……!」

 

 ということで夜にケヤキモールへ千秋ちゃんを連れてお買い物へ。呼び出したら基本来てくれるから契約百合って便利だね。願わくばDクラスが困窮し続けますように……! 

 

「お邪魔しま……あれ? 坂柳さん? と……神室さん、だっけ」

 

「どうも恵さん。私達もご相伴にあずかろうかと」

 

「まあ、この後有栖が食べられるんだけど」

 

「真澄さん!? なんか今日余計な一言が多くありません!?」

 

「あー……そういう事ね。優里、今夜ってまさか……」

 

「ちょっと夢を叶えようと思って」

 

「夢?」

 

「金銀3P!」

 

「3P前提なのを責めるべきなのか、5人集めといて3人でおさめる謙虚さを褒めるべきなのか……」

 

「というか金銀って」

 

「恵ちゃんと有栖ちゃん!」

 

「ああ、髪色……」

 

 晩御飯をしっかり食べた後の話だけど、千秋ちゃんは恵ちゃんの痴態を見るのが意外と面白いことに気がついたから、真澄ちゃんは有栖ちゃんを責めるのに加わりたいからってことで結局5人集まったままになった。喜ばしいね。

 

 

 

 

 

「恵ちゃん、ちょっと有栖ちゃんにキスしてあげて〜」

 

「ん……わか、ったぁ……坂柳さん……こっち向いて……?」

 

「優里さん!? 私、別に誰でもそんな敏感になるわけじゃ……んむぅ……あっ!? ──っくぅ!」

 

 金銀レズキス達成。とても気分がいい。というか有栖ちゃんは大丈夫? 口って鍛えたら性感帯になるのかな……

 

「ちょっと有栖ちゃん、真澄ちゃんに思いっきりかかってるけど……」

 

「あ……ごめ、なさ……」

 

「有栖。舐めて綺麗にして」

 

「……はい」

 

 あ、凄い嬉しそう。ドMに目覚めちゃったね……今更か……

 

「千秋ちゃん混ざる?」

 

「うーん、見てる側のが楽しいかな? でも興味は出てきた……かも。でもでも、いきなり複数人はちょっとハードル高いかなぁって……」

 

「今度二人で一緒に寝よっか。とりあえず今は……恵ちゃん、おいで? 可愛がったげるから」

 

「……うん。お願い、優里」

 

 金銀に菫色。賑やかで何よりです。皆が仲良いのも。やっぱこうやって仲を深めておかないとね。相互理解は大事です。

 

 




次回、ブラックルームの最高傑作退学試験編
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。