ポケモンゲットができない!   作:あいう

9 / 11
オカマニは、どういった性格にすればいいんだ……わからない




9……風邪が悪化しました、つれえわ。近況報告だな……これ

 

ゴースとはぐれた状況を聞いておきたい。あの報告書には書かれていなかったからだ。笑みを浮かべながら話しかけると、少しは緊張が解けたのだろう。言葉に詰まりながらだが、詳細を話してくれた。

 

ちょうど、頼んでいたものが届いた。雑談をしながら、一緒に食べて、仲良くなれた気がする。料金を払いたくなかったが、謝罪の意味も込めて、彼女の分も払う。ハンサムに殺される、そう思いながらお金を出した手がプルプルと震えていた。その様子を店員に笑われる。

 

飯を食べ終えたあと、彼女の歩幅に合わせる。なぜから、ゴース以外にも聞きたいことがあったからだ。フレア団のことだ。彼らの一般市民からの評価が聞きたかった。違和感がないように、自然にフレア団の話に持っていく。そこで聞いてみたところ、別になんとも思っていなさそうだった。予想通りだといえば、予想通りだが面白味に欠けるな。

 

10分ほど歩き、最初の場所に戻ってくる。俺のことを脅かしたゴースはもうそこにはいなかった。ゴースは墓地や暗い場所に現れる印象がある。だから、まずは建物の軒下に行くことにした。

 

いた。普通にいた、あれが彼女のゴースかは不明だが、普通にいた。彼女は驚いた様子であちらへと向かい、ゴースと交渉をしていた。恐らく、話がまとまったのだろう。渋々着いてくるゴースとご満悦な表情の彼女がこちらへとやってくる。

 

「どうなったんだい?」

 

「えっとですね、友達が欲しかったみたいで……ありがとうございます、それでえっとお願いが……」

 

「あ〜そういう……いや俺持ってないっすよ。ポケモン」

 

「いやあの、うそ……ですよね」

 

「うううっ、実は……かくかくしかじか」

 

事情を説明しても、信じて貰えなかったし、悲しまれた。そんなに私と友達になりたくないんですか……と。あまりに周りから見た俺がカス過ぎたので、必死に弁明をする。

 

「待ってくれ、そんなつもりじゃなかった!

本当なんだ、信じてくれ!」

 

「……いいです、もう」悲しそうな表情と怒りが少し籠った様子で歩き出してしまう。

「待ってくれぇ!」そう言ったあと、膝から崩れ落ちて倒れ伏す

 

惨めな様子を見て、可哀想に思ったのかは知らないが、立ち止まって、こちらに近づいてくる。少し俺の前に立ち塞がったあと、腕を掴んでどこかに連れ出すように歩いていく。あまりに急な出来事だったため、抵抗ができなかった。

 

人気のないところに連れていかれたあと、ナイフを首元に添え始める。何が起こったのか理解ができなかったが、すぐに理解する、してしまう。

 

「…ひっ…なっ何をするんだ!」

 

「う、動いたら殺します、生意気だからです。大声出しても殺します、うるさいからです。私を馬鹿にしたら殺します、傷つくからです。」

 

「別に君に何もしてないだろ……!」

 

「……ぅるさい…です、あなたのせいです。あなたが、ポケモンを素直に出さないのがいけないんです!」

 

「だからァー……本当だって言ってんじゃん!」

 

「う、うそです、い、いっ今の時代、ポケモンを持っていない人なんていません、しょ、証拠はあるんですか、殺しますわ!」ナイフを振りかざす。

 

「証拠……?見たきゃ見せてやるよ……」悠々とズボンに入ってあるスマホを取り出して、図鑑を見せる。そこには、捕まえたポケモンの数0と、無慈悲な記録が残っていた。

 

唖然とした表情を浮かべた彼女は、スマホと顔を交互に見る。そして、素直に謝った。しかし、誤解が解けて良かったねで終わる話ではない

 

「それで……なんであんなことしちゃったの……」

 

「実は……私、友達があんまいなくて……私は、ただ……う゛わぁ゛ーん」

 

彼女が落ち着きを取り戻した時に、再度聞いてみたところ、友達になれそうだったのに、嘘みたいな話で断られて殺意の波動に目覚めたらしい。やはり、ポケモンはゲットしなくては……マスターボールを入手するために頑張ろうと思える出来事だった。

 

そのあと、連絡先を交換した俺らはまた来週に会う約束をする。今回の出来事が終わり、ハンサムハウスへと戻る。俺の借りてた部屋の賃金が勿体ないなと思いながら、ドアを開ける。そこには、マチエールが勉強をしていた形跡が残っている。腕を枕に眠りについていた。

 

ハンサムを探そうと周りを見渡した時、テーブルの上にメモが置いてあることに気がつく。えっーと、なになに

 

『最近、ギャングの動きがどうも怪しい。調べてこい』

 

やはり、大人はクソだ。断れないように、口頭で言わないだなんて……汚いぞ。しかし、この出来事には心当たりがある。マチエールだ。彼女があの場所からいなくなってしまったが為に起きた出来事のはずだ。ハンサムにそのことを伝え、念の為確認に行く。

 

 

 

 

全然、違かった。普通にギャングだった。まずい、死ぬ。ピカピカと目まぐるしいほどに技がぶつかり合う。調べた感じ、自然に起きたギャング同士の抗争らしいので、このことをハンサムに伝えるべく、ここから逃げ出そうと画策する。ここは、倉庫で出入口が2つしかない。逃げ出そうにも、真ん中に位置しているため、そう簡単には逃げられない。ふっ……死んだな

 

 




恋愛パートにいきましたが、次回は戻るはずです。どうでした?
ふざけることが難しかったので、真面目に書きましたが……いや、真面目なのか?





恋愛描写を入れます。誰がいいですか

  • セレナ
  • オカルトマニア
  • カルネ
  • デウロ
  • サナ
  • 全員
  • いなくてもいいんじゃね?私はこれです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。