ポケモンゲットができない! 作:あいう
セレナ視点です。解釈違いしか生まれないと思いますが、それは彼女視点の主人公を客観的に見せるためです
シャラシティに向かう間の道は、まるで遺跡の跡地だ。石が林立して、地面には連立した石があった。無造作に生えた雑草を誰も狩っていないため、虫除けスプレーを忘れずにかけた。
これで安心だ。そう思って右足を踏み出して草むらを突っ切ろうとした時、柔らかさと弾力性を感じた。気のせいだと思い、左足を動かすと、ゴツゴツとした感触に変化する。
それに驚き、すぐに右足をどけようとしたらゴツゴツしたした足場がぐらっと動き、転けてしまう。それも臀部から。痛みを覚悟して目を瞑ったが、丸みを帯びた石……いや人間の頭がクッションとなり、ダメージを軽減した。彼は……増大しただろうが。
いったぁと嘆くと、私が踏みつけた人間がドタバタと暴れていた。何に怯えているんだろう。そう思って顔を覗こうとすると、顔が埋まっていることに気がつく。
やってしまった。そう思ってすぐに顔を引っこ抜く。そうすると、すぐに体全体を激しく揺らし始めた。何匹かの虫は振り解けたが、あと2、3匹残っていた。助けてくれっ!と惨めったらしく言うもんで、ここで見捨てる訳にもいかなかった。
感謝の言葉を期待したが、そもそも私が悪かったことを思い出し、強要しようとした言葉を呑み込んだ。ん?でも、なんで草むらの中で這いつくばっていたのだろう?
そう思っていると、話しかけられる。その人物は私が以前助けた男性で、何故か私の名前も知っていたので警戒した。が、彼は私のファンらしいので、気分を良くしてしまう。更には、バトルに勝ったら、昼飯を奢ってくれるらしいではないか……
何にしようかなと思って、先発の子を決めていると、彼はキバゴを雑に投げた。えぇ?と思っていると、見事なまでの着地を決めた。しかし、キバゴは私でもわかるほどに怒っていた。ごめんと謝っていたあと、その顔はどこかニヤけていた。それはどこか慢心しているようだった。まさかとは思うが、私に勝つつもりでいるのだろうか。舐められている。そう思うと、今まで以上に倒すという気持ちが強くなった。
いざ戦うとなった時、マフォクシーを最初に繰り出した。予想通りに言う顔だ。何か引っかかる。だが、その雑音を無視した。それが負ける可能性になり得るから。
「キバゴ、龍舞だ!」
1発は耐えると思っているのだろう。最終進化と2段進化前。勝負は明らかだが、まずいと思った。この子の目の奥に宿るギラつきが、ただものじゃない。だから、勝たせてもらう。
「……勝った、」
そう呟くと、「なに?」と疑問を問いかけてくる。すると、私の考えに思い至ったのか「……キバゴ、すぐに挑発だ!」と言った。
「一手……遅れましたね、マフォクシー。アンコールです」
絶対的な強制力をもつこの技に対抗できる手段は……あの人らには持ち合わせていない。それは顔色と声色から判断した。
その後はただ、蹂躙するだけだった。
ミアレシティに戻った私は、とりあえずオムライスとケーキとドリンクを頼んだ。彼は苦虫を噛み潰したような表情をしていた。
「……あぁそうそう、聞きたかったんですけど、なんで這いつくばっていたんですか?」
「……腹が減っててな、立ち上がって動く気力がなかったんだ……」
「ふーん?……え、じゃあなんで注文しないんですか?」
「ふ……気づいてるくせに…金がね……金がないんだ。君が頼んだ、それで……ギリだ。」
「ふーん……あ、店員さん、これも追加で」
「オイィィィ、なにしてんの、話聞いてた?ねぇ!」
とても、困惑した表情でこちらを見ていた。
「……金がないなら、そこら辺のトレーナーから貰ってきてくださいよ……バトルに勝利して」
「こんのクソガキ……」
そう言うと彼は、店を出て20分後位に帰ってくる、とても満足そうに勝ち誇った顔で。何やら、富豪のトレーナーがいたらしくそいつからかなりの額を奪い取ったらしい。何度も再戦を挑まれたらしいが、その度に勝ち金を増やしていったらしい。
「へぇー、良かったですね。所でなんですけど、キバゴ1匹で勝ち進むのは難しいと思いますよ?」
「……君は知らないかもしれないが、この子は本来は強いんだ。偶々噛み合わなかっただけでね……」
「ふーん?」
「まさか、アンコールとかいう搦手を使う人には見えなくてね」
???
この人は何を言っているのだろう、アンコールはオーソドックスな手段だ。
「アンコールがマイナー?何言ってるんですか、あなたもまともに育っているはずなら、逆にこういう技を使わない方が異端ですよ……」
「「……え?」」
はい、ポケモン世界の住民を強化しました。
ミュウツーが強いならよぉ、他を強くすればいいってわけよ
これで、ノーベル賞は俺んもんだぜ
手持ちを増やすべきか
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はい
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いいえ