ポケモンゲットができない! 作:あいう
戦闘描写を書きたかったのもあります
サルミアッキとガムを食い、ハンサムの家までとぼとぼと歩き出す。あー、めんどくせぇ。慣れてしまったミアレを闊歩する。あの新鮮に感じられた街並みも失ってしまった。普遍的な街並みだ。何か変化が起きないか、あの時みたいなことが起きないか期待していた。
ガチャと音を鳴らし、ドアを開ける。鍵は貰っていたのですぐだった。室内に片足を突っ込んだ時、背後から敵意を感じた。すぐに振り返り、臨戦態勢を取ろうとしたときに声をかけられる。
あれ?お前……何してたの、と少し甲高い声で聞かれる。ハンサムでは無いのが救いだと思っていた。
しかし、それは間違いだ。久しぶりだなと、親しみを込めてハグをしようとすると、鳩尾に向かって、強烈なパンチを食らう。息ができない、ダメージが継続している、あれは1本拳だ。首を手で押さえて、息ができないのを改善しようとしていた所、今度は脛に激痛が走る。あまりの痛みに呼吸ができるようになる。これがショック治療かと考えた。呼吸を整える暇もなく、次の攻撃が襲ってくる。
目を瞑り、攻撃に備えて、急所を守っていると中々来ない。不思議に思い、目を開けると、六法全書を振りかざす姿が見えた。あぁ、死に場所はここだったか……
鈍い音が頭から聞こえる、それと同時に意識を手放した。
痛い、痛すぎる。あれから、2時間が経過したことを時計で確認する。そして、まだ病院に運ばれていないことに驚く。六法全書だぞ……あの分厚いことしか取り柄のない六法全書だぞ……!狂っている。早くこの場から逃げなくてはいけない。だが、まだ何か見落としている気がする。しかし、今この状況で頭が回るはずもなかった。
「どこにいくんですか……話はまだ終わっていません」
今、もっとも聞きたくない声が入口から聞こえる
「……は、話だと……あれはただの蹂躙だったろ!」
まずいな、殺される。すぐそこに死を感じた。空気がピリついて、殺気が充満していた。体が警鐘を鳴らしている。直ぐに逃げなくてはいけない。
彼女が対角線に存在しているこの状況をまずはどうにかしなくてはならない。ドアに私の方が若干近い状態をつくり、彼女を少しずらすことができれば、逃げ出すことができるだろう。それが難しいのだが。
もこおに思考盗聴されている危険性がある。だから、まずはもこおをこの手に収める必要あり
「……ハンサムが帰ってくるまで暇だ。もこおをこちらに渡してくれないか?」
「……まぁいいよ」
ばかめ、これで第1条件は達成された。次は、ドア近くに移動することだ。自分が持っていたハンカチを落とす。それを拾いに行く振りをして、脱走に成功した。
これからは、何か美味しいものを見つけたら投稿するか……
次回からストーリー行きます