辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ   作:わさびの食べ方にうるさい人

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RimWorldの地殻深部スキャナーは、マップの地下深く(画面上には見えない場所)に埋まっている鉱脈を探し出すための研究・作業設備です。


地下に眠る資源

外。

白一色だった世界に――

わずかな色が戻る。

雪が緩み、

風が弱くなる。

 

外に出る三人。

吐息は白いが――

刺すような痛みはない。

 

「……寒いけど」

「死ぬほどじゃないわね」

 

「マイナス50℃から見れば天国だな」

 

「……(動ける)」

 

 

久しぶりの本格的な狩り。

岩場。

動く影。

アイベックス

霊夢、低く構える。

 

……バン!!

 

弾が一直線に飛ぶ。

アイベックスの体に命中。

よろめく。

数歩進んで――

崩れ落ちる。

禰豆子、獲物を持ち上げる。

 

「……(軽い)」

 

「グリズリーの後だと何でも軽く感じるわね」

 

獲物を担ぎ、拠点へ戻る。

足取りは軽い。

冬の時とは違う。

 

「お、帰ったか」

「ちゃんと仕留めてきたな」

 

「当たり前でしょ」

 

「……(軽かった)」

 

「グリズリー基準はやめろ」

 

 

解体作業。

 

……ザクッ……

 

肉が切り分けられる。

脂の乗った赤身。

 

「いい肉だな」

 

「新鮮って最高ね」

 

食卓。

フライパン。

焼かれる肉。

 

……ジュウウウ……

 

脂が弾ける。

香りが広がる。

 

「……これよ、これ」

 

「久しぶりのステーキだな」

 

「……(いい匂い)」

 

ナイフを入れる。

柔らかい。

一口。

 

「……っ」

 

一瞬止まる。

 

「……美味しい」

 

「だな」

 

「……(あったかい)」

 

三人、食べる。

無言。

だが――

空気は穏やか。

外。

雪が崩れる。

地面が見え始める。

凍っていた世界が――

ゆっくりと動き出す。

 

 

拠点外。

途中で止まっていた構造物。

宇宙船の船体骨格

スチールのフレームが、無骨に組み上がっている。

魔理沙、それを見上げる。

 

「……ここからだな」

 

工具の音。

 

……カン、カン……

 

霊夢と禰豆子が資材を運ぶ。

フレームに取り付けていく。

 

「やっと再開ね」

 

「……(止まってた)」

 

「冬はどうしようもないからな」

 

資材置き場。

積まれたスチール。

だが――

魔理沙、眉をひそめる。

 

「スチールは問題ない」

 

一拍。

 

「問題はプラスチールだ」

 

「鉱脈は?」

 

魔理沙、首を振る。

 

「見つかってない」

 

「……(少ない)」

 

保管されているプラスチール。

わずか。

 

「今の供給源は一つ」

「ロボットの残骸」

 

「つまり……」

 

「襲撃待ちだ」

 

「最悪ね」

 

宇宙船骨格。

未完成。

資材置き場。

不足しているプラスチール。

 

「このままだと進まないわよね」

 

魔理沙、少し考えた後、口を開く。

 

「方法はある」

 

「あるの?」

 

「地殻深部スキャナーだ」

「地表じゃなくて――」

「もっと下、地殻の深い部分にある資源を探知する装置だ」

 

簡単な図を描く。

地表の下。

さらに深い層。

 

「そこにプラスチールが埋まってる可能性がある」

 

「……(見えない場所)」

 

「だからスキャンする」

 

「便利そうじゃない」

 

魔理沙、首を振る。

 

「そんなに甘くない」

 

一拍。

 

「まず時間がかかる」

「一回のスキャンにかなりの時間を食う」

 

「どれくらい?」

 

「体感で“待たされる”レベルだな」

「それに――」

「出てくる資源はランダムだ」

 

「……は?」

 

「プラスチールが出る保証はない」

 

「……(当たり引くまで)」

 

「そういうことだ」

 

三人、沈黙。

宇宙船骨格を見る。

未完成。

 

「でも、やるしかないわね」

 

「ああ」

 

「……(掘る準備)」

 

研究室。

魔理沙が設計図を開く。

 

「まずはこれを完成させる」

「地殻深部スキャナー」

 

……カチャ、カチャ……

 

部品が組み上がっていく。

 

 

「見えない資源を探す」

「それは時間との戦いであり――」

「運との戦いでもある」

 




スキャナーが検知するのは大抵はスチール鉱脈で、プラスチールを一発で検知することは稀です。
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