辺境の惑星でリアル弾幕ごっこ   作:わさびの食べ方にうるさい人

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この限界状況において、3人が抱えているであろう精神的苦痛(デバフ)は、恐ろしいほど積み重なっています。
RimWorldのシステム上、この環境下で3人の精神を蝕んでいるデバフを、その深刻度(心情マイナス値)と共に並べます。

激しい痛み:−30
対象:満身創痍の禰豆子
銃創、裂傷、打撲が未治療のまま残っており、常に最大級の精神的負荷がかかっています。

太陽光が痛い(太陽光への嫌悪):−12 〜 −20
対象:禰豆子
壁や屋根が完全に崩壊し、防げない朝の太陽光が直接肌を焼いています。サングオファージにとって太陽光は「不快」というレベルを超え、精神を内側から狂わせる激しい苦痛(心情大幅マイナス)を与えます。

陽光による身体能力低下(弱体化)
対象:禰豆子
症状:意識・移動・指の機能の大幅低下、および激しい耐え難い痛み
太陽光を浴び続けることで、サングオファージの肉体は急速に衰弱します。銃創や裂傷の「再生が追いつかない」原因の一端は、この太陽光による自己再生能力の著しい減退(および遺伝子的なペナルティ)によるものです。

毒素蓄積(深刻):−10 〜 −20
対象:霊夢、魔理沙 
顔色が紫色になるほどの毒は、気分の悪さ(デバフ)だけでなく、「意識」や「移動機能」を直接低下させます。激しい吐き気と頭痛が常時2人を襲っています。

死体を見た:−7 〜 −14(重複)
対象:全員
かつて拠点だった場所に、これまでの襲撃で出た無数の死体が転がっています。それらが視界に入るたびに心情がガリガリと削られます。

腐敗臭がひどい:−9 〜 −18
対象:全員
ハエがたかり、蛆で覆われるほどの大量の腐乱死体から放たれる臭いです。通常の死体を見るよりもさらに凶悪なデバフです。

ひどく不潔な周囲:−15
対象:全員
かつての拠点の面影はなく、地獄絵図の中にいます。血痕、死体、死液、ハエ、蛆、崩れた壁。すべてが視界に入るだけで発狂寸前になります。

ひどい疲労(睡眠不足):−12
対象:霊夢、魔理沙(サングオファージの禰豆子は軽度)
15日間の連続襲撃による不眠不休。意識が朦朧とし、すべての作業・戦闘効率が著しく低下しています。

屋外で睡眠:−4
対象:全員
屋根も壁も失われ、夜から朝にかけて外で寝ることを強いられた苦痛です。

地面で睡眠:−4
対象:全員
ベッドが破壊され、硬い地面や瓦礫の上で横になったことへの不満です。

寒い/暑い:−4 〜 −8
対象:全員
壁が崩壊したため、外気温に直接晒されています。衣服がボロボロ(衣服の損耗デバフ)ならさらに悪化します。

暗い気持ち(心情の基本値崩壊):最大−20
対象:全員
15日間にわたる反応炉起動の連続襲撃。鳴り止まない警報と死線の連続が、3人の心を芯から摩耗させています。

将来への意気込み:+12 〜 +30(※唯一の救い)
拠点が完全に崩壊した(資産価値が文字通り、ほぼゼロになった)ため、皮肉にも「期待値」が下がり、「これ以上失うものはない」と覚悟を決めるバフが働いています。これがなければ、とっくに全員が精神崩壊(発狂・徘徊)して全滅しています。

合計、マイナス100近い精神が押しつぶされている状態です。

前書きの文章量が本文に近くなってしまいました。


終わりの始まり

15日目。

反応炉起動シーケンス。

残り数時間。

 

朝。

かつて拠点と呼ばれていた建物。

もう原型を留めていない。

 

崩れた壁。

焼け跡。

死体。

腐臭。

 

……ブゥゥゥ……

 

ハエ。

大量。

 

防衛設備。

もう何一つ残っていない。

 

それでも。

反応炉だけは生きていた。

 

小屋内部。

三人。

静か。

 

霊夢。

ゆっくり目を開ける。

 

視界。

霞む。

 

身体。

重い

 

顔色。

悪い。

紫色。

腐敗臭の毒。

 

「……最悪の目覚めね」

 

隣。

魔理沙。

壁にもたれたまま起きる。

同じく顔色が悪い。

 

「死体みてぇな顔してるぜ、お前……」

 

「あんたもよ……」

 

小さく笑う。

笑う余裕などない。

それでも。

笑わなければやっていられなかった。

 

禰豆子。

静かに起き上がる。

全身傷だらけ。

銃創。

裂傷。

打撲。

まだ回復しきっていない。

背中の裂傷から血が滲む。

 

「……まだ痛い」

 

ついに再生も追いつかない.

 

外。

静か。

不気味なほど静か。

風だけが吹く。

腐臭を運ぶ。

死の臭い。

 

魔理沙。

外を見る。

 

「……来ないな」

 

霊夢。

モニターを見る。

ノイズ混じりの画面。

 

「まだね」

 

反応炉。

起動シーケンス。

残り――四時間。

 

あと四時間。

それだけ耐えれば終わる。

地獄が終わる。

 

三人。

動かない。

もう修理もしない。

 

壊れた壁。

消えたキルゾーン。

全滅したタレット。

全部終わっている。

 

「このまま終わってくれねぇかな……」

 

魔理沙。

空を見上げる。

 

願望。

祈り。

希望。

どれでもいい。

 

「メカノイドがそんな優しくないでしょ」

 

それでも。

少しだけ期待してしまう。

 

もしかしたら。

最後の襲撃は来ないかもしれない。

 

もしかしたら。

このまま逃げ切れるかもしれない。

 

そんな甘い考えが。

頭をよぎる。

 

時間経過。

一時間。

経過。

何も起きない。

 

さらに一時間。

経過。

静寂。

 

反応炉。

残り――二時間。

まだ来ない。

 

「……もしかして」

「このまま……」

 

……ゴォォォォ……

 

空。

流れ星。

いや。

大量降下ポッド。

一つや二つじゃない。

空を埋める。

まるで隕石群。

燃えながら降下する鋼鉄の棺。

 

「……来たわね」

 

霊夢。

静かに呟く。

 

覚悟はできていた。

だから驚かない。

ただ。

疲れた目で見上げる。

 

降下ポッド。

周囲に次々着弾。

 

……ドゴォン……

……ドゴォン……

 

地面が揺れる。

 

魔理沙。

乾いた笑いを漏らす。

目には涙。

涙が頬をつたう。

 

「はは……」

 

笑うしかない。

 

「最後のお出ましだぜ……」

 

禰豆子。

ヒートダガーを握る。

 

「……行く」

 

魔理沙。

涙をぬぐう。

 

「……そうだな」

 

霊夢。

視線を戻す。

 

「……仕方ないわね」

 

三人。

ゆっくり立ち上がる。

 

外。

最大規模のメカノイド群が。

ついに動き始める。

 

 




この状況は、Rim Worldに照らし合わせてみても、かなり絶望的な難易度です。
3人は今、仲間が戦い続ける以上、自分だけが倒れられない。(自分が倒れれば残る二人に全ての負担がのしかかる。)その一心だけで、辛うじて立っています。
ちなみに、AIによると、全宇宙で最も絶望的な難易度が、今のところキン肉マンのカニベース(超人強度2パワー)が、ストロング・ザ・武道(超人強度9999万パワー)を撃破することです。
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