仲正イチカは嘆かない(旧題:少女たちの奇妙な日常~Stand by Aoharu~) 作:イチヂクのタルト
#004 『地獄行き超特急』
『「獰猛」!それは爆発するかのように襲い……そして消える時は嵐のように立ち去る────』
────どこかのギャングの言葉────
◆◇◆◇◆◇
某日、某学園の自治区にて────
「いやいや……いやいやいやいや……!ぜっったいにおかしいっす……!!」
「イチカ先輩、いい加減腹をくくりましょう。『正義』とは常に冷静であるものです」
『正義』狂いの後輩、マシロが呆れたように溜め息をつく。彼女の持つ元来の性格もあり、突然の『ティーパーティー』からの要請にも冷静さを保っている。流石にマイペースにコクコクと紅茶を飲んでいるのは規格外と言わざるをえないが。
しかし、イチカは未だ現実を受け止めきれずにいる。彼女が頭を抱えている原因は、今現在マシロから委細が伝えられた『極秘任務』にあった。
「『遺跡』から発掘された『骨董品』の受け渡し……そしてそれの『護衛命令』イイィィ……?まるで、まるでこれじゃあ……」
「『あの時』と一緒じゃあないっすかああああああああっ!!」
イチカの悲痛な叫びは誰に届くこともなく、逆に護衛の『品物』は無情にもイチカの手に引き渡された。
#004 『地獄行き超特急』
『TripTrapTrain事件』────一部の者からは”そう”呼ばれている事件がある。事の発端は、トリニティ総合学園生徒会『ティーパーティー』からの要請で、とある『遺跡』に眠っていた『骨董品』をトリニティへ輸送しようとしたことにある。詳細は省くが……その『輸送任務』は『トリニティ』『ゲヘナ』そして、かのシャーレの『先生』をも巻き込む事件に発展し、結果として『骨董品』は『破壊』された。
そしてこの事件に居合わせたのが『彼女』である。
『仲正イチカ』。トリニティ総合学園二年生。正義実現委員会所属。趣味は人助けと────『模索中』。後輩からは『憧れの先輩』、先輩からは『有望で優等な後輩』という評価。件の『TTT事件』に対しては、曰く「私史上最悪の一日」。
そんな『失敗者』の彼女(少なくともイチカはそう思っている)にどうして再び鉢が回ってきたのかは、イチカ自身計り知れないことだった。
「はぁ……今回は『品物』の積み間違えもなかったし、何事もなく終わればいいっすけどねェ~」
例の『品物』が入っているという上等そうな鞄を思い浮かべながら、呟く。現在、彼女率いる正義実現委員会が乗っている列車は貸し切り状態。それも、貨物列車に客席のある車両を連結させた『特別仕様』だ。
そこそこお金を持っていると自覚しているイチカからしても、眩暈がするほどの予算が掛けられていることは想像に難くない。と同時に『TTT事件』以上の厳戒態勢を敷かれていることから、今回の『品物』の『格式』の高さに既に胃痛がしていた。
「……イチカ先輩?顔色が悪いですよ?」
「あ、あぁすみません。後輩に心配されるなんて先輩失格っすね」
と言いつつも、どこか上の空な様子が抜けないイチカにしびれを切らしたマシロは、少し踏み込んだ質問をしてみる。
「……あの『事件』のこと、気にしてらっしゃるんですか?」
「う~ん……まぁ、そうというかそうじゃあないというか……」
「煮え切らない答えですね」
マシロは座席シートのに取り付けられた簡易テーブルを展開し、手慣れた手つきで紅茶を『二人分』入れる。てっきり、「白黒つけないのは『正義実現委員会』らしくないッ!」だなんて叱責されてしまうのではないかと思っていたイチカは少々意外に思う。
「……マシロはすごいっすね。自分に『芯』を持ちながらそういった柔軟な対応もできる。私はどっちも中途半端で、ホントにダメな先輩っす」
「だから私を避けてるんですか?」
「まぁ……っていやッ!そんなッ!!」
予想外の質問に思わず本心を吐露してしまい、裏声になりながらもあたふたと弁明するイチカ。そんな先輩を丸い目で見つめ、マシロは小さく笑った。
「ふふっ……本当に『らしく』ないですね、先輩?平時のあなたなら笑ってごまかせていたでしょうに」
そう言って紅茶の入ったティーカップをイチカに手渡すと、巡回に行ってきますと席を立つ。指ぬきグローブを懐から出して装着しながら、微笑む。
「本当のイチカ先輩を見せてくれたお礼に、私の本音も少しだけ教えてあげます」
マシロは座っているイチカの上に軽く覆いかぶさると、セーラー服のリボンをクイッと引っ張る。互いの呼吸音すら鮮明に聞こえるほどの距離に、イチカの頬が赤らむ。
「ちょっ!マシロ!?何を────」
「私はね、イチカ先輩?あなたのことを尊敬しているんです。何事も卒なくこなしてしまうし、困っている人の相談には必ず乗ってくれる。みーんなイチカ先輩のことが大好きなんです……だから、そんな先輩を悪く言うのは、例え『先輩本人』でも許せない────目を、瞑ってください?」
様子がおかしいマシロを前にして、イチカは口をぱくぱくさせるだけで何もできない。できるのはただ、マシロの言うとおりに目を瞑ることだけ────
────何も起きない?恐る恐る目を開けると、マシロがダブルピースで立っている。
「『冗談』でした。あ、でもイチカ先輩を凄く尊敬していることは本当ですし、あまり気に病まないでください。……あなたの『内側』を愛してくれる人は沢山いますよ。では」
「……マシロの『冗談』……わかりにくいってマジなんすね……」
巡回に合流するため踵を返す彼女の背中に向かって、イチカは呟いた。
列車が出発して二時間半ほど経った頃、うつらうつらと舟を漕いでいた正義実現委員会の一年生の一人が、異様な感覚で目を覚ます。
「今、シートが動いた……?」
マッサージ機能でもついているのかと思ったがそんな様子もなく、ぺたぺたとシートを触ってみる。そういえば、出発時点から心なしかシートが硬い気がしていた。中の綿がこわばっているとかそういうわけではなく、何か『鉄』のようにゴツゴツとした感覚。
もっとよく調べてみようと手を伸ばした瞬間、シートの布を突き破り、金属の『腕』が生えてくる。
「キャァァアアアアアアアアアアアアッ!!」
その悲鳴を皮切りに、客室中のシートというシートから次々に『腕』は生えてくる。
「これは────────ッ!?!?」
間一髪、イチカはその『腕』から逃れることはできたものの、引率している正義実現委員会メンバーのほとんどが拘束されてしまっている。
「イチカ先輩ッ!!これは……!?」
マシロを筆頭とした、拘束から逃れたメンバー数名がイチカの周りに駆け寄って陣形を組む。
ギチギチ……ギチッ!
仲間たちを捕らえたままシートを引き裂いて出てきたのは、オートマタの兵士たち。恐らくあの『品物』を狙う『刺客』の連中だ。だとしたら『悪手』だった。イチカたちが陣形を組んだのはちょうど客室車両の中間付近。この数の兵士を相手にしながら、列車後方の『貨物両』に行くのはとてもじゃないが不可能であった。
「ずっと……この『客席』のシートの中に……さながら江戸川ランポの『人間椅子』のように潜んでいたというワケっすか……気色が悪い」
「その通りだお嬢さん。気づくのに『何手』も遅れてしまったようだが」
イチカたちをおちょくるように拍手をしながら、後方の『貨物両』のドアを開いてオートマタの男が現れた。装甲のデザインはゴールド。いかにも財欲に塗れたという風貌でありながら、顔パーツにある大きな傷からは、歴戦を戦い抜いてきた猛者という印象を受ける。
あの男はなかなかの手練れだ。だが、最も注目しなければならないのは、あの男が持っている『鞄』。『品物』は既に奪取されていた。
「貴様ら『子供』に『これ』は勿体ない。『大人』にこそ相応しい『力』なのだよ」
「それは……『矢』……?」
男が『鞄』から取り出したものは『石の矢』。矢じりには金の意匠が散りばめられており、虫をあしらったと思しきレリーフが異彩を放っていた。
「おお……!ずっと『懐疑的』ではあったが、今実際に見て『確信』した。これは正しく『聖なる矢』ッ!!これで我々はこのキヴォトスを統べる『支配者』となれるッ!!」
一晩も椅子に隠れていた甲斐があったものだと『矢』を掲げ、ウットリと見つめる男。彼はまだイチカが後ろ手に隠し持った
(スズミさんに貸してもらってて良かった……!)
銀髪の元・同僚の姿を思い浮かべた後、マシロを含む陣形を組んだメンバーとアイコンタクトを行う。
一気に駆け出したイチカを一斉に兵士が狙うがもう遅い。眩い光が彼らの目を奪う。
「『
「『
マシロの『対物ライフル』から放たれた弾丸は、寸分狂わず男の右手首に命中し、右腕パーツを破壊する。
「うぐゥッ……!?『矢』がッ!?」
「『閃光弾』……そして『狙撃』により奪還成功……っすが、状況はまだ悪いみたいっすね……」
イチカが急いで『品物』────『矢』を拾い上げ、マシロ達の下に戻ろうとした瞬間のことだった。突然にも、『矢』を持つ彼女の手のひらがパックリと割れ、おびただしいほどの『血液』が噴き出す。
「何イイイィィィ────────ッ!?!?この『出血』は……!!……ハッ!?」
『出血』に気を取られている間に、腕を撃ち抜かれた男は復帰、イチカの脊柱部を踏みつけ、動きを封じる。
「クソガキどもが……!!一丁前に『策』なんか弄しやがって……だが『矢』は無事だッ!!」
「イチカ先輩ッ!!」
イチカを踏みつけにし勝ち誇る彼に対して、イチカの『精神』は闇に沈んでいくような心地だった。
また『失敗』……!くだらないことに気を取られて皆の頑張りを無駄に……!いや、違うッ!悔いる暇があったら頭を回せッ!『仲正イチカ』ッ!!マシロが『尊敬している』と言ってくれたんだッ!!何か……何か『打開策』をッ!!
『精神』を闇の底から引っ張り上げたイチカは、どんな微かな『光』をも見逃さぬよう、這いつくばったまま辺りを見回す。そんなイチカの心と共鳴したように、『奇妙な文字列』が彼女の目に入る。
「『「エイヴィコーダ」……年齢は33歳。アランチーノ・ファミリーの幹部。ボスであるドン・アランチーノの命令により狭いシートの中に潜伏させられ「立腹」────?』」
「なッ……なんだって……!?き、貴様どうしてそれを……!!」
ポツリポツリと口を動かすイチカに、男────『エンヴィコーダ』はギョッとする。当然だ。自分を出し抜く作戦中に勝手にドジを踏み、完全に無力化したと思っていた小娘が、彼の『プロフィール』をベラベラと喋りだしたからだ。
「え……?だってそこの『手帳』に書いて……『オレはもっと「上」に行ける人間だ。このまま「矢」を手に入れた後、ドンだって「抹殺」してやる』」
「な、何を言うッ!デタラメだッ!お前たちもそんな目で見るんじゃあないッ!!」
心の内まで見透かされ、慌てて弁明するも、部下たちからの視線は冷たい。そもそもこのガキのいう『手帳』なんてものはどこにも確認できない。
「『今』っすねッ!!」
動揺によりエンヴィコーダの力が緩んだ隙に、体を回転させて脱出する。
「ハァ……ハァ……なんだかよくわからないけど……この『手帳』の使い方は『理解』したっす……そして私以外には『見えていない』ということも……!!」
そこから先の展開は早かった。この『手帳』にはどういうわけか対面した相手の『プロフィール』と『考え』がすべて書き記されている。つまり、敵の『心』を読んでいることと同義。
『俺の名は「ペイジ」。糸目のガキの後ろに回り込んでやるッ』
『「ジョーンズ」。二人がかりで不意打ちかませば余裕だぜッ』
「『後ろ』ッ……!!」
「ペゲッ!?」「ボギッ!?」
『「プラント」。「運転室」だッ!!「運転手」さえ押さえればこっちのものだッ!』
『「ボーンナム」。ひぃ~っ!!ほとぼりが冷めるまで座席の下に隠れていよう……』
「マシロッ!『運転室』に向かうヤツを撃ってくださいっすッ!!あとついでにそこの座席下のも」
「『
「ドギャスッ!?」「なぜバレたッ!?ギャンッ!」
『手帳』の『記述』がリアルタイムに次々と増えていく。もともと武力行使に長けているイチカだが、ここまで戦況がスムーズに進むことは初めてだった。なんてやりやすい『戦闘』。まるで『先生』の指揮を受けているみたいだ。
さらにそもそも『戦闘』のプロフェッショナルである正義実現委員会の力も合わさり、瞬く間に敵陣営を壊滅させていった。
「動くんじゃあねえぜッ!!オレが手に持っている『コレ』を見やがれッ!!」
敗色濃厚と悟ったエンヴィコーダが凶行に走る。
「す、すみませんイチカ先輩……!!」
エンヴィコーダは卑劣にも、イチカの後輩の一人を人質に取る。その一手は彼女らにとって『有効』に働く一手だった。彼が手に持っているものには、この場の全員にとって見覚えがあったからだ。
『ヘイロー破壊爆弾』。かつての『エデン条約調印式』でのテロにて使用された爆弾。そんなものがこの場で使用されてしまえば、生徒である彼女らはただではすまない。攻撃の手を止めるイチカたちを見て勝利を確信しほくそ笑む。
「……『要求』はなんっすか」
「『要求』ゥ?ハハハ!そんなものは決まっているッ!その『矢』を寄越せッ!!おっと!ちゃんと『投げて』渡してくれよ?お前の『スタンド』の『射程距離』に入ったら困るからなァ」
「『スタンド』?」
イチカは『矢』を投げ渡しながら、聞きなれない単語に首を傾げる。
「貴様が持ってるっていうその『手帳』のことさッ!このスカタンがッ!!人の『精神エネルギー』の結晶ッ!最も、貴様みたいに『特殊能力』に特化しているタイプは、『スタンド』そのものの
「スタ……ンド。『スタンド』ねぇ……」
『矢』を手中に収め、どうやって逃げ延びようか思案に耽っているエンヴィコーダ。それを他所に、『手帳』をちらっと見たイチカは、彼に歩み寄っていく。
『2m以内ニ近ヅケ』
『手帳』に書かれた新たな文言、これはこの場の誰でもない『スタンド』それ自体の意思だと直感で理解した。
「オイオイオイオイオイッ!トチ狂っちまったかァ!?ダボがッ!!それ以上近づけば『爆弾』のスイッチを────」
「はは……押せばいいじゃあないっすか」
実際のところ、彼女の精神はもう限界だった。いや、『理性』が限界だというべきか。普段はヴェールの奥に隠してさえいるが、彼女の精神の本質は『獰猛』。『矢』の護衛任務を邪魔され、挙句の果てには可愛い後輩を傷つけられている。そんな状況で『まずは落ち着いて話しましょう』などという余裕を持てるほど、彼女の『
「その『矢』。アンタにとっても大事なものでしょう?爆発で壊れてもいいってんなら、押せるもんなら押してみろって感じっすよ」
「……アァ、わかったよ……」
エンヴィコーダは虚ろな目で、『爆弾』を持った左腕を掲げる。明らかに正気を失っている彼の姿に、後方で見守っていたマシロ達に戦慄が走る。
「『押して』やるよオオオオオォォォォォッ!!!!!『スイッチ』とッ!!これから地獄へ向かう貴様らの『背中』をなアアアアアァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!」
マシロが銃を構えるより早く、エンヴィコーダが『スイッチ』へ指をかける。だが、それよりも早く、彼の左手が『ちぎれ飛んだ』。
イチカは見た。エンヴィコーダが『スイッチ』を押そうとする刹那、『手帳』から、まるで幼い頃読み聞かされた紙が幾重にも重ねって立体物を作る『飛び出す絵本』のように、白い機械的な『腕』が飛び出すのを!そしてそれが、ジェットエンジンを積んでいるかのようなスピードで拳を叩き込み、エンヴィコーダの左手を吹き飛ばすのを!
「言ったでしょう?『押せるもんなら』って」
しかしそれを見たイチカは冷静だった。まるで、アクセルを踏むと車が発進することが当然であるように、当たり前にそれを享受していた。そしてそれは、『手帳』のページが次々と落丁するとともに姿を現した、イチカの傍に立つ人型の
その
「ご命令ヲ……イチカ。『私』ハ『アナタ』で『アナタ』は『私』……スデニ『理解』しているハズです」
「……決まってるっす」
「まあ待てッ!!落ち着いてくれお嬢さん!!いいかよく聞けッ!!『スタンド使い』同士ってのは『
イチカは怯えてへたり込むエンヴィコーダを見下ろし、それでもがめつく『矢』に縋りつく彼に判決を下す。
「────全部壊せ」
「『
「うわああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」
『スタンド』は一瞬だけ両腕に力を籠めると、その拳はすぐにトップスピードに達した。ハヤブサのようなスピードと万力のようなパワーで何十発ものラッシュを繰り出す。
「エディィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!」
見えていないながらもマシロは、その圧倒的風圧を感じ取り、思わず目を閉じる。拳の嵐は止むことを知らず、エンヴィコーダの全身の特注装甲を『
「『牢獄』の中で反省するっすね」
イチカの言葉はもはや届いておらず、最後の一撃に耐えかねた『列車の壁』の一部とともに、時速150kmの車外に吹き飛んで行った。
イチカの頭にようやく冷静さが戻る。ここ最近で一番清々しい気分の彼女だが、エンヴィコーダの『スタンド使いは引かれ合う』という言葉が妙に気になる。ま、どうでもいいかとぐぐっと背伸びをした後、後始末の号令をかけようと手を上げかけたところで、彼女の手が止まる。
「そうだ『名前』……あなた、『名前』はあるんすか?」
『スタンド』が手を顎に当てて数秒、人差し指をピンと伸ばして答える。
「『チケット・ゥ・エデン』」
「……はぁ……一緒に『地獄』に行くっすよ……」
#004 『地獄行き超特急』了
スタンド名『地獄への片道切符《チケット・ゥ・エデン》』
本体『仲正イチカ』
破壊力:E スピード:E 射程距離:B
持続力:A 精密動作性:C 成長性:B
破壊力:A スピード:B 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:E 成長性:B
『手帳』から『人型』へ切り替えることができる珍しいタイプの『スタンド』。『手帳』の時の能力は、『接触』もしくは『目を合わせた』人物の情報が全て書き出されるというもの。『人型』になると特別な能力はなくなりシンプルな『近距離パワー型』スタンドに変貌する。ちなみに姿を入れ替える度に『手帳』は『白紙』になる。
『石の矢』
才覚ある者の『スタンド能力』を開花させる謎の矢。列車の『矢』は粉みじんになったが、『情報が漏れた時点で即刻破壊せよ』との命令だったため問題ナシ。キヴォトス内には同様の『矢』が数本存在。