辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ   作:わさびの食べ方にうるさい人

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襲撃がいよいよ本格化します。
今回登場する敵は、宇宙海賊。
略奪を生業としており、人さらいも行う集団です。


宇宙海賊

夕方。

拠点の外れ。

掘られた穴。

五つの遺体。

並べられている。

 

「……埋めるのか」

 

「放置はしない」

 

「敵だったぞ」

 

「それでもよ」

 

土をかける。

一つ、また一つ。

 

禰豆子、静かに見ている。

 

やがて――

五つの土の山。

 

「……これでいい」

 

 

夜。

拠点。

暖炉の火。

そして――

外に設置された簡易風呂。

大きな鉄製の桶。

下で火が焚かれている。

湯気が立ち上る。

霊夢、ゆっくりと浸かる。

 

「……はぁぁ……」

 

身体の緊張が抜ける。

 

「最高……」

 

霊夢、ふちに腕を乗せる。

夜空を見上げる。

 

「生き返るわねこれ……」

 

「そんなに違うか?」

 

「全然違う」

「文明の勝利よ」

 

「じゃあ私も後で入るか」

 

「ちゃんと水足してからね」

 

「分かってるって」

 

少し離れた場所。

禰豆子、見張り。

森の奥を見つめている。

風も弱い。

静かな夜。

 

 

昼。

拠点。

風力発電機が回っている。

禰豆子、呟く。

 

「……(違う)」

 

「何がだ?」

 

森の奥。

音。

規則的な足音

 

「……人?」

 

森から現れる二人。

装備――

明らかに違う

・軍用ライフル

・軽機関銃

・防護装備

 

「原住民じゃないな」

 

「宇宙船関係……?」

 

男達、こちらを見る。

軽く笑う。

 

「お、いたいた」

 

「マジで女だけかよ」

 

「運がいいな」

 

「生け捕りでいいんだよな」

 

「ああ、殺すなよ」

 

「……捕まる気はないわよ」

 

「むしろ逆に捕まえてやるか?」

 

男達、構える。

 

「抵抗するなら仕方ねえな」

 

……ダダダダ!!

 

軽機関銃、発射。

バリケードに弾が叩き込まれる。

 

「うわっ!!」

 

「火力が違う!!」

 

木製バリケード。

削れる。

木片が飛ぶ。

 

「これ持たねえぞ!!」

 

「分かってる!」

 

霊夢、ライフルを構える。

 

……バン!

 

魔理沙も続く。

 

「こっちもいくぜ!」

 

……バン!バン!

 

牽制程度

 

「しょぼいな」

 

今度は軍用ライフル。

 

……ダンダンダン!!

 

バリケードが崩れ始める。

 

「このままじゃ持たない!」

 

「打開策いるな!」

 

禰豆子、前線を見る。

弾の軌道。

動き。

 

「……(行く)」

 

「待ちなさい!」

 

禰豆子、バリケードを越える。

弾幕の中へ。

 

「正面行く気か!?」

 

弾が当たる。

 

……ドン、ドン

 

だが――

止まらない。

 

「なんだこいつ!?」

 

一気に距離を詰める。

軽機関銃の銃身を掴む。

 

……グシャ

 

無理やり逸らす。

 

「は!?」

 

ナイフ一閃。

 

……ザッ

 

崩れる。

 

「今だ!!」

 

……バン!

 

命中。

よろめく。

 

霊夢、追撃。

 

……バン!

 

頭部に命中。

男、倒れる。

 

 

静寂。

煙。

壊れたバリケード。

 

「……勝ったか」

 

「ギリギリね……」

 

「……(終わり)」

 

倒れた男達。

その装備。

 

「武器、全部使えるなこれ」

 

「原住民とはレベルが違う」

 

 

拠点。

壊れたバリケード。

散らばる薬莢。

禰豆子。

ベッドに横たわっている。

 

「……かなり撃たれてるわね」

 

「あの弾幕の中突っ込んだんだぞ」

 

腕、肩、腹部。

複数の銃創。

応急処置はされているが――

普通なら動けない。

 

「……これで生きてるのがまずおかしいのよ」

 

「もうそこは今さらだろ」

 

禰豆子、静かに呼吸している。

 

「……(平気)」

 

「平気じゃないでしょ」

 

 

朝。

日が昇る。

禰豆子、起き上がる。

 

「……おはよう」

 

「……傷は?」

 

禰豆子、自分の腕を見る。

 

「……ない」

 

霊夢、直接見る。

傷跡すらない。

 

「……一晩で全部治るのね」

 

「……(多分)」

 

「もう回復役いらないな」

 

「そういう問題じゃないのよ」

 

 

倒した男達の装備。

 

魔理沙、軽機関銃を持ち上げる。

 

「これ、いいな」

「火力段違いだ」

 

霊夢、軍用ライフルを手にする。

構える。

 

……カチャ

 

「精度も安定してる」

「旧式よりずっといいわ」

 

「なんか……完全に戦闘拠点だな」

 

「そうなったわね」

 

「……(続く)」

 




Rim World序盤で高性能の武器を奪えると楽なんですよね。
軽機関銃、軍用ライフル共に自作出来るようになるまで、結構時間かかります。
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