辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ 作:わさびの食べ方にうるさい人
昼。
見張り台の霊夢。
遠くに動く列を見つける。
「……人?」
荷運び用マッファロー。
荷車。
武装した護衛。
魔理沙、外へ出てくる。
「キャラバンか」
門前。
互いに距離を保ちながら品を並べる。
こちら側の品。
マッファロー毛皮
防寒加工済み毛皮
鉄製ナイフ
鉄製槍
鉄製剣
鉄製斧
「結構並べたわね」
「武器は売れると思ってな」
キャラバン。
武器を見てざわつく。
特に剣。
刃を見て驚いている。
交換される物資。
布
牛乳
卵
砂糖
塩
霊夢、
砂糖を見る。
「……甘いもの!」
テンション上昇。
「分かりやすいな」
交易後。
少し空気が緩む。
建造中の宇宙船を見る。
驚いたような顔。
空を指差す。
両手を広げる。
「……飛ぶ船かって聞いてるのか?」
「多分ね」
隊長。
今度は遠くの山を指差す。
空から落ちるジェスチャー。
爆発音の真似。
「……似た船?」
魔理沙、目を細める。
「宇宙船の残骸か」
「どの辺だ?」
簡易地図。
山岳地帯。
かなり遠距離。
魔理沙、目つきが変わる。
「そんなに気になる?」
「宇宙船なら――」
一拍。
「使える部品が残ってる可能性がある」
「……(危険?)」
「可能性は高いな」
「でも、価値も高い」
キャラバンが去っていく。
その後ろ姿を見ながら、
魔理沙が地図を見つめている。
「行く気?」
「今すぐじゃない」
「だが、覚えておく価値はある」
夜。
食卓。
久々の甘味。
「……幸せ」
砂糖入りミルクを飲んでいる。
「安い幸せだな」
「うるさい」
禰豆子、卵料理を見ている。
「……(ふわふわ)」
翌日。
警報音が鳴り響く。
……ヴーッ!
……ヴーッ!
霊夢、即座に立ち上がる。
「来た!」
監視モニター。
映る機械群。
ミリター10
カマキリ3
パイクマン3
スコーチャー1
キルゾーン。
禰豆子、前線位置へ向かう。
だが――
「いや、待て」
禰豆子、振り返る。
魔理沙、新武器を持ち上げる。
大型銃器。
チャージライフルに似た発光部。
だが構造はもっと凶悪。
多連加速器。
大型冷却機構。
魔理沙、口元を上げる。
「今回はこいつのテストだ」
完成したビームマシンガン。
メカノイド群。
整然と進軍。
ミリターが先頭。
後方にパイクマン。
さらにスコーチャー。
「いつもの編成ね」
「なら、ちょうどいい」
魔理沙、新武器を構える。
……ゥィィィン……
銃身内部が発光。
青白い光が走る。
「……それ、ちゃんと安定してるんでしょうね?」
「多分な」
「不安しかないわよ」
魔理沙、引き金を引く。
……ギュンギュンギュンギュン!!
光線連射。
ビームの弾幕。
一直線にミリター群へ叩き込まれる。
ミリター一体。
胸部貫通。
次の一体。
頭部蒸発。
さらに後方。
連続爆発。
……バギィッ!!
……ドォン!!
圧倒的火力。
「……は?」
「……(すごい)」
ミリター群。
突入前に崩壊。
……ギュンギュンギュン!!
ビームが止まらない。
ミリター。
次々に穴が開く。
倒れる。
爆発。
「ちょっ……速っ!?」
後方のパイクマン。
射撃開始前。
ビーム掃射。
……ギュン!!
胴体貫通。
転倒。
さらに二体。
連続破壊。
スコーチャー。
火炎放射準備。
だが。
……ギュン!!
燃料タンク貫通。
……ボォン!!
誘爆。
炎上。
機能停止。
「……(終わった)」
残るカマキリ三体。
高速突撃。
だが――
魔理沙、照準を横薙ぎに動かす。
……ギュンギュンギュン!!
ビーム掃射。
カマキリの脚が吹き飛ぶ。
頭部が焼き切れる。
最後の一体。
胴体を貫かれ爆散。
……バゴォン!!
戦場。
煙。
焼けた金属。
だが――
動く敵は一体もいない。
禰豆子、前線で立ったまま。
「……(終わり?)」
「あなた今回出番なかったわね」
「……(うん)」
魔理沙。
新武器の排熱を見ている。
……シュゥゥ……
「冷却はギリギリか」
「でも火力は十分だな」
「十分どころじゃないでしょ、これ」
焼け焦げたメカノイド残骸。
大量。
魔理沙、宇宙船を見る。
「……行けるかもしれないな」
「今までで一番現実味あるわね」
「……(帰る)」
「新兵器」
「圧倒的勝利」
「それは、生存ではなく――」
「“脱出”へ近づいた証だった」
ビームマシンガンのRimWorldでの正式名称はLR-94H 汎用機関銃です。チャージライフルの研究を終了するとアンロックされます。