辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ 作:わさびの食べ方にうるさい人
拠点内。
戦闘の残骸が片付けられている。
配管を繋ぐ。
……カチャ、カチャ……
「電力は通ってる」
「あとは水だな」
「やっとね……」
井戸から引いた配管。
破損していた箇所を修理。
接続。
……カチッ
「これで――」
ポンプ起動。
……ウィン……
水が流れる。
蛇口。
霊夢、ひねる。
……ジャー……
水が出る。
「……出た」
一拍。
「出た!!」
「復旧完了だな」
「……(戻った)」
新しく修理された水洗トイレ。
簡素だが、ちゃんとした設備。
霊夢、じっと見る。
「どうだ?」
「……最高」
少し後。
霊夢、出てくる。
表情が明らかに違う。
「もうあの箱はこりごりよ……」
拠点内。
水が使える。
空気が少し柔らぐ。
「これで一つクリアだな」
「まだ山ほどあるけどね」
「……(でも楽)」
外。
空は灰色。
風が強い。
息が白くなる。
冬が来る。
もうすぐそこまで来ている。
拠点内。
暖房が稼働している。
……ウィン……
暖かい空気。
「電気ボイラー、問題なし」
「やっと人間らしい生活ね……」
タレット群。
再配置済み。
数も増えている。
「防衛も戻った」
「前より強くね」
一際大きい砲塔。
太い砲身。
重厚な土台。
「……これだ」
「オートキャノンタレット」
「……(大きい)」
「長射程」
「高威力」
「弾も重い」
一拍。
「その分、反動も電力もデカい」
「壊れないでしょうね?」
「壊れたら作り直す」
遠くに設置されたターゲット。
壊れたメカノイドの残骸。
魔理沙、操作盤に手を置く。
「いくぞ」
「やってみなさい」
「……(見る)」
……ガシャン
砲身が動く。
……ウィィン……
エネルギーと機構が起動。
……ドォン!!!
轟音。
空気が震える。
弾丸が一直線に飛ぶ。
ターゲット直撃。
……ドゴォォン!!
残骸が粉砕。
原形を留めない。
「……どうだ」
一拍。
「やりすぎでしょ」
「……(強い)」
破壊された残骸。
跡形もない。
「これなら……」
「壁の外に出る必要はない」
「ええ」
遠くの地平。
風が吹く。
外。
灰色の空。
冷たい風。
禰豆子、顔を上げる。
「……(来る)」
「やっぱりな」
森の向こう。
人影。
増える。
「……(50)」
「前と同じ規模か」
原住民たち。
手に持つのは――
破城槌
「また壁壊しに来たな」
拠点側。
石壁。
その内側――
タレット群。
そして――
オートキャノンタレット
「今回は――」
「出ない」
「……(中でやる)」
原住民、前進。
キルゾーンを避ける。
壁の側面へ。
「来るぞ」
……ドォン!!
石壁に破城槌が叩きつけられる。
ヒビ。
「時間の問題ね」
壁、崩れる。
一部が破壊される。
「……入ってくるぞ」
「いいわ」
原住民、侵入。
一斉に流れ込む。
……ウオォォ!!
密集。
魔理沙、小さく呟く。
「来たな」
タレット群、起動。
……ガシャ、ガシャ
「撃て」
……ドドドド!!
弾幕。
侵入した原住民を直撃。
次々と倒れる。
オートキャノンタレット。
砲身が動く。
……ウィィン……
「こいつの出番だ」
……ドォン!!!
直撃。
密集していた原住民が吹き飛ぶ。
……ドゴォォン!!
「……えげつないわね」
前列壊滅。
後続が止まる。
混乱。
「前と同じにはならないぜ」
侵入してきた少数。
禰豆子、前に出る。
「……(残り)」
一気に仕留める。
原住民。
明らかに劣勢。
後退を始める。
「もう無理だって分かったな」
「完全勝利ね」
Rim Worldでは、実際には敵はタレットを避けて壁を破壊してくる傾向があります。その性質を利用してタレットの射線が通っていないキルゾーンに誘導するのがトンネルタイプの対策になります。