ようこそ百合至上主義のハーレムへ   作:ド級のスランプ、ドスランプス

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領域展開────誅伏賜死

「虎居、Cクラスの暴力事件は知ってるか?」

 

「流石に知らなかったらぼっちってレベルじゃないよ……」

 

 この辺次の特別試験編の印象が強くて原作の流れ曖昧なんだよな。なんかBクラスと組んで佐倉さんのストーカーもついでに解決して……あと偽物のカメラで騙して訴えを取り下げさせるのは覚えてる。大体覚えてるからヨシ! 

 

「それで、私に何を聞きたいのかにゃ〜? うっぷ……ゴメン、今のキャラは聞かなかったことにして……」

 

「なんで秒で後悔するような事をするんだ……?」

 

 一之瀬さんがやってたら可愛いのにな……私も顔は良いのに。やっぱ性格か? 性格なのか? 

 

「何でもは答えないけど言えることなら答えるよ。クラス闘争云々の前に友達だしね〜」

 

「……ありがとう。そうだな、そもそも虎居はどのくらいこの事件について知ってるんだ?」

 

「え、うーん……割かし全部? 証人……というか弁護人? としてCクラス代表やろうかなってぐらいには知ってるよ」

 

「そうなのか? ……結局、犯人はどっちなんだ? ああ、証拠は無くてもいい。あくまで虎居の意見として、だ」

 

「暴力事件って意味なら普通に赤髪君が犯人だよ。別にりゅーたん……じゃなかった、龍園があの傷を作って偽装したとかじゃなくて、正真正銘赤髪君が殴った痕」

 

「そうか……不味いな」

 

「私がそっちの立場なら兎に角土下座して反省の姿勢を示す方に賭けるけど……そうもいかないんでしょ? どうせ」

 

「ああ。本人が『挑発してきた向こうが悪い』の一点張りだ」

 

「頭が中学生のままなのかな……もう義務教育も終わった歳だろうに」

 

「いや、少なくとも中学生より勉強は出来ないぞ?」

 

「お、言うねぇ……いや、もしかして素で言ってる?」

 

「? 事実を述べただけだが」

 

 事実陳列罪ってやつだね。バスケの腕前だけでこの学校に入れてもらったのかな……個人種目ならともかく団体競技にアレは入れるべきじゃないと思うんだけど。超高校級のバスケ選手だったりする? 

 

「……私だったらもう『どう負けるか』だけ考えるかな、こんな状況。いや、Dクラスとしてはそうもいかないだろうけど」

 

「俺もそう思うが……周りを説得できるとも思えん」

 

「今みんなで目撃者探してるんだっけ? 悲しいことに私のとこには綾小路君ぐらいしか来てくんないけど」

 

「そりゃ争ってる相手クラスに馬鹿正直に聞くやつはいないだろう」

 

「まあそうだよねぇ……」

 

 そもそも原作でもちゃんと裁判をしたら勝ち目無かったんだよね。だからこそ訴えを取り下げさせる方向に動いたわけで。まあ今回は私が動画撮っちゃってるから無理なんだけど。ザッキー達を偽カメラで脅そうにも私が無いことをしっかり確認してるから無理だろうし……無理だよな? あとでちゃんとカメラは確実に無かったって言っとくか。

 

「それで、綾小路君はこっからどうするの? 勝ちを目指す?」

 

 原作主人公パワーで何とかされたら流石に怖い。でもこっから出来ることなんてあるかな。私は須藤を退学前提の暴力装置として使うぐらいしか思いつかないけど。

 

「……どちらかと言うと俺がそれを聞きたい。Cクラスはここからどうする? 目的は何だ? 須藤にそこまでする価値があるとも思えないが」

 

「んー……多分退学者が出たらどうなるかを知るためかな? 手が早そうな人なら誰でも良かったとは思うよ」

 

「となると、交渉次第では退学まではさせずに済むか?」

 

「そうだねぇ……末路が分かって、退学にする以上の得を提示できるならいけるかな? さっきも言ったけど、別に須藤を退学させたいって狙ってるわけじゃないから」

 

「本当に余計なことをしてくれたもんだな……」

 

「日頃の行いだねぇ……」

 

 悪いことをしちゃいけないのは、悪い子は本当の悪人の餌食にされるから、なんてね。でも実際暴力的でなければ目を付けられはしなかっただろうから……自業自得? 

 

「……Cクラスの、龍園とやらの落としどころはどこだと思う?」

 

「クラスポイントの譲渡と搾れるだけのプライベートポイントかなぁ。退学相当のポイントが幾らになるか分かんないから何とも言えないけど」

 

 300クラスポイントの減額だっけ? 退学ペナルティ。それに比べればテストで稼いだ分の譲渡の方がマシだろうけど……足手まといを退学させたがる人も出るだろう。楽しくなってくるね。

 

「結局裁判待ちか……」

 

「お? 目撃者が出てくる可能性は期待しないの?」

 

「仮に運よく居たとして、虎居が出てくるなら無駄なんだろう? どうせこちらに不利な証拠を握っているに決まっている」

 

「信頼が重いねぇ。綾小路君ならそうしておくってこと?」

 

「というか、勝てる勝負しかしないだろう? 龍園もそうなのかは知らないが」

 

「別の友達からも同じこと言われたんだけど、私ってどう見えてるの?」

 

「イカサマ師か詐欺師」

 

「わお。泣いちゃうぞ?」

 

 まあチートはイカサマか。でも詐欺師は……よく考えたら初手でアホを狙って借金背負わせてたっけ。困ったな。否定できない。

 

「まあイカサマに気を付けてDクラスの弁護がんば……そもそも誰が弁護するの?」

 

「さぁ……櫛田か堀北か……平田辺りかもな」

 

「堀北さんなら綾小路君も引っ張り出されるんじゃない?」

 

「……とても嫌だ」

 

「ま、目撃者が出て来なきゃ弁護も何も無いだろうけどね~」

 

 佐倉さんをどうやって引っ張ってきたんだっけ? 性欲を向けて来ない綾小路君だからコミュ取れたみたいな感じだった気がする……あれ? もしかして私って佐倉さんからしたら警戒対象? 

 

 

 

 

 

「虎居。BとDが組んだぞ」

 

「まぁBからしたら私達を落としたいだろうしねぇ。で、どこ情報?」

 

「クク、見せてやる。ほらよ」

 

 ──そういえば掲示板で情報を呼びかけるとかあったな。有力な情報にはポイントもくれるらしい。誰も出てこなかったんだっけ。しょうもない情報しか来なかったんだっけ? 

 

「あ。あー……えげつないこと考えるね龍園君」

 

「隙を見せた方が悪い。だろう?」

 

 要はりゅーたんはこれに匿名の情報として私謹製の暴行証拠動画を送り付ける気だ。あわよくば情報としてポイントゲット。ついでにBからDへの不信感の植え付け。万が一隠蔽するようなら匿名の情報提供を握り潰したと責め立てる気だろう。うーん詰んでるね。主に私のせいだけど。いや、別に挑発に乗らずに須藤が殴らなければ良かったわけだし、私は悪くないね。

 

「……じゃあ生徒会にも匿名の情報として送っとく? 坂上先生から3年の担任に回してもらって……先生に頼むのもウチのクラスの目立たない誰かに頼もうか」

 

「そうだな。それと事前に接触して反省しているようなら減刑を考えてるとでも言っておくか。向こうはこの動画が知られてるとは思わないだろうからな」

 

「それで反省の色無しって生徒会に思わせるわけだ。でも案外いきなり土下座してくるかもよ?」

 

「それならそれで構わねぇよ。減刑になったら精々恩に着せてやれ」

 

「うん……うん? 私がやるの?」

 

「お前が1番弁が立つだろう? そもそも最初からその気だっただろうが」

 

「一応驚いておいてあげようかと思って」

 

「要らねぇよその気遣い」

 

 だってザッキー達に自己弁護させてもペラこけないだろうし……だったら私が出て、3人は酷い目にあって須藤の顔を見るのも辛いとしておいた方がいい──もしかして、こういうところが詐欺師って言われる原因なの? 

 

「となると……橘先輩あたりかな? お人好しそうだし。減刑を考えてるってのも良い意味に受け取ってくれそうだしね」

 

「南雲はどうだ? 搦手に理解があるタイプだろ?」

 

「私あの人きらーい」

 

「お前の好悪の基準はなんなんだ?」

 

「可愛い女の子はみんな好きだよ。苦労して無さそうな人は大体嫌い。やっぱ男は泥臭くないとね」

 

「……漫画か何かの話してないか?」

 

「……2次元の好みと3次元の好みが似通っててもよくない?」

 

 まあ3次元の男に興味無いけど。友愛がMAXです。

 

「……まあいい。お前が誰に惚れようと別に俺の知ったことじゃないしな」

 

「お、じゃあ須藤に惚れて、彼に好かれる為に今から向こうに寝返って……ぅオ゛ェ……自分で言ってて吐きそうになってきた……」

 

「女がそんな声を出すなよ」

 

 りゅーたんそういうの気にするタイプだったんだ。なんか意外かも。というか女侍らせてそうだけど女に興味無さそう。なんかこう……デカイ男になれば勝手に女なんか寄ってくるだろ、みたいに考えてそう。

 

「あ、そうだ。これだけ聞いとかないと。今回の落とし所はどこにするつもり? それによって私も話のもってき方が変わるんだけど」

 

「そうだな……とりあえず退学までは一度持っていきたい。それをこちらが救う形に出来るのがベストだな。ポイントで退学撤回が出来るのかも見ておきたい」

 

「ん。じゃあバンバン責め立てて行こっか。最悪そのまま退学になるかもしれないけど」

 

「クク、それならそれで構わねぇよ。スパイとしても使えねぇしな」

 

「あの知能じゃねぇ……」

 

 そのうち成長するのかな? 体育祭でほんのり成長するのは知ってるんだけど……案外3年生編とかで頼れるクラスメイトになるのかもしれない。ま、知らない事を考えても仕方ないね。

 

「ま、虎さんに任せなさい。Dクラスからポイント搾り取ってみんなでワイワイパーティだね」

 

「クク、期待してるぜ?」

 

 多分この間にも佐倉さんのイベントが進んでる。なんとかストーカー撃退の所に関わりたいね。そうじゃないと綾小路君に惚れてルート固定されそうだし……いや、惚れた所を寝取るのもありか……? 

 

 ……裁判にしろ女の子絡みにしろ、とりあえず原作主人公の恨みだけは買わないようにしよう。メアリー・スーと勝者として神に作られた存在のどっちが上かなんて競う必要も無い。

 

 とりあえず、綾小路君と軽井沢さんを上手いこと外してDクラスから搾り取る方法を考えないと……いや、全体に関わっても2人にだけこっそりポイント渡せばいいのか。ついでに可愛い女の子にも。……なんか風俗通いのおじさんみたいだな。

 

 

 

 そして生徒会の裁判、当日──

 

 

 

 

 




お気に入り、評価、感想よろしくお願いします


どっかで現在のクラスポイントまとめとか出しときたいね(自分が分からなくなるので)
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