辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ   作:わさびの食べ方にうるさい人

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3人の建築スキルはそれほど高くないので、連続襲撃中は破壊された防衛インフラの修理に悩まされることになります。


撃ち続ける理由

3日目

反応炉起動シーケンス。

残り12日。

 

朝。

拠点。

まだ修復跡が残っている。

壁。

補修したばかり。

焼け跡。

弾痕。

 

海賊戦から一夜。

だが、休息には程遠い。

 

内部防衛区画。

破壊されたタレット群。

まだ修理途中。

 

魔理沙、工具を置く。

 

「間に合わなかったか……!」

 

「つまり?」

 

「今回はキルゾーンで止めるしかない」

 

医療室。

禰豆子、立ち上がる。

左腕。

まだ焼傷が残る。

完全には再生していない。

 

「寝てなさいって言ったでしょ」

 

「……(足は動く)」

 

「前線に出るなら無茶するなよ」

 

禰豆子、小さく頷く。

 

……ヴーッ!!

……ヴーッ!!

 

警報灯点灯。

監視モニター起動。

 

「来た!」

 

モニター。

映る機械群。

 

ミリター

カマキリ

パイクマン

スコーチャー

 

いつもの編成。

 

霊夢、少し息を吐く。

 

「……いつもの連中ね」

 

「ならまだやれるな」

 

だが。

その隊列の中央。

見慣れない個体。

中型メカノイド。

重厚な装甲。

両腕の発振装置。

 

「あれ、何?」

 

魔理沙、眉を寄せる。

 

「……知らん」

 

 

キルゾーン。

三人、防衛配置。

 

魔理沙、ビームマシンガン起動。

 

……ゥィィィン……

 

霊夢、チャージライフル構える。

 

禰豆子、前線位置。

左腕を庇いながら構える。

 

メカノイド群。

侵攻開始。

 

「すぐに片づけてやるぜ!」

 

……ギュンギュンギュン!!

 

青白い光線。

一直線に飛ぶ。

だが――

未知のメカノイド。

腕部展開。

 

……ヴン……

 

半透明の光膜。

巨大な防弾シールドが展開される。

 

その後方。

ミリター。

パイクマン。

全てシールド内へ入る。

 

「何だあれ!?」

 

ビームマシンガン。

シールドへ直撃。

 

……バヂッ!!

 

光線、弾かれる。

完全に防がれる。

 

「は!?」

 

「ならこっち――!」

 

チャージライフル照準。

 

……ギュン!!

 

青白い光線。

シールドへ命中。

 

……バギッ!!

 

だが。

弾かれる。

光が霧散。

 

「……え?」

 

シールド内。

パイクマン。

狙撃準備。

 

……ピッ

 

ニードルガン発射。

 

……ドスッ!!

 

キルゾーン壁面へ着弾。

 

「ちょっと待って!」

「あっちは撃てるの!?」

 

魔理沙、目を見開く。

 

「敵の攻撃だけ通してるのか……!?」

 

メカノイド群。

シールドの後ろから前進。

一方的に射撃してくる。

 

……ダダダダ!!

 

……ドスッ!!

 

キルゾーンへ弾幕。

 

「……(まずい)」

 

「前回と同じ感覚で戦うな!」

 

「分かってるわよ……!」

 

だが。

目の前で。

ビームもチャージも防がれた。

その事実が重い。

 

前回は圧勝だった。

だからこそ。

今回の“効かない”は致命的だった。

 

シールド型メカノイド、リジョナリー。

巨大なシールドを展開したまま前進。

その後方。

ミリター。

パイクマン。

スコーチャー。

全てシールド内部から射撃してくる。

 

……ダダダダ!!

 

……ドスッ!!

 

弾丸。

ニードル弾。

炎。

一方的な攻撃。

 

禰豆子、前へ出る。

赤い目。

リジョナリーを見据える。

 

「……(壊す)」

 

だが。

リジョナリーの周囲。

カマキリ三体。

高速移動。

巨大な腕刃。

完全に護衛配置。

 

さらに後方。

パイクマンの照準。

ミリターの銃口。

全てキルゾーンへ集中。

 

……ピッ

 

照準レーザー。

禰豆子へ向く。

 

霊夢、即座に叫ぶ。

 

「待って!」

 

禰豆子、足を止める。

 

「今飛び込んでも無理よ!」

 

霊夢。

瞬時に戦況を見ている。

 

「カマキリが壁になってる!」

「その後ろから撃たれたら終わり!」

 

禰豆子、悔しそうに奥歯を噛む。

左腕。

まだ動きが鈍い。

 

「……(でも)」

 

「ダメ!」

 

キルゾーン。

弾幕継続。

シールド越しに撃たれ続ける。

 

魔理沙、遮蔽物へ身を隠しながら叫ぶ。

 

「一回下がるか!?」

 

霊夢、即答。

 

「ダメ!」

 

「でもこのままじゃ――」

 

「タレット無いの忘れたの!?」

「ここ突破されたら終わりよ!」

 

背後。

宇宙船。

反応炉。

青白い光。

静かに起動中。

 

もう後ろには何もない。

ここが最後の防衛線だった。

 

魔理沙。

ビームマシンガン掃射。

 

……ギュンギュン!!

 

だが。

全てシールドで弾かれる。

 

「クソッ……!」

 

霊夢。

チャージライフル射撃。

 

……ギュン!!

 

それすら防がれる。

 

「硬すぎでしょ……!」

 

メカノイド群。

止まらない。

シールドの後ろから前進。

徐々に距離を詰めてくる。

 

霊夢。

息を整える。

目はリジョナリーを見続ける。

 

シールド。

絶えず発光している。

エネルギーを消費しているようにも見える。

 

霊夢、小さく呟く。

 

「……ずっと維持できるわけない」

 

確証はない。

ただの推測。

 

「どうするんだよ!?」

 

霊夢、チャージライフル再装填。

 

……ガチャ

 

「とにかく撃ちまくりなさい!」

 

「はぁ!?」

 

「何でもいいから負荷かけ続けるの!」

 

禰豆子、霊夢を見る。

 

「賭けるしかないでしょ!」

 

霊夢と魔理沙。

再び射撃開始。

シールドへ。

ひたすら。

撃ち続ける。

 

 

「突破方法は分からない」

「それでも止まれば終わる」

「だから撃ち続ける」

 

 




リジョナリーのシールドはビーム兵器だけでなく、手榴弾や広範囲ロケット兵器すらも防ぎます。
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