『異種族玩具店(アダルトショップ)の店主はインキュバス』 作:微糖コーヒー
「……よし、内装は完璧だ」
アンパルの歓楽街の一角。俺は新しく構えた店舗『ドリーム・ツールズ(夢の道具屋)』のカウンターで満足げに頷いた。
魔法回路を組み込んだショーケースには、最新の『マジカル・エクステンション』や『低反発スライム・オナホ』が美しく並んでいる。
だが、店を経営し、研究を加速させ、さらに夜の街へレビュー(実戦)に出かけるには、俺一人では手が足りない。
特に、魔道具の「安全性試験」と、俺自身の溜まりに溜まった「魔力(精液)の定期排出」を任せられる、口の堅いパートナーが必要だった。
そこで雇ったのが、彼女だ。
「ゼクス様、棚卸しと魔石の充填、終わりましたよ。あと、新作の『三連反転バイブ』ですけど、第4術式の振動周期がハーフリングの感覚だと少しノイズに感じます。修正案、出しておきますね」
テキパキと書類を整理するのは、ハーフリングの女性、リリ。
栗色の癖毛をポニーテールにし、エプロン姿で脚立を上り下りする彼女は、見た目こそ十代前半の幼さを残しているが、実はハーフリング特有の「手先の器用さ」と、前職の「魔道具ギルド事務員」としての冷徹なまでの事務処理能力を併せ持つ、超有能な逸材だ。
「助かるよ、リリ。……で、例の件はどうだ?」
俺が声を潜めると、リリは手に持っていたバインダーを「パチン」と閉じ、無表情のまま俺を見上げた。
「……『デバッグ』ですね。承知しています。それが私の契約項目の一つですから」
デバッグ作業:インキュバスの魔力排出(実務)
閉店後。店の奥にある、防音魔法を完備した「特殊研究室」にて。
リリは慣れた手つきで服を脱ぎ、俺が開発した最新の『全身刺激用・多機能マジカル・スーツ』を身に纏う。
「さあ、ゼクス様。今日は……ハーフリングの『鋭敏な五感』を使った、耐性テストの日ですよね?」
「ああ。俺のインキュバスとしての魔力が、道具(デバイス)を介してどれだけ相手に『純粋な快感』として伝達されるか。そのロス率を測定したい」
俺はリリをベッドに誘い、彼女の小さな体に手をかける。
ハーフリングという種族は、総じて感覚が鋭い。少しの刺激でも過剰に反応するため、デバッガーとしては最高峰だ。
「んっ……あぁ、これ……魔力回路が、直接脳を……叩いて、くる……っ!」
「リリ、そのまま。俺が直接流し込む魔力と、道具による物理振動。どちらがより『意識を飛ばせるか』を比較する」
俺はリリの柔らかな身体を抱き寄せ、インキュバスの本能を解放する。
彼女は俺の「性欲発散用」としての役割を、淡々と、しかし情熱的にこなしていく。
絶頂の最中でも、彼女は魔力測定器の数値をチラリと確認し、「……っ! 今の波形……最高、です……記録……して……!」と喘ぐ。
「……お前、本当に仕事熱心だな」
「当然です……。ゼクス様の『道具』で、世界中の、男女が……救われるんですから。そのための、検体になるのは……私の誇り、です……あぁぁぁぁっ!」
ハーフリング特有の、小さくも起伏の激しい体躯が、俺の腕の中で激しく震える。
インキュバスの重厚な一撃を受け止めるたび、リリの瞳は快楽で潤み、同時に「開発者への尊敬」という名の熱を帯びていく。
翌朝:冷徹な秘書の顔
「おはようございます、ゼクス様。昨夜のデータに基づき、第2回路のバイパスを強化しました。これで『マジカル・ちんぽ』の連射性能は20%向上します」
昨夜、あれほど激しく鳴いていたのが嘘のように、朝のリリは完璧な秘書の顔に戻っていた。
俺のマグカップに熱いコーヒーを注ぎながら、彼女は淡々と続ける。
「それと、ゼクス様の昨夜の射出量ですが、平均より15%多かったです。ストレスが溜まっているようですので、今夜も『デバッグ』が必要ですね。……あ、スケジュールは空けておきましたから」
「……お前、もしかして楽しんでないか?」
「何のことでしょう。私はただ、店主のコンディション管理をしているだけです。……それとも、ハーフリングの私では、サキュバス嬢に比べて物足りませんか?」
ふっと、リリが少しだけ寂しげに、そして挑発的に首を傾げる。
その瞳の奥には、事務的な契約を超えた、深い独占欲が見え隠れしていた。
「……いや、お前が一番だ。少なくとも、俺の『こだわり』を理解してくれるのはお前しかいない」
「……なら、いいんです。さあ、今日は『人魚族向け・完全防水モデル』の試作日ですよ。早く作業場へ」
有能なハーフリングの秘書に尻を叩かれながら、俺は苦笑する。
どうやら、この店を大きくし、世界中の風俗を制覇する道のりには、彼女の「厳しいデバッグ」が欠かせないものになりそうだ。
ステータス更新:リリ
種族: ハーフリング
役割: 店員兼、主任デバッガー兼、ゼクスの「魔力処理」担当。
性格: クールで有能。だがゼクスに対しては非常に執着心が強く、彼が他の種族(サキュバス等)を熱心に研究しすぎると、デバッグと称して激しいお返し(逆レイプ気味の奉仕)を要求することがある。
能力: 『精密操作』。魔道具の細かな調整に関しては、ゼクス以上の精度を誇る。