辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ   作:わさびの食べ方にうるさい人

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霊夢達が不時着したのは、北方の針葉樹林です。
地球で言えば、シベリア東部やカナダ北部に風土が近いです。


サバイバル開始

墜落した宇宙船。

機体は半壊。

内部も荒れている。

 

「とりあえず、使えそうな物全部出すわよ」

 

「了解だぜ」

 

「……(手伝う)」

 

 

三人、船内へ入る。

崩れた通路。

散乱した機材。

 

魔理沙が箱を引きずり出す。

 

「食料っぽいの発見」

 

「“っぽい”はやめて」

 

 

大きな瓦礫。

通路を塞いでいる。

その奥に――

コンテナが見える。

 

「あれ中身ありそうだな」

 

「邪魔ね……どかすわよ」

 

「「せーの」」

 

ぐっ……

 

動かない。

 

「……重っ……!」

 

「もう一回いくぞ」

 

……ミシ……

 

それでも――

びくともしない。

 

「無理よこれ!!」

 

「見た目より重いな……」

 

後ろから――

禰豆子が近づく。

 

「……(どける?)」

 

「え?」

 

「いや無理だろこれ」

 

禰豆子、しゃがむ。

片手を瓦礫にかける。

 

「おいおい」

 

そのまま――

持ち上げる

 

……ガコッ

 

あっさり。

何の苦もなく。

 

霊夢と魔理沙、固まる。

 

「……は?」

 

「え?」

 

禰豆子、そのまま横に置く。

 

「……(これでいい?)」

 

「いや待て待て待て」

 

「今の何!?」

 

「軽々すぎるだろ!」

 

「私たち二人がかりでも無理だったのよ!?」

 

「……(重かった?)」

 

「いや重いぜ!?」

 

霊夢、禰豆子をじっと見る。

 

「……あんた」

「ほんとに人間?」

 

禰豆子、少し考える。

 

「……多分」

 

「多分ってなんだよ」

 

 

「ま……まあ力あるなら助かるな」

 

「そういう問題?」

 

「運搬役ゲットだぜ」

 

「……(持つ)」

 

 

船内。

開けられたコンテナ。

中身を漁る三人。

 

「お、武器もあるぜ」

 

「やっとまともなの出てきたわね」

 

霊夢、一本の銃を手に取る。

細長い、やや古いデザイン。

 

「旧式ライフルか」

 

「古いけど……使えそうね」

 

ボルトを引く。

 

……カチャ

 

問題なく作動。

 

「まあ、当たれば十分でしょ」

 

 

魔理沙、小さめのケースを開ける。

中には――

リボルバー。

 

「お、いいのあるじゃん」

 

くるっと回す。

 

……カチン

 

「こういうのはシンプルが一番だ」

 

禰豆子、静かに箱を見る。

中から一本のナイフを取る。

 

「それでいいの?」

 

「……(近い方がいい)」

 

「まあ、さっきの見たらそれでも十分か」

 

三人、それぞれ武器を持つ。

 

「……なんか本格的になってきたわね」

 

「サバイバルだからな」

 

「……(問題ない)」

 

 

 

空。

ゆっくり色が変わる。

夕焼け。

そして――

夜。

 

 

暗闇。

静か。

風の音だけ。

 

簡易的な拠点。

焚き火が揺れる。

 

「今日はここで休むか」

 

「そうね」

 

「……(見張る)」

 

 

霊夢、火を見つめる。

 

「はあ……どうしてこんなことに」

 

「おっ、霊夢見ろ」

「この木青く燃えるぞ」

 

「……あんたが羨ましいわ」

 

禰豆子、周囲を見る。

 

「……(何もいない)」

 

「そりゃそうだろ」

 

「明日は散策ね」

 

焚き火。

三人の影が揺れる。

 

 

朝。

焚き火の前。

 

「まずは水ね」

 

「食料より先か?」

 

「水がないと終わるでしょ」

 

「まあな」

 

周囲。

荒野と森。

水の気配は見えない。

 

「川っぽいのは見えねえな」

 

「探すしかないわね」

 

その時――

禰豆子、顔を上げる。

 

「……(ある)」

 

「え?」

 

「……(水の匂い)」

 

「匂いで分かるのか?」

 

「……(あっち)」

 

森の奥を指す。

 

 

三人、森へ入る。

木々が密集。

足場も悪い。

 

「ほんとにあるの?」

 

「……(近い)」

 

しばらく進む。

やがて――

 

視界が開ける。

そこには――

 

 

森に囲まれた、静かな水面。

 

「おお……」

 

「……あった」

 

「……(ここ)」

 

霊夢、水をすくう。

 

「……見た目は大丈夫そうね」

 

「煮沸は必要だな」

 

「当然よ」

 

 

「ここ拠点にするか」

 

「水あるし、妥当ね」

 

「……(安全)」

 

湖のそば。

簡単な区画を決める。

 

「じゃあ私は骨組みやるぜ」

 

「私は壁」

 

「……(木)」

 

役割分担

 

 

禰豆子、森へ入る。

一本の木に手をかける。

 

……ミシ……

 

力を込める。

 

……バキッ

 

倒れる

 

そのまま持ち上げる。

丸太を肩に担ぐ。

 

霊夢と魔理沙。

骨組みを組む。

 

「こうか?」

 

「違う、逆」

 

「細かいな」

 

「崩れたら困るでしょ」

 

禰豆子、丸太を持って戻る。

ドサッと置く。

 

「早っ」

 

「何本目よそれ……」

 

「……(まだある)」

 

 

夕方。

簡素な小屋。

屋根付き。

最低限の壁。

 

「まあこんなもんか」

 

「とりあえず雨は防げるわね」

 

「……(問題ない)」

 

 

湖。

夕焼けが映る。

小屋の前に三人。

 

小屋の中。

簡素だが、屋根と壁はある。

 

「食料はしばらく持つな」

 

「その間に生活整えるわよ」

 

「だな、寝床もいるし」

 

「ベッドとテーブル作るわ」

 

「じゃあ私はそっち手伝うぜ」

 

「……(火)」

 

「暖炉ね」

 

 

小屋の中。

霊夢と魔理沙、木材を加工。

 

……ギコギコ

 

「こういうの久しぶりだな」

 

「あんたこういうの出来たの?」

 

「適当だよ」

 

「やめなさい」

 

 

簡易ベッド。

木の枠に布を張る。

 

「こんなもんでいいか?」

 

「……まあ、寝れなくはないわね」

 

 

テーブル

木を組み合わせている。

少し歪んでいる。

 

「味があるだろ」

 

「ただのガタつきじゃない」

 

 

小屋の外。

禰豆子、一人で作業。

石を集め、積む。

 

配置が――

妙に正確。

 

「あいつ、やたら手際いいな」

 

「……そうね」

 

禰豆子、石を持ち上げる。

普通なら重いサイズ。

だが――

軽く扱う

 

 

夕方。

暖炉完成。

中に火を入れる。

 

炎が安定して燃える。

煙も外へ流れる。

 

「お、ちゃんとしてるな」

 

「普通に使えるわね」

 

「……(問題ない)」

 

 

小屋の中。

・ベッド

・テーブル

・暖炉

最低限の生活が整う。

 

「なんかそれっぽくなってきたな」

 

「ほんとにね」

 

「……(ここでいい)」

 




普通は1日で小屋が建つことはありませんが、Rim Worldというゲームの世界観をそのまま持ち込んでいるので、その辺りは目を瞑って下さいませ。
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