目覚めたら機械人形だった。しかもアホみたいな服装。 作:う〜☆☆☆
『小さな狐娘と魔法少女』を書いた後の作品なので多少文章はまともになってる筈です…!
意識が浮上した瞬間、すべてが違った。
ぼやけていた視界が少しずつクリアになる。
自分の周りを見ると、透明なポッドの中に俺は浮かんでいた。
(俺は生きていたのか?……いや、違う…妙な感じだ…これは俺の知ってる体じゃない。)
俺は自分の体に違和感を感じながら、自分の視界に入る「
細く、白い。
そして更に、くびれた腰、滑らかな太もも——女性のフォルムが視界に入った。
恐る恐る胸に触れると、そこには控えめどころじゃない…その……むしろ、暴力的な弾力があった。
そして、下腹部を確認してみると、あるはずの「相棒」が消え失せている。
(……マジか。女の子になってんじゃん、俺!?)
元々は平凡な男だった俺は、死んだはずだった。
そして今、この訳の分からない体に転生している。
ポッド内側のモニターに、自分の姿が映し出される。
淡い紫色の長い髪、鋭い赤い瞳、整いすぎた顔立ち。
だが1つ問題があった。
それは、裸ということだ。
すると突然、培養液が排出され始め、頭の中にデータが流れ込んできた。
■機体名
『
■特化レンジ
『近接戦闘』
■機体状況
『起動前 システムチェック完了率 94%』
(ちょっと待ってくれ…。ヒューマノイドだぁ???)
どうやらこの体は、戦闘用に設計されたヒューマノイドのボディらしく、戦闘性能と同時に「視覚的な魅力」も徹底的に追求されているらしい。
士気でも上げるつもりか…?
(…ワオ、俺人間やめてんじゃん。しかも女性型とは言え女の子でも無いじゃん。)
ポッドのすぐ外、視界に入る位置に装備一式がマネキンに着せられて置かれているのが見えた。
漆黒の極薄ボディスーツに赤のアクセント。
胸元を強調するような極端にタイトなデザイン、腿の付け根まで食い込むストッキング状の素材、ハイヒールブーツ、そして腰回りに翻る赤い布状の装飾。
(…待てやコラ……いくら何でもピッチリしすぎだろ、アレ。もう戦闘用じゃなくて、なんか別の用途なんじゃねぇか?)
(ホントに誰だよ、この服作った奴……バカじゃねぇの?)
俺は内心でツッコミを入れる。
(こんな格好で戦えってか? バカがよぉ…)
特にマネキンの腹の辺りのピッチリ具合に顔をしかめる。
動きやすさは確かにありそうだが、羞恥心という観点では盛大に失敗作と言えるレベルだ。
(この服を選んだ奴、絶対に変態だろ。もう少しマシなのなかったのか?)
ため息が漏れそうになるが、まだポッドの中にいる為、声に出すこともできず、ただ内心で毒づき続ける。
(まあいい……。着替える前に、もう少しこの状況を整理するか)
元男の俺は、今、この女性型ヒューマノイドの体で、
新たな世界に放り込まれようとしていた。
(……せめて、戦闘中は集中できるようにしてくれよな)
培養ポッドの中で、俺はまだ裸のまま、天井を見つめながら心の中でそう呟いた。
それ以前に…もう戦闘前提の考えをしている俺は駄目かもしれない。
タグとかは順次追加していく予定なのでこのタグ無くね?とかコレ付けたほう良いよみたいなのがあったら教えてください!