ポケモンゲットができない! 作:あいう
俺の家に連れ込み、色々と話をする。ミュウツーはいつの間にかあそこに存在していたらしい。話をよく聞いてみても理解ができなかった。別に馬鹿なことを認めている訳では無いが、それでも不可解なことに代わりはない。
「それで、お前はこれからどうすんの?」
「私は……そうだな。助けてもらった礼だ、お供してやる」
「……え、別にいらない」
「???何故だ……」
「いやだってねぇ〜、お前が俺にお供したところでデメリットの方が勝ってしまうんだよ……」
「……本気で言っているのか」
「当ったり前ですやん。俺とて命を狙われるのは避けたいんだ……痛っ!ちょ、まって。痛だだだ!ふざけるな?バッキャロー!俺が可哀想だろぉ!」
渋々、ミュウツーをお供にすることにした。伝説ポケモンを持つということは、大いなる責任を持つことに他ならない。そこまでは耐えられた。しかし、ここからがいけない。狙われるのだ。名も知らない一般人がめっちゃ強いポケモンをもっている……?殺そう、といった野蛮な奴らが集まってしまう。
落ち着きを取り戻し、再度ミュウツーと向き直る
「わかった、いいだろう。お前を仲間として認めてやる……だが!マチエールやハンサムの前には姿を現すなよ……絶対だぞ、フリじゃねぇぞ……」
それを聞いたこいつは、面倒くさそうに首を振る。本当にわかっているのか、心配だ。今、ハンサムの元に戻ることはできない。少なからず、ハンサムとの関係は勘付かれているはずだ。だから、メールであの時判明した事実を送信しておく。もちろん、ミュウツーのことは伏せて。
レスポンスが返ってくる。だが、それに返答はしない。生きていることにするよりも死んでいることにした方がいい。幸い、まだフラダリラボを脱出したとは、連絡していないからな。その後は、適当に過ごした。ミュウツーに警護を任せ、時に盗みを働いてもらい、ニートのように過ごしていた。
1週間ほど経過しただろうか?そろそろ、働こうと思った。鉛のように重くなってしまった腰をあげる。片足が地面にピッタリくっついた時、怠惰の精神が台頭する。
あぁ、眠、少しだけ眠ろう
く、少しだけ眠ろうと思っていたら、一日を寝過ごしたではないか……
だが、そろそろ動かなくては五月病が治らなくなってしまう。この世界でニートは……いやこの世界でなくともニートは淘汰されるべき存在として弾圧されてしまうからな。
兎にも角にも、外に出なくてはいけない。そうおもったので、痺れてもいないのに動かない腕を動かして、ドアノブを回す。
月が満ちかけている、綺麗だと思い写真に収めた。いつもなら、気にもならないが久しぶりの外は全てが新しく見えた。
うわ、最悪ですわ。熱唱してたら、後ろに人がいました……笑