辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ   作:わさびの食べ方にうるさい人

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ユサールの単純な戦闘能力はサングオファージの禰豆子と同等です。


生存の連携戦術

キルゾーン。

 

……ドドドドド!!

 

ガトリング砲の弾幕。

遮蔽物が削られていく。

 

「このままじゃ押し切られるぞ!」

 

「分かってる!」

 

チャージライフルを撃とうにも、

頭を出せない。

 

「下がるわよ!」

「タレット防衛に切り替える!」

 

「了解だぜ!」

 

「禰豆子!」

 

狭い通路。

ユサール三人。

一歩ずつ詰めてくる。

 

禰豆子、視線だけ動かす。

背後――

壁の扉。

ユサールが踏み込む。

ガルバナックルが振り上がる。

その瞬間――

禰豆子、踏み込む。

 

……ドン!!

 

前蹴り。

直撃。

ユサールの巨体が吹き飛ぶ。

後ろの二人を巻き込む。

 

……ドオン!!

 

「……(今)」

 

禰豆子、反転。

全速力。

壁際の扉へ走る。

 

……ダッ!!

 

背後。

ユサールが立ち上がる。

ユサール、追う。

扉が開く。

 

「こっち!」

 

禰豆子、滑り込む。

魔理沙、即座に操作盤を叩く。

 

……ガシャン!!

 

扉閉鎖。

直後――

 

……ドォン!!

 

ユサールの拳が扉を叩く。

金属が歪む。

 

「っ……!」

 

「時間は稼げた!」

 

タレット防衛網。

ここには――

複数のタレット。

そしてオートキャノンタレット。

 

……ウィン……

 

電源接続。

砲身が動く。

 

「ここからが本番だぜ」

 

扉。

向こう側から衝撃。

 

……ドン!!

……ドン!!

 

少しずつ歪む。

 

霊夢、チャージライフルを構える。

 

「来るわよ」

 

禰豆子、ガルバナックルで痺れた腕を握る。

 

「……(今度は止める)」

 

魔理沙、重機関銃を構える。

 

「今度は通さねぇ」

 

扉中央。

亀裂。

 

……ミシッ……

 

ユサールの赤い瞳が、

隙間から覗く。

防衛区画。

静寂。

 

……ミシッ

……ミシッ……

 

歪む扉。

 

「来るぞ」

 

全員、構える。

そして中央――

オートキャノンタレット

砲身がゆっくり回転する。

 

……ドォン!!!

 

扉、吹き飛ぶ。

金属片が散る。

その奥――

ユサール。

突入。

 

「撃て!!」

 

オートキャノンタレット。

即座に反応。

 

……ドォン!!

 

砲弾直撃。

先頭のユサールの胸部へ命中。

 

……バギィッ!!

 

マリーンアーマーが砕ける。

胴体ごと吹き飛ぶ。

赤い瞳が消える。

 

「やった!」

 

だが残る二人。

止まらない。

倒れた仲間の死体を掴む。

そのまま――

盾にする。

 

「なっ……!」

 

オートキャノン再射撃。

 

……ドォン!!

 

砲弾。

だが――

死体へ命中。

肉と装甲が吹き飛ぶ。

しかし勢いは止まらない。

 

「死体ごと来る!?」

 

「構うな、撃ち続けろ!」

 

後方。

海賊の射撃部隊も到達。

 

……ダダダ!!

 

弾幕が飛び交う。

霊夢、遮蔽物から撃ち返す。

 

……ギュン!!

 

チャージライフル。

海賊一人の頭部を撃ち抜く。

 

魔理沙、重機関銃掃射。

 

……ドドドド!!

 

弾丸を叩き込む。

だが――

ユサール二人。

まだ来る。

死体の盾。

ボロボロになりながらも機能している。

ユサール、距離を詰める。

あと数歩。

 

禰豆子、前へ。

 

「……(ここ)」

 

オートキャノンタレット。

再装填。

 

……ガシャッ……

 

間に合わない。

 

「次弾、遅い!」

 

「だったら頭を狙う!」

 

チャージ開始。

 

……ゥィン……

 

だが――

ユサールは死体を揺らし、

急所を隠しながら突っ込んでくる。

 

「っ……動くな!」

 

ユサール。

ついに死体を捨てる。

 

……ドサッ!!

 

赤い瞳。

ガルバナックル。

至近距離。

 

……ビリッ……

 

禰豆子、構える。

 

防衛区画。

戦場が二つに割れる。

後方――

キルゾーンを突破してきた海賊部隊。

前方――

ユサール二体。

霊夢、即座に判断する。

 

「前に出る!」

「後ろは魔理沙とタレットで止めて!」

 

「任せろ!」

 

後方。

海賊たちが雪崩れ込む。

 

……ダダダ!!

 

銃撃。

魔理沙、伏せて重機関銃を固定気味に構える。

 

「通すか!!」

 

……ドドドドド!!

 

重機関銃とタレットの弾幕。

さらに――

 

……ドォン!!

 

オートキャノンタレット。

 

海賊が吹き飛ぶ。

 

一方。

開けた空間。

ユサール二体。

禰豆子と霊夢。

 

「……(広い)」

 

キルゾーンと違い、

今度は二体同時に来れる。

ユサール二人が左右へ散る。

挟むように接近。

禰豆子、迎え撃つ。

 

……ガギン!!

 

右を受ける。

直後――

左の拳。

 

……バチッ!!

 

ガルバナックル直撃。

 

「……っ!!」

 

激痛を伴う電撃。

動きが止まる。

 

チャージライフルを構える。

だが撃てない。

ユサールの動き。

速い。

しかも禰豆子を盾にするような位置取り。

 

「くっ……!」

 

狙えない。

 

ユサール。

片方が禰豆子を押さえ、

もう片方が踏み込む。

 

……ドン!!

 

拳を振り上げる。

ガルバナックル。

電流が走る。

 

……ビリッ……

 

「……(まずい)」

 

捕獲寸前。

 

その瞬間。

ユサールの腕が上がる。

ほんの一瞬だけ―

射線が通る。

霊夢、目が細くなる。

 

「……そこ」

 

……ギュン!!

 

光線。

一直線。

ユサールの腕へ直撃。

 

……バギィッ!!

 

肘から下――

吹き飛ぶ。

ガルバナックルごと宙を舞う。

ユサール、初めて動きが止まる。

 

禰豆子。

硬直解除。

 

「……(今)」

 

ユサールへ踏み込む。

 

 

……ドドドド!!

魔理沙の重機関銃にタレット群。

そしてオートキャノンタレット。

未だ銃撃戦継続中。

 

「前に集中しろ!」

「こっちは止めてる!」

 

腕を失ったユサール。

肘から先が消し飛び、

血が噴き出している。

だが――

止まらない。

ユサール、一直線。

霊夢へ突撃。

 

……ドン!!

 

距離が消える。

あっという間に至近距離。

 

霊夢、チャージライフルを構えたまま。

逃げない。

ユサール。

残った片腕を振り上げる。

赤い瞳。

真正面。

だが――

霊夢の目は動かない。

照準。

呼吸。

 

「……遅い」

 

……ゥィン

 

……ギュン!!

 

至近距離。

光線がユサールの脳天を貫く。

 

……バギィッ!!

 

頭部上半分が吹き飛ぶ。

赤い瞳が消える。

巨体が前のめりに崩れる。

 

……ドサッ……

 

「……ふぅ」

 

残るユサール一体。

禰豆子と組み合っている。

 

……ガギン!!

 

拳。

蹴り。

互角。

 

「……(重い)」

 

禰豆子。

踏み込む。

腰を落とす。

ユサール、体勢が浮く。

 

「……(飛べ)」

 

……ドォン!!

 

蹴り上げ。

ユサールの巨体が吹き飛ぶ。

一直線に――

後方へ。

その先。

まだ続いている銃撃戦。

海賊たち。

オートキャノンタレット。

 

「なっ――」

 

ユサールの巨体が、

海賊たちの中央へ突っ込む。

 

……ガァン!!

 

オートキャノンタレット。

敵性反応を補足。

躊躇なく発射。

 

……ドォン!!

 

砲弾直撃。

ユサールの身体ごと――

海賊たちを巻き込む。

 

……バゴォォン!!!

 

爆発。

炎。

破片。

 

ユサールのマリーンアーマーが吹き飛び、

海賊たちの身体も砕け散る。

煙が晴れる。

動いている者はいない。

 

……パチ……パチ……

 

燃える音だけ。

 

魔理沙、重機関銃を下ろす。

 

「……終わったか」

 

霊夢、チャージライフルを下げる。

 

「今度こそね」

 

禰豆子、爆心地を見る。

 

「……(硬かった)」

 

床にはユサールの残骸。

砕けたガルバナックル。

焼け焦げたマリーンアーマー。

 

「普通の海賊じゃなかったな」

 

「ええ」

「次からは、あれ前提で考えないと」

 

 

「火力だけでは止まらない敵」

「防御だけでも耐えられない敵」

「だから必要だった」

「判断と連携」

「それが――」

「三人を生き残らせた」

 

 




ガルバナックルは敵をダメージではなく激痛で行動不能にする武器なので、捕獲するのに最適な近接武器です。
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