辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ   作:わさびの食べ方にうるさい人

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電力確保は地熱発電とどちらにしようか迷いました。
地熱発電だと研究期間が長いんですよね。



襲撃

朝。

湖の拠点。

空気は――

張り詰めている

昨日とは違う。

静けさの質が変わっている。

 

「……来ると思うか?」

 

「来るでしょ」

「何も起きない方がおかしい」

 

「まあな……」

 

原住民の男のことを思い出す。

 

「仲間、いるよな普通」

 

「むしろいない方が怖いわよ」

 

拠点周囲。

木材、石材が運ばれている。

 

「で、どうする?」

 

「バリケード作る」

 

「シンプルだな」

 

「シンプルでいいのよ」

 

湖の周囲。

拠点を囲うように――

木材を打ち込む。

 

……ドン、ドン

 

「ここ狭くないか?」

 

「通路は一箇所に絞る」

「侵入経路を限定するの」

 

禰豆子、丸太を運ぶ。

一本どころじゃない。

まとめて担ぐ。

 

「助かるけどやっぱおかしいなそれ」

 

「今は助かるからいい」

 

 

バリケードが形になる。

・木の杭

・横木

・石で補強

 

「簡易要塞って感じだな」

 

「時間があればもう少しやるけど」

 

「時間なさそうか?」

 

「勘だけどね」

 

 

作業が一段落。

三人、立つ。

バリケードの内側。

湖は静か。

森も――

静か。

 

「……昨日と同じだな」

 

「違うわよ」

 

「何が?」

 

「昨日は“知らなかった”だけ」

 

 

昼。

拠点。

・小屋

・バリケード

・簡易カマド

そこに新しく――

木材が組まれている。

魔理沙、一人で作業中。

 

……カン、カン

 

「これで回れば……」

 

簡易的な風力発電機。

まだ骨組み段階。

 

一方。

墜落した宇宙船。

半壊した機体。

霊夢と禰豆子が中にいる。

 

「電源系、どこだったかしら……」

 

「……(奥)」

 

暗い内部。

崩れた配線。

焦げた機材。

 

「この辺、完全に死んでるわね」

 

「……(まだある)」

 

「ほんとに?」

 

瓦礫をどける。

霊夢が持ち上げようとして――

 

「……重い」

 

禰豆子、横から持ち上げる。

あっさり。

 

「……ありがと」

 

少しの沈黙。

 

「……」

「昨日のことだけど」

 

「……(うん)」

 

「あれ、また起きるの?」

 

禰豆子、少し考える。

 

「……分からない」

 

「……そう」

 

 

奥の区画。

比較的無事な設備。

 

「……(ここ)」

 

パネルを開ける。

中に――

バッテリー

 

「当たりね」

 

取り外し作業。

 

……カチャ

 

「これがあれば電力確保できる」

 

霊夢、持とうとする。

 

「……重っ」

 

禰豆子、無言で持つ。

 

「もうそれ前提になってるわね」

 

 

拠点へ戻る二人。

遠くで―

魔理沙、風車を組み上げている。

 

「おー、戻ったか」

 

「バッテリー確保」

 

「ナイス」

 

風力発電機とバッテリーを繋ぐ。

 

……カチッ

 

風が吹く。

羽が回る。

バッテリーのランプ――

点灯

 

「来たな」

 

「電気、確保ね」

 

「……(明るい)」

 

その瞬間。

風が止む。

羽がゆっくり止まる。

 

「……ん?」

 

「今の……」

 

「……(見てる)」

 

森。

奥の暗がり。

何も見えない。

だが――

“気配”だけある。

 

 

夕方。

拠点。

風力発電機がゆっくり回る。

小屋の中。

魔理沙が弾を確認している。

 

「弾数は……まあ足りるか」

 

禰豆子は外で見張り。

静かに森を見ている。

 

その少し離れた場所――

例の“トイレ”。

霊夢、中。

 

「……なんでこんなことに」

 

小さくぼやく。

 

 

森。

複数の影。

音はほぼない。

 

「……(来る)」

 

「何人だ?」

 

「……(多い)」

 

木々の間から――

5人の原住民

男たち。

それぞれ石槍、石斧を持つ。

 

「増えてるな……!」

 

魔理沙、前に出る。

 

「止まれ!!」

 

銃を見せる。

威嚇。

原住民、反応なし。

ただ――

ゆっくり広がる。

 

「囲む気か……!」

 

一人が合図のように動く。

次の瞬間――

全員突撃

 

「来た!!」

 

……バン!バン!

 

一人が倒れる。

だが残りは止まらない。

 

禰豆子、前に出る。

 

「……(止める)」

 

二人が同時に突っ込む。

禰豆子、回避。

ナイフで斬る。

 

……ザッ

 

一人負傷。

もう一人が横から攻撃。

 

「横だ!」

 

……バン!

 

命中。

 

その頃――

トイレ。

 

「ちょっと待って今それどころじゃ――」

 

銃声を聞く。

 

「え、ちょっと待って!?」

 

霊夢、慌てて出てくる。

ライフルを掴む。

 

「もう来てるじゃない!!」

 

「遅い!!」

 

霊夢、即座に狙う。

 

……バン!

一人倒れる。

残り二人。

同時に突っ込む。

禰豆子、正面の一人を回避。

ナイフで斬りつける。

 

……ザッ

 

だが――

もう一人が横から回り込む。

石槍を構え――

 

「横だ!」

 

その先にいるのは――

霊夢

まだ構えが間に合っていない。

 

「……っ!」

 

間に合わない

 

次の瞬間――

禰豆子が割り込む。

 

……ドスッ

 

石槍が――

禰豆子の脇腹に突き刺さる。

 

「おい!!」

 

「禰豆子!!

 

禰豆子、顔色一つ変えず。

そのまま――

相手の腕を掴む。

 

……グシャ

 

力でねじ伏せる。

ナイフで首元を斬る。

敵、崩れる。

 

「無茶しすぎだろ……!」

 

禰豆子、ゆっくり槍を引き抜く。

 

……ズルッ

 

「やめなさい!無理に抜いたら――」

 

傷口。

深い刺創。

次の瞬間。

傷が塞がっていく

 

「……は?」

 

「……ちょっと待って」

 

肉が再生する。

血が止まる。

 

「……(問題ない)」

 

霊夢と魔理沙、完全に動きを止める。

 

「いや今の……」

 

「見間違いじゃないわよね……」

 

「……(平気)」

 

「……後で聞く」

 

「それにしても」

 

倒れた五人を見る。

血の匂い。

 

「今度は本気で来たわね」

 

「……(まだ来る)」

 

周囲を見る。

 

「もう“遭遇”じゃない」

 

「ああ」

 

「これは――」

 

一拍。

 

「戦いよ」

 

 




私たちの戦いはこれからだ

打ち切りENDではないですよ。
まだまだ続きます。
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