『異種族玩具店(アダルトショップ)の店主はインキュバス』   作:微糖コーヒー

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第5話:深淵を覗く者は、人魚にも覗かれている

 

 

 「……無理だ。水圧で回路がショートする。それに、この『スライム・シリコン』は水中だとふやけて感度が死ぬぞ」

 

 作業場に設置した大型の水槽を前に、俺は頭を抱えていた。

 

 次なるターゲットは、海底都市に住む「人魚族」。彼女たちは陸の風俗嬢とは一線を画す美貌と、水中でしか味わえない独特の浮遊感を持っている。だが、その市場を開拓するには、致命的な問題があった。

 

 「ゼクス様、ため息を吐く暇があったら、この『ラミア族の脱皮殻』を試してください。防水性と伸縮性、そして……何より、水流を逃がす微細な鱗構造が、水中の摩擦不足を補います」

 

 リリが差し出してきたのは、ヌラリと光る半透明の素材だ。

 

 彼女は今、俺の膝の間に割り込み、新作の『人魚専用・高圧吸引バイブ』の防水パッキンを、その器用な指先で調整している。

 

 「……リリ、お前、ラミアの殻なんてどこで手に入れた?」

 

「昨夜、ゼクス様が寝ている間に、隣町の素材屋を脅し……いえ、交渉して買い叩いてきました。ハーフリングのネットワークを舐めないでください」

 

 彼女は事もなげに言うと、そのまま俺の股間に手を伸ばした。

 

 「それよりゼクス様、水中での使用感を想定して、私の『中』で防水テストを行いましょう。人魚の粘膜密度を魔法で再現した状態での、最終デバッグです」

 

 デバッグ:水圧と感度の臨界点

 

 俺たちは水深魔法をかけた特殊な浴槽へと移動した。

 

 リリは水中で髪をなびかせ、俺の腰にしがみつく。彼女の肌は、ハーフリング特有の吸い付くような質感を保ったまま、水の抵抗でさらに密着度を増していた。

 

 「……っ、起動します。出力、三……五……八……! あぁっ、ラミアの鱗が……内壁を、細かく……掻いて……っ!」

 

 「どうだリリ! 水中特有の『音の伝わりやすさ』が、振動を増幅させているはずだ!」

 

 「はい……っ、耳の奥まで、震えて……脳が、溶けそう……! ゼクス様、このまま……直接、あなたの『本物』に……防水コーティングをして……っ」

 

 水中という抵抗の大きい環境。だが、俺が開発した『ラミア・スキン』を装着した「マジカル・ちんぽ」は、水の抵抗を推進力(快楽)に変え、リリの最奥を容赦なく突き上げる。

 

 インキュバスの魔力が、水中で青白く放電し、彼女の小さな身体を幾度も跳ねさせた。

 

 「……ふぅ。データは取れた。水中での伝達効率、陸上の1.2倍。これなら人魚(あいつら)も納得するはずだ」

 

 「……っ、ハァ……ハァ……。ゼクス様、今のは……100点、です。でも、私の体温が、上がりすぎて……水が、お湯に、なっちゃいましたね……」

 

 リリは蕩けた瞳で俺を見上げ、耳元で「おかわり、です」と囁いた。

 

 商談:海底の女王との接触

 

 数日後。俺は特注の潜水魔法を施したスーツを着て、アンパル近海にある海底風俗店『ポセイドンの抱擁』を訪れていた。

 

 目の前に座るのは、このエリアを仕切る人魚族のマネージャー。

 

 「……ほう。これが、陸で噂の『魔道具』かい?」

 

 彼女が手に取ったのは、俺とリリが命(と精液)を削って開発した、人魚特化型・多機能深度マッサージャー『リヴァイアサンの咆哮』。

 

 「ただの振動具じゃありません。これは『水流操作魔法』を内蔵し、局所にピンポイントで『螺旋状の渦』を発生させます。手や舌では不可能な、全方位からの加圧刺激……。人魚の皆様なら、その価値がわかるはずだ」

 

 マネージャーは疑わしげにスイッチを入れた。

 

 その瞬間、店内に「ギュイィィン」という重厚な低音が響き、周囲の海水が目に見えて歪み、渦を巻く。

 

 「……っ!? な、なんだい、この吸い付きは……! まるで、巨大なダイオウイカに丸呑みにされているような……いや、それ以上に……っ!」

 

 彼女の尾びれが、快楽のあまりバタバタと激しく水を叩く。

 

 海底の静寂の中に、人魚の艶めかしい声が響き渡った。

 

 本日の収支

 

 売上: 海底金貨80枚(陸上の金貨120枚相当)

 

 契約: 人魚族専用ギルドとの独占供給契約を締結。

 

 副産物: 人魚の涙(高級ポーション材料)をバケツ一杯分。

 

 「……ふぅ、これでまた一つ、種族の壁を壊したな」

 

 地上に戻ると、リリがいつもの無表情(だが少しだけ頬が赤い)で出迎えてくれた。

 

 「おかえりなさい、ゼクス様。人魚たちとの『癒着』は済みましたか? 次は……空からのお客様、天使族(?)が『聖なる刺激』を求めて来訪しています。至急、デバッグ用の精液を充填しておいてください」

 

 「……休む暇もないな。だが、それがいい」

 

 俺はリリの腰を引き寄せ、次なる「聖なる開発」に向けて、インキュバスの情熱を燃え上がらせた。

 

 

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