辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ 作:わさびの食べ方にうるさい人
1日目
反応炉起動シーケンス。
だが――
何も来ない。
霊夢、見張り台。
双眼鏡を下ろす。
「静かね」
「嵐の前だろ」
「……(嫌な静けさ)」
反応炉は動いている
宇宙船は光っている
それなのに敵が来ない
だからこそ、不気味だった
翌日。
昼。
警報。
……ヴーッ!!
……ヴーッ!!
監視モニター。
映る人影。
海賊。
大量。
「来た!」
霊夢、画面を見る。
少し眉を寄せる。
「……妙ね」
「何がだ?」
「配置が違う」
海賊達。
キルゾーンを見ていない。
防衛ラインも無視。
その視線は――
宇宙船。
「あいつら……」
「反応炉狙いか」
「奪う気!?」
「起動済み反応炉なんて、この星じゃ超高級品だ」
「そりゃ欲しがる」
海賊達。
止まらない。
隠れない。
一直線。
「……(様子が違う)」
「捕まえる気じゃないわね」
空気が違う。
「本気だな」
海賊達。
重火器。
爆薬。
ロケットランチャー。
以前より明らかに重武装。
「反応炉を持って帰る気だ」
「つまり――」
ビームマシンガンを構える。
「私達は邪魔ってことだ」
キルゾーン。
ビームマシンガン冷却開始。
……ウィィィン……
チャージライフル装填。
禰豆子、前線へ。
三人の空気が変わる。
今までとは違う。
今までは、生け捕り。
略奪。
だが今回は違う。
敵は“奪うために殺す”
海賊。
叫びながら突撃。
……ダダダダ!!
弾幕。
ロケット弾。
爆発。
「うわっ!?」
「火力上がってるぞ!」
背後。
宇宙船。
反応炉の青白い光。
止まらない起動シーケンス。
魔理沙、振り返らず言う。
「絶対に止めるな」
「ここで奪われたら終わりだ」
「分かってる!」
「……(守る)」
15日防衛戦。
その2日目。
敵はついに、本気で殺しに来た。
海賊部隊。
二手に分かれる。
後方。
重武装の銃撃部隊。
ロケットランチャー。
自動火器。
一直線に壁へ向かう。
前方。
ユサール部隊。
赤い瞳。
重装甲。
キルゾーンへ突入。
魔理沙、即座に理解する。
「役割分担してやがる!」
銃撃部隊。
壁前で停止。
……カチッ
ロケットランチャー構え。
「来るぞ!」
……ボシュッ!!
……ドォォン!!!
壁爆発。
石材が吹き飛ぶ。
粉塵
破片。
……パラパラ……
壁に穴が開く。
そこへ――
海賊の銃撃部隊が突入。
「来た!」
霊夢と魔理沙。
即座に迎撃。
……ギュンギュンギュン!!
ビームマシンガン。
……ギュン!!
チャージライフル。
先頭の海賊の胸部が吹き飛ぶ。
さらに後方。
ロケット兵。
頭部貫通。
「ロケット持ち優先よ!」
「分かってる!」
その一方。
キルゾーン。
ユサール部隊。
止まらない。
……ドン!!
……ドン!!
重い足音。
禰豆子、単独で前へ出る。
「……(こっちは止める)」
先頭ユサール。
赤熱したヒートダガーを振り上げる。
禰豆子、踏み込む。
……ガギン!!
刃と刃が衝突。
床が割れる。
後方。
海賊銃撃部隊が内部へ流れ込む。
……ダダダダ!!
弾丸が飛び交う。
反応炉区画へ向かおうとする海賊。
魔理沙、ビームマシンガン起動。
……ゥィィン……
「行かせるか!」
……ギュンギュンギュン!!
光線掃射。
海賊達がまとめて吹き飛ぶ。
「右からも来るわよ!」
禰豆子。
一体を押し返す。
だが。
別のユサールが横から突っ込む。
……ドン!!
禰豆子、吹き飛ばされる。
「……っ!」
ユサール達。
止まらない。
反応炉区画へ向かう。
禰豆子、即座に立ち上がる。
「……(行かせない)」
「壁は破られた」
「敵は内部へ侵入した」
「そして今――」
「宇宙船を巡る本当の防衛戦が始まる」
Rim Worldで、ロケットランチャー持ちは広範囲即死攻撃をしてくるので、最優先で倒さなければなりません。