目覚めたら機械人形だった。しかもアホみたいな服装。   作:う〜☆☆☆

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4話目です!


第4話 わーい専用武装だ!…………なんだこの使い辛いゴミ。

 

 

 

Dr.ミズキがラボの奥から大きなケースを運んできた。

かなり重そうなそれを、彼女は嬉々としてテーブルの上に置く。

 

「はい、これがTayp-02専用のメイン武装です! 博士と私が1年かけて作り上げた自信作ですよ!」

 

ケースを開けると、そこに鎮座していたのはバスターソードだった。

 

全長は俺の身長を優に超えるほどの巨大さ。

 

刃の部分には赤いラインが走っている。

背中に背負っていた鞘とは別の、メインウェポンらしい。

 

こんなの1年で作れるのか…?

 

(……デカっ! 俺は、近接戦闘特化って聞いたけど、こんなモン振り回して戦えるのかよ……あとミズキさん…アンタ…コレ普通に持ってくるとか…ゴリラかよ。)

 

俺が内心で呆れていると、ミズキが興奮気味に説明を始めた。

 

「このバスターソードはただの剣じゃないんです。あらゆる機能を詰め込んだ複合兵装なんですよ!」

 

彼女がスイッチを入れると、バスターソードの外装が展開した。

 

実はこのバスターソード…バスターソード自体が外装鞘になっており、中に俺が最初にいた部屋に置いてあった赤い刀が収納されるらしい。

 

加えて、バスターソードの刃部を切り離すと、先端部分が折り畳まれ、マシンガンに変形する機能も備えている。

 

その他にも、刀身にエネルギーを纏わせてエネルギーブレードになったり、衝撃吸収シールド発生させたり、刀の柄の部分にワイヤー射出機構があったり、など、こいつらの「好き」を詰め込んだ機能がてんこ盛りだった。

 

(……ギミック大盛りすぎだろ! 多機能すぎて逆に使いづらそうなんだが……)

 

内心で全力でツッコミを入れる。

 

一つ一つの機能は確かに強力そうだが、全部を戦闘中に使い分けるのはかなり難しそうだ。

特にこのバスターソードを振り回しながら、折り畳み・マシンガン変形・抜刀……と同時進行するのは、技術と判断力を要求し過ぎている。

 

まぁ…その為のヒューマノイドなんだろうが、中身が元人間では意味がなくないか…?

 

博士が自慢げに胸を張った。

 

「どうじゃ、Tayp-02。ワシらの最高傑作じゃぞ。貴様の近接戦闘能力を最大限に引き出すための武装じゃ!」

 

俺の口が再び勝手に動いた。

 

「素晴らしい武装です、オーナー、Dr.ミズキ。感謝いたします。この武装を以て、オーナーの期待に応えます。」

 

(感謝してねえよ! これ、振り回すだけで肩こりしそうだ……しかもマシンガンに変形させた後バスターソード使えねぇじゃん…つか何で、バスターソードの刃を切り離してマシンガンになる様にした…?バカなの?そうだったバカだわこいつら。)

 

表情は完璧な笑顔のまま、内心では頭を抱えていた。

 

ミズキが目をキラキラさせて俺に近づいてくる。

 

「実際に構えてみてもらえますか? 特に刀とバスターソードの連係動作を早く見たいんですよね~」

 

(やめてくれ……今すぐ試運転とか勘弁…)

 

背中に二人の期待の眼差しを浴びながら、静かに覚悟を決めた。

 

この多機能すぎるクソ武装と、言葉をほとんど奪われた状況の中で、 どうやって生き残っていくか——。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(…武器持ってみるかぁ…)

 

(…ッ!?…おっっっもい!?)

 

(…コレが俺の専用武装…!馬鹿みたいに重いぞコレッ…!)

 

(…軽トラック1台分はゆうにある重さだッ…!!)

 

(えぇい!俺はモ○ハンのハンターじゃねえんだぞ…!こんなモン振り回せるかァッ…!!)

 

(…じゃあミズキさんってなんなんだ…?)

          

尚、口に出ているのは「ッ…!かなりの重量ですッ…。」だった。

 

 

 





多機能過ぎて使い辛い武器ってあリますよね。
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