デュエルマスター、キヴォトスで先生になる   作:紳士な10股怪盗

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回想多め



始まりの少女とデュエリスト

先生

「暑い」

この状況を簡単に言うと暑い。とにかく暑い。もうそれしか浮かばない

(いや砂漠ってのは知ってたけどここまで!?学校があるぐらいだし舐めていた)

数日さまよい続けて未だに学校は見つからない

(水がぁ、、、水が欲しい、、、)

(アッ意識が)

 

──────────────────────────────

カードを手に持つ少年

「はぁ...はぁ...」

周りを見渡すと俺が倒す、いや殺してきたライバルたちの死に体そしてデッキケースとカードたち

こんなはずじゃなかった俺はただみんなと一緒に楽しくデュエルをしたかっただけだ額に脂汗と血が滲む実に不快だ

ライバルたちのデッキケースはまるで墓標のように落ちている

(こんなはずじゃなかったのに)

カードを持つ手が震える

普段なら武者震いだったはずの震えそれはもはや人を殺めたことへの恐怖と変わっていた

俺はもう止まれないデュエルマスターとして、クリーチャーワールドを守っていかないと。

震える手を爪をたてて強引に止める

みんなの分まで頑張らないと託されたんだから

よぎるのは俺が殺めたライバルたちの最後の言葉

『俺の分まで頑張ってくれ』

『僕の力はまだ君には届かなかったみたいだ』

『やっぱりお前には敵わないなぁ』

『デュエルで死ねるなんて光栄だよ』

そしてみんな最後に口をそろえていった

『『『『俺(僕、私、俺様)のカードを託す』』』』

(みんなの想いと夢を俺、いや私は繋がないといけない)

数多のデュエリストから受け継いだこのカードたちとともに

その手はいまだに震えていた

──────────────────────────────

(はッ意識が飛んでいた)

 

謎の少女

「...じょうぶ?」

 

(なんだ何か聞こえる)

 

謎の少女

「大丈夫?震えてるけど」

 

(だれだ...この少女は)

 

「寒いの?」

 

先生

「たす…けて」

 

謎の少女

「強盗にあった?もしくは事故...?」

 

空腹と水分不足で倒れていたことを伝える

 

謎の少女

「え?喉が渇いて倒れてた?」

 

先生

「かくかくしかじか」

なぜこうなったかを簡単に伝える

 

謎の少女

「用事があって数日前にアビドスに来たけど、お店が一軒もなくて少し前に水分と食料が尽きて倒れてた、と」

「ただの遭難者だったんだね」

 

先生

「あ、あと君の名前は?」

 

シロコ

「ん、私は砂狼シロコ」

 

先生

「シロコ、ね分かった覚えたよ」

 

シロコ

「あと、はいこれエナジードリンク。」

「ライディング用のだけど、いまこれしかもってなくて。でも喉の渇きぐらいなら癒せると思うから」

「えっとコップは…」

 

久しぶりの水分…!!

そのまま口をつけて飲む。

先生

「ゴクッゴクッ」

「ぷはぁ」

 

シロコ

「…!」

「あ、それ。」

 

先生

「どうしたの?」

 

シロコ

「ううん、なんでもない。きにしないでいい。」

 

先生

「助けてくれてありがとう、シロコに出会わなかったら死んでたかも。」

 

シロコ

「うん。大丈夫」

「連邦生徒会から来た大人の人みたいだけど…お疲れ様。」

「学校に用があってきたの?」

 

シロコの言葉で大切な用があったことを思い出す

生死の境をさまよって忘れていた

 

シロコ

「この辺に学校なんてうちしかないけど、もしかして」

「≪アビドス高等学校≫へ行くの?」

 

先生

「うん、そうだよ」

 

シロコ

「そっかじゃあ久しぶりのお客様だ。」

「それじゃあ、私が案内してあげる。すぐそこだから」

 

先生

「不甲斐ないことだけど空腹すぎて動けない…」

 

シロコ

「え?動けないの?」

「どうしよう…」

 

先生

「自転車に乗せてくれないかな…」

 

シロコ

「えっとこれ、一人乗りだから…」

 

先生

「じゃあおぶってくれないかな…」

 

シロコ

「…。」

「まぁそっちのほうがいいか。」

 

先生

「シロコ…!」

 

シロコ

「ロードバイクはここに止めてっと」

「それじゃ...」

 

シロコが私を背負ろうとしゃがむ

 

シロコ

「あ、まって」

 

先生

「?」

 

シロコ

「えっと、さっきまでロードバイク乗ってたから…そこまで汗だくってわけでもないけど、その...。」

 

先生

「そんなの気にしないで、むしろいい匂いがするよ!」

 

シロコ

「…。」

「うーん。ちょ、ちょっとよくわからないけど…」

「気にならないなら、いいか」

「それじゃ、しっかりつかまってて。」

 

(なんだこれ、この感覚は何だ異性との密着なんて今までなかったから女の子の柔らかさ何もかもが無知の領域すぎる、シールドラス1でトリガーが来ないと負けるってときぐらい緊張するいやそれ以上…シロコのいい匂いが脳内を支配する…)

 

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